日本オープンをキャンセルした岩田プロに対して、JGAが制裁を課したという記事に対して、不審に感じる人が多いかも知れない。
申し込みはしたが、都合が悪くなってキャンセルする。ごく一般的な行為のように見えるので、何でいけないの?と思われるのであろう。
日本オープンという国内ゴルフ競技の中で最高に権威のある大会には、参加したいと思う人が大勢いるが、簡単には参加資格が得られない事を考えれば、キャンセルが迷惑であると理解してもらえるのではないだろうか?(例えば、宿泊予約のように、お金で片づく問題ではないのである。)
明文化が無い部分の処分裁定に対して、問題を提起する人もいるだろうが、ゴルフと云う競技は競技場内の球技と異なり、明文化出来ない事象も多く、自分で判断する事が基本となっている。その判断基準で大事なのは、自分に有利な判定はしない、他人に迷惑を掛けない、などである。
このエントリー・キャンセル問題も、自然相手でもあるゴルフ競技の本質・精神から見て、JGAの判定が妥当と考えるゴルフ関係者が大半であろう。そしてプロは全ての面で模範になるべきだという事もあり、岩田プロはこの査定を受け入れたのである。
from スーツマンのゴルフ競技挑戦