20141127

パット上達ブログ: 距離勘を高める7

距離制御の仕組み



「距離勘を高める6」に続きます。



正確な距離を把握することが何故大切か。



パットの距離をコントロールする人間の体の中に持つ制御機能について調べると、目標値(=距離)が如何に大切かが分かります。



下図はパットで距離をコントロールする場合の制御系統をモデル化したものです。

(「筋の科学事典」朝倉書店刊2002年に一部を追記したものです)



難しい言葉が出てきますが、簡単には次のように考えれば分かり易いですね。

以下、A、B、Cの中身はスル―して頂いて構いません。



A:目標に対してパットする。このくらいで良い筈と目星をつけてストローク。

  これはいわば「やりっぱなし」。

  お風呂を沸かすのに、薪を釜にくべて燃やすやり方ですね。

  希望の湯温になるか、難しいのと同じです。



B:目標に対して結果を測り、比較しながらストロークを制御しようとするものです。

  パットでは結果はストロークの途中で測れませんから、

  代替する指標(打音や打感)でフォローでつじつまを合わせたりします。

  お風呂で言えば、最近のガス釜ですね。

   湯温を測りながら設定温度になるように燃焼を制御します。



C:Bに対して更に精度を高めるように補正を加えています。

  補正には、過去の経験や練習によるスキルが貢献することになります。

  お風呂で言えば、設定温度よりも高くなり過ぎないように、目標湯温に近付いたら

  微妙な燃焼制御を行う場合がこれです(高度な制御で、実際には風呂には使われない)。



如何でしょうか。



人間の体の中に、このような素晴らしい機能が備わっているんですね。

人間はまさに神業が出来るように進化したといえます。



ここで申し上げたいのは、いずれの場合も目標値がなければ、この人間の巧妙に作られた機能も上手く働かない、ということです。



目標あってのコントロールです。



「まずは正確な距離の把握」が根本的に大切なんだと言うことがご理解頂ければ幸いです。



そして、これがプロが歩測をして距離を把握している理由です。

  

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