20150211

パット上達ブログ: PGAtourで勝つには

PGAtourファーマーズインシュアランスは-9で並んだ4人のP.O.のすえ、J・デイ(豪)が今季初Vを手にしました(通算3勝目)。



27歳という脂ののった今年は3戦して3位もありましたから調子が良いですね、世界ランク4位まで上がってきています。昨年はマッチプレー選手権というビッグタイトルを制していますので、故障も乗り越えての最近の活躍が評価されていると思います。



松山英樹も石川遼も残念ながら予落でしたが、もっと酷かったのはT・ウッズ。



最下位の予落で「もう終わりか?」とまで言われ始めています(現時点での世界ランクは62位で、これは過去最悪と報じられています)。因みに松山は14位で石川は124位。



ところで勝ったデイですが、終盤でここぞというパットを決めてはいますが、STATSから見ると決して良くはないんですね。



この試合でSTATSの1位はP.O.で敗れたJ・B・ホームズやH・イングリッシュ或いはS・ストーリングスでもなく、1打差で5位Tに終わったC・ハウエルでした。



J・デイとC・ハウエルのそれを比較してみると、以下の通りです。( )内はこの試合のランク。



      J・デイ     C・ハウエル

SGTTG  5.362(16)     8.828(1)

SGP    1.042(34)     3.712(10)

SGT    6.404(T15)   12.540(1)



まっとうに行ったらC・ハウエルが勝っていた試合です。



一言でいえば、J・デイにツキがあったと言えます。



終盤の#15(パー4)と#16(パー3)を○にして追いつき、#17(パー4)では≒3mのパーパットをしっかり入れてP.O.に残っています。



そしてP.O.では○、-(パー)としてのVでした。



STATSでは表せない力を最後に発揮したといえます。



デイは10年以上前ですが、ここで世界ジュニアを制しています。ゲンのいいところで気分も良くプレーできたのではないでしょうか。



それにしても最終日のパーパット。効いていますね。



PGAtourではやはり3mのパットを決めきることが勝利の大きな要因になるといえます。



岡本綾子は(LPGAで最盛期のころとして)、2mのパットは80~90%、3mのパットは70~80%の確率で入れていたとおっしゃってました。



これとも符合すると思います。



なお、JLPGAtourでは2mのパットを決めきることが勝利のカギのように思いますが、これは私(Green Keeper)の岡目八目です。



いつも有難うございます、今日も↓ポチッとお願い致します。



from パット上達ブログ