白河ＧＣ＝６９５４ヤード、パー７２）今季日本ツアー初参戦の松山英樹（２３）
＝ＬＥＸＵＳ＝が１０バーディー、２ボギーの６４と猛チャージ。
首位に７打差の２５位からの逆転優勝はならなかったが、通算１８アンダーで
９位に入った。
１０バーディーは日米両ツアー通じて自己最多。東北のギャラリーを沸かせた
ラウンドが進むにつれて、ギャラリーの拍手と声援が増していった。松山が
１０バーディーの猛ラッシュをかけた。
「きょうは一番体調が良かった。皆さんが盛り上がるゴルフができた」
開幕前日の２２日に「全英オープン」（１８位）から帰国しての強行出場で
、時差ぼけも残る体に最高３３・５度の猛暑も襲う中、２、３番で連続ボギー
をたたいた。
だが肩を落としかけたとき、東北の子供たちの「がんばれ！」という日本語が
背中を押した。
「日本でしかこういう声援はない。僕がプレーしただけで『ありがとう』と
言ってもらえて、すごくうれしい」
４番から４連続バーディー。１３番からは鮮やかなバンカーショットを決めるなど
５連続バーディーだ。
後半はおにぎりを頬張りながら奪った合計１０バーディーは、アマ時代の２０１１
年「サン・クロレラクラシック」第３日の９バーディーを上回り、日米を通じての
ツアー自己最多を刻んだ。
予選２日間に続いて同組で回った山下和宏（４１）は「レベルが高い。コンボイ
（大型トレーラー）みたいに全部なぎ倒していく。
何もかもが重い感じ」と世界級のパワーに目を丸くした。
過去の松山は「ぶっきらぼう」であった感じであるが、地位が人格を作るようで
大人になった松山に変わっていた、メジャー制覇も早くに実現出来るかな？