20150930

ゴルフ大好きおやじの「GOLF DIARY」: 米ツアープレーオフ最終戦はスピースが勝ち、再逆転で最年少年間王者に輝く!!

米国男子プレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」(米ジョージア州・イーストレイクGC)は、最終日2位に1打差の首位から出たジョーダン・スピースが、4バーディ3ボギーの「69」で回り、通算9アンダーとして逃げ切り、今季5勝目を飾るとともに、シリーズ史上最年少(22歳)で年間王者の座に輝き、1000万ドル(約12億円)のビッグボーナスを手に入れた。4打差2位タイにはダニー・リー(ニュージーランド)とジャスティン・ローズ(イングランド)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の3人。5打差5位タイにバッバ・ワトソン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ポール・ケイシー(英)が続いた。前週からの連勝でシリーズ3勝目を狙ったジェイソン・デイ(豪)は通算2アンダー10位タイ。世界No.2のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算1オーバー16位タイ。松山英樹は通算イーブンパーの12位タイで今シーズンを終えた。
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「ザ・ツアー選手権byコカ・コーラ」成績
今シーズンの最終戦は、やはりスピースが締めくくった。今季「マスターズ」「全米オープン」とメジャー大会2勝を含むツアー4勝を挙げ、「全英オープン」で4位タイ、「全米プロ」で2位と、まさにスピースのシーズンだったが、プレーオフに入り2戦連続予選落ち。その間にジェイソン・デイがプレーオフで2勝し、FedExランキングでも世界ランキングでも1位を奪われてしまったが、シリーズ最終戦で今季5勝得mを挙げ、FedExランキングも世界ランキングも1位を奪いかえして、圧倒的なシーズンを締めくくった。そして、今シーズン、フェデックス・カップのボーナス1000万ドル(約12億円)を含まず、大会の賞金だけで1203万465ドル(約14億5000万円)を獲得し、PGAツアーのシーズン獲得賞金最高額を22歳にして更新した。
と、22歳のニューヒーローが誕生したが、今季の米ツアーは1990年前後生まれの20代の強力なライバル達も出現した。ここ数年世界ランキング1位をキープしていたマキロイもまだ26歳。もっと若いスピースの出現により、これまで期待されながらも、もう一歩上に上がれていなかったジェイソン・デイやリッキー・ファウワーも彼に刺激されたように今季はそれぞれ5勝(内メジャー1勝)、2勝を挙げ、メディアでは彼ら4人を「ビッグ4」と呼ぶ。そしてその中に割って入ろうとしているのが、今季は1勝もできなかったが23歳の松山英樹と、今季米ツアー初優勝し、プレーオフ最終戦でも2位タイに入った25歳のダニー・リー(ニュージーランド/韓国)。来年はオリンピックもあり、間違いなく彼らが金メダルを争うことになるだろう。日本男子ツアーと違って、米ツアーは今、最高に面白い!! from ゴルフ大好きおやじの「GOLF DIARY」