漠然と
自分に自信を持っている人は結構多い。
自信家と呼ぶほどではなくとも
普段、表には出さない
確信とまでは言えない自信。
自分はやれる
自分ならできる
漠然とした
努力なき自信は
努力しても
結果が伴わない時
あっさり失う。
仕事でも
恋愛でもきっと同じだと思うけれど。
なんで人は
根拠もなく自信を持つことができるの?
根拠はなくても
そこにはきっと裏付けみたいなものが
それぞれにあるんだと思う。
ゴルフでは
まだまだ努力が足りなくても
それまでの人生の中ではきっと
頑張って成し遂げていることが
きっとあるんだと思う。
「ゴルフだって」
どこかに
そんな思いを持ち続けているからこそ
根拠はなくても
あるんだろうと思う。
持っていたはずの自信が
少しずつ少しずつ失われ
残りわずかな自信すら
それまで続けてきた努力すら
無意味なものに感じてしまう
結果って
それくらい厳しく残酷な場合が多々ある。
出口の見えない迷路に
迷い込んだと思ってしまった瞬間は
自分の限界を感じる瞬間でもあるだろう。
そんな時は
ひとりで頑張るのも大事だけど。
自分の力で乗り越えてみせると思うことも大事だろうけど。
迷いは
それまで努力してきた人だけが通る
大事な関所みたいなものだと
私は思う。
そこを抜けるには
絶対に必要な通行手形みたいなものがある。
無力を感じた時
諦めがよぎった時
利用してみて欲しい。
コーチは
お前のゴルフを構成する
ひとつのアイテムに過ぎない。
頼るのではなく
泣きつくのでもなく
利用しよう。
誰かが苦しい時に
わずかな支えになれることが
私たちの生き甲斐であり
存在意義でもあるから。
迷路の出口は
きっといくつもある。
その出口は
ゴルファーの数だけある。
私が指し示す出口はひとつ。
私が差し出せる通行手形は一種類。
私が
お前と同じように悩み苦しんだ時期に
ひとりでは越えられなかったであろう
箱根の山。
関所を抜け
新たな道や行き先が見えた瞬間から
また新たな努力を始められる。
できるはずのことすら
できなくなってしまう
それがゴルフの怖さであり
奥深さでもあるということは
それなりに頑張ってきた人なら理解できるはず。
迷い
悩み
心が荒み始めたら
ゴルフが楽しくなくなり
ゴルフが辛くなりはじめたら
ゴルフは
スポーツであることを思い出して欲しい。
息を切らし
汗をかき
疲れ
だるくなる
スポーツであることを思い出して欲しい。
私が指導できることは限られるし
私にできることにも限りがあるが
それでも
お前が苦しみ悩む気持ちは十分理解しているし
一緒に悩んであげられることだってできる。
私だけじゃない。
志ある指導者なら誰でもきっと同じ。
私が通行手形を手にした
あの時のように
ひとりでは決して得られない種類の手形はある。
あったはずの自信は失ってもいい。
新たな
今度は裏付けも根拠もある自信を
持つための術は与えてあげられる。
出口はあそこにあるから
と
指し示すことはできる。
そこまで歩み辿り着くためには
もちろん私だけの力では無理だから
趣味であること
スポーツであること
楽しい娯楽でもあること
また思い出して
新たな自信と
ひとつ上のことにチャレンジする勇気を武器に
一緒に。
私には私の手形がある。
迷ったらいつでも利用していいから。
つまらないプライドは捨てて。
一度は裸になって。
根拠はなかったけど
それなりに理由はあったあの頃の自信も
しっかりと取り戻して。
失敗を怖がらず
結果を欲しがらず
また基礎から見直し
出直すことで見えてくるものは
必ずある。
どん底の人生だって
光が見えれば頑張れる。
仕事や家庭できついことがあっても
クラブを無心で振れば忘れられるように
汗をかき
体を疲れさせることで心もリフレッシュできるように
ゴルフを
生活のバランスを保つためのアイテムとしているように
コーチも
その中のアイテムのひとつとして
遠慮せず利用していいから。
目標を持ち
目的を明確にして
そのために努力をすること。
そして
その地道な努力を
心から楽しめるようになること。
その努力を自信に変えて
コースでは思いっきりゴルフを楽しむこと。
私が得た
私が教わった
私に手渡された
そんな種類の手形。
私が手渡せる手形は
それ一枚しかないけれど。
お前に何度も訪れるであろう
関所を抜けるための
大事な手形を
お前に渡すから。
from ゴルフ ~修羅の道~