20150814

ModernSwing21: テイクバックで左脇が縮む


Question

ゴルフを初めて1年弱でなかなか100が切れないです。
そこでスイングの見直しをするためにプロのスローモーションをと
自分のスイングを鏡を見ながら確認していたところ
プロのテイクバックからトップにかけて左脇腹が全然縮んでいないのですが
自分のテイクバックからトップにかけて左脇腹を確認すると
かなり脇腹が縮んでいることがわかりました。

ゴルフのテイクバックは肩を水平、胸を回す、
背中の大きな筋肉を使って1ピースで上げるなどありますが
どのようなことを気を付けておりますでしょうか。

また最後にアドレスでは背骨の軸を右に若干でも
傾けるか傾けないかも合わせて教えてほしいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


Answer

いわゆる明治の大砲のギッタンバッコンの反り返り状態になっている
ということなのでしょうか。

左脇が縮まるとの事ですが、縮める事自体は決して悪いことではありません。
もちろん反り返りは悪いのですが、左肩をトップで下げると
左脇腹は縮まりますが反り返りません。

トップで胸が上を向くような反り返りは不要な動きですので
必要最小限の動きで作るというコンセプトに反する動きとなりますし
軸が曲がるのでスムーズな動きや超高速なスイングにも向いていません。

しかし、左肩を下げてトップの形を作るフォームは
三軌道(ヘッド、手、肩)の一面化のために必要として
最新の世界レベルの打法として多くの人が採用しているものです。

肩を水平に回すというのはジャックニクラウス時代の指導で
落下力を使って打つ場合にはこれで良いのですが
回転力で打つ場合の理想は三軌道を一面化することで
超高速で振ってもヘッドが浮き上がらずにヒールトップを防ぐことができます。


また、アドレス時の背骨の角度ですが、側傾は10度前後で
短い番手ほど少なく、一番多いのはDRです。
これはスタンス幅が違うからです。
短い番手ほどスタンス幅は狭くなりますので側傾も少なくなります。
左脚の線と左脇腹の線が一直線になる時の背骨の角度が側傾です。
したがって、スタンス幅が広いDRほど側傾が倒れることになります。

まずはアドレス時の姿勢やグリップ、また始動やテイクバックはどう動かすのか
などを習得してから個々の修正をされると、もっと効率良く
フォームが作れるかと思います。








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