男性用クラブでナイスショット

先日、初心者の女の子と練習場に行った時のことです。
レッスンに通っているということで、わりとスイングは綺麗なのですが、長いクラブはまだまだで、ティーアップするドライバーはそこそこ当たるのですが、地面から打つFWはなかなか打ちこなせないようでした。
そんな彼女が、僕の5Wをみて「このクラブのほうがうちやすそう」と一言。
340g以上あるハードスペックなので、とてもムリだろうと思いつつ、「じゃあ、打ってみれば?」と打たせたところ、多少スライスするものの意外にナイスショットを連発。
彼女いわく、「ヘッドの形がきれいで構えやすい」とのことでした。
見た目の重要さ
彼女が使っているのも大手メーカーのレディース用クラブでしたが、お世辞にも「いい顔」とはいえない感じです。
安心感のあるいい形状とは、言葉ではなかなか表せないものですが、バランスが良く構えやすいもの、FWであれば、ボールが上がりそうな適度なフェースの厚みも必要なのかなと思います。
やはり驚いたのは、構えた時の見た目の安心感が、スイングにも影響するということ。初心者でもそれが感じ取れることです。僕のクラブだと、重すぎ硬すぎで全く合っていないはずのクラブですが、顔の良さが、自然とナイスショットを促してくれたみたいです。
考えてみると、構えた時に「なにか気持ち悪いな」とか「構えにくいな」と感じるクラブは意外と多いものです。人間の感性はなかなか侮れなくて、そういう良くないイメージがでているということは、なにかしら危険信号を発しているんじゃないかと。
当然そんなときは結果も良くないですね。
そのときのクラブはP-tuneの「PGFW V3」。
アジャスタブル機能がなく、飛距離性能の高いFWですが、松尾好員氏設計だけあって、ヘッドのバランスの良さ、美しさは見てみると、その完成度の高さをビシビシ感じます。
初心者女性でも、はっきりと形状の良さが理解できるレベルなので、相当なものだと思います。
我々はクラブを選ぶときに、数値であったり、機能であったり、素材であったりといろいろと選ぶポイントがあるわけですが、見た目はそれ以上に重要なのかもしれません。
僕の周りにも、数値どころかブランド名でクラブを買っている人も少なくないですが(笑)
結果は、なかなか上手くいってないですね。
from 東京ゴルフギア旅団