バハマでの試合結果については昨日書きました。日本人選手については予選通過した２人と予選落ちの２人の明暗が分かれました。
藍ちゃんも美香さんも前向きなコメントをしていますが、これをそのまま受け止めることができないのがゴルフです。ゴルフというのは１試合の成績でツアー全体を評価することはできないのはいつも書いていることです。
今シーズンの２試合で優勝したチェナヨンさんとキムセヨンさんの成績がそれを物語っています。
開幕戦で久しぶりの優勝を果たしたチェナヨンさんてしたが、バハマでは２日間を３オーバーとして予選落ちしています。どちらかと言うと優勝には縁遠い選手ですが、優勝の無いシーズンでも安定した成績を残している選手です。それでも予選落ちしてしまうのですね。
バハマで優勝したキムセヨンさんは開幕戦で２日間を８オーバーとして、同じく予選落ちした美香さんよりも悪いスコアでした。２試合目で一変したわけです。彼女は韓国ツアーで３勝しており、今後が期待されていますが、今回の優勝が今後の活躍の序章となるのか、一発に終わるのかは誰にもわかりません。
話題を日本人選手に戻すと、藍ちゃんと美香さんは本当に昨シーズンと違う結果を期待できるのか・・・これも現時点でわかる筈がありません。
藍ちゃんはパットが生命線の選手ですし、本人もそうコメントしていました。そして、バハマではミドルパットやロングパットを沈めるシーンがありましたが、ショートパットを外すシーンも見られました。ショットはあんなものでしょうから、もっとパットが入らないと優勝争いはできません。ミドルパットがもっと入ることもあるでしょうが、強い時の藍ちゃんはショートパットのミスはもっと少なかったですから、まだまだ本物とは思えません。
美香さんは昨年１年間に出せなかった成績をいきなり残すことができました。ショットがかなり良かったようですし、ショットとパットが噛み合っていました。元々ショットで勝負するタイプで成績はパット次第の選手ですからショットが好調なのは良い傾向です。ただ、開幕戦は予選落ちでしたから、その原因を探らないとバハマの成績だけで判断することはできません。
さくらさんはバハマが開幕戦でした。結果は予選落ちでしたが、２日間ともに苦手な強風の中での試合でしたし、たった２ラウンドしかしていないので評価しようがありません。他の日本人選手と違って、アメリカツアーには初めて本格参戦するのですから、より長い目で見ないといけません。色々なパターンの試合を経験しながら、どの程度のゴルフができるのかを見極めていきたいですね。
from ＶＩＶＡさくら＆琴乃ＶＩＶＡ女子ゴルファー