20151014

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 脳内イメージ 8◇ヘッドを振らない…の大敵


ゴルフスイングやクラブの扱いは
写真やビデオなどの視覚情報の間違ったイメージから
グリップを支点にヘッドを振るもの と思い込みがちです。

ところが、
重量とはそこに留まろうとするエネルギーとも
言い換えられる訳で、
クラブが移動するのはそれを持った打ち手が
体の向きを変える のが原動力ですから
ゴルフクラブの先端にはヘッドと言う特出した重量が
備えられている分
先端の方がたくさん動くというのは間違いなのです。

重さの特出した部分をたくさん動かす ということは
ゴルフクラブで言うと グリップの移動を止める
ということとと同じ意味です。

グリップを止める ということは結果、
 ⇒クラブを上に向かって振る 
  ⇒ヘッドの重量が使えない
  ⇒ロフトがなくなる
  ⇒体重が右に残る
 ⇒体を左に向けてから打つ
  ⇒ボールが左に飛ぶ
  ⇒体が上を向く

が必ず付いて回ります。

例えば ラフからボールを打つ時
草がヘッドに絡まるから
ヘッドが閉じ ミスになる という
まるで常識のようになったセオリーがありますが
実態は グリップの移動を止めヘッドを振ろうとする
動きが強くなるので、ロフトがなくなったり
軌道が正しく当たる場所から外れる
出会ったりするのです。
スナップショット 2 (2015-09-24 17-52)

スイングのイメージの中で
上から見た円 というのは
人間の単純な発想で縦横とイコールなので
掴みやすいのですが
前傾姿勢があり そのイメージの中の縦横に
傾きが付いているという点で
ヘッドを縦に、上下に振る というイメージの修正は
容易ではありません。

多くの方のアプローチなどを見ていても
ボールが低いところ(地面にある)というのもあり
クラブを縦に振る感覚はなかなか取り去ることが
出来ないようです。

体の向きをちゃんとフットワークで変えれば
こと 地面に対しては
体を右、左に向ければ その量に応じてですが、
ヘッドは地面から離れる
即ち 高くなる という事です。
これを 前傾姿勢分、前傾姿勢できる傾きを
基準面~平らな面とすると
腕を一切使わず 体向きだけを変えるだけで
1206-07その面に上にすべてのものが乗って
移動していたとしても 
実際にはヘッドは地面より離れ
高くなります。
でも 動作としては体の向きの移動での
横への動作です。
動作として『上げ下げ』している訳では
ないのです。
クラブを上げたり 下げたり する事前のイメージが
スイング自体を壊し
クラブの機能を使う事を放棄することになるのです。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります