20160301

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフ◆飛ばしの極意 2


この飛ばしの極意は実は昔から変わりません。

100年以上も前から同じです。

近年になって ロフトを正しく立てる というところから
どんどんと遠ざかるスイング理論になっている要因の一つに
クラブもあると思います。

ヘッド重量が少なくなる、
シャフトがどんどん硬くなる
最近ではシャフトは硬くなるだけでなく
         無機質感が強くなっている
そんな気もします。

それらはすべて 回転力の源
もしくは 回転力の補助の欠乏につながっていきます。
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昨日の記事で書いた
如何に打ち手がイメージの中で
水平(横)方向に自分(腕や肩)でクラブを動かしたがっているか

という原因になっているかと思います。
クラブは持った打ち手が向きを変えるだけで
補助や補足はしても、打ち手がクラブを意識的に
横に動かすことはほとんどありません。
まして ヘッドスピードという
水平(横)方向の移動速度を計測する
 そのことに対しては ほぼ一切 何もしません。
その感覚は今のゴルファーにはほとんどないと思います。

これらのことが ある程度理解できると
ゴルフスイングとゴルフクラブの構造には矛盾がなく
ほぼ完成されたものである
 ということに気づきます。
私個人はゴルフのスイングやクラブの一般的な常識に
全くとらわれず自由に考えていました。
そのうえで もっと簡単に、もっとインチキのできる
構造や形状を追い求めていましたが、
結局のところ、先人たちの作ったクラブの構造や形状を
容認し、強化しただけに過ぎません。
   ちょっと悔しかった…ですけどね。





クラブヘッドは お尻なども含めたフットワークに
よって移動させる訳なのですが、
それと同調させるため、同時進行させるため
腕の役割は
「クラブを動かさないために、クラブを動かす」のです。

ゴルフスイングは クラブ単体を動かすのではなく
それを持った自分が向きを変えることによって動きます。

しかし、ゴルフクラブは
ボールを少ない力で、安定して、目標方向に
撃たせるために 打ち手を動かす(動かさせる)構造に
特化しているため、
その構造を理解して 腕さばきによって
体の動きの同調して動く…クラブだけが動かない
ように補足して動かしていなければなりません。
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例えば
 ダウンスイング…
ダウンスイングという動作の肝になるのは
前傾姿勢と体の向きの兼ね合わせ、絡み合い から
体の左右の 左半身の方が右半身よりも低い
というところがポイントです。
となると 自然な形で
 ヘッドはややシャット気味 
がその状態でのスクエア(スタンダード)に
なるわけです。

ゴルフクラブはシャフトの接続部であるヘッドのヒール部
に対し、トゥ部というところに重量が集中した
L字型の構造をしています。

重量というのは
運動が始まる時は特に
そこに留まるエネルギーを重量分発揮します。

つまり 放っておくと
体を動かしてグリップが動き、その結果
移動した分のヘッドのヒール部に対して
重量の集中しているトゥ部はそこに留まろうとする…
フェースが開こう(フェースが空を向く)
としたがるわけです。

それらを総合していくと
ナチュラルなシャット状態を維持するのには
その分だけ ヘッドを意識的にシャットに
少々強調して行っておかないと
そのままの姿勢は保てない のです。

重量によって シャフトを基点に
時計回りしたがるトゥ部に対し
やや 反時計回りの力⒲をかけておかないと
そのままの姿勢は保てないのです。

動かそうとすることによって 動かさない
とはこういうことを指します。

そうですね
動く電車の中で 吊革につかまらず立っている
直立に近い姿勢を保つには
進行方向に対し 少々体を傾けていないと
直立は保てない ということと似ています。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります