20140901

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフクラブ◆クラブの長さ 後編



スナップショット 1 (2014-04-20 10-03) ヘッドスピードも含めて

実効的なクラブの長さというのは

基本、このアングルから見たものと

考えてよいでしょう。

ですから、このアングルで

グリップの真上にヘッドが来た場合、

クラブの長さはゼロになりますし、

このアドレス時の姿勢が100といえる状態と

考えるべきだと思います。

よくスイング用語で使われる

インサイドアウト…に見えるというのは

ボールを打つ前は クラブが実効短くなっていて

打った後は長く見えるからです。

スイングというかヘッドの軌道というのは

体の向きでダイレクトに行われる訳ですから

クラブの見た目上の長さが変化しなければ

体の向き通り インサイドイン になるのです。



フェースローテーション…ヘッドを開いたり閉じたりする

その動作は クラブの機能を無視してしまう動き

になるのですが、それだけでなく

クラブの長さも変化させ、軌道もゆがませてしまうもの

になるとの認識が希薄のような気がします。

長さを変化させる方向が90度間違っているとも言えます。



クラブヘッドには重さがあり

それを動作させれば、その影響は必ず打ち手に出ます。

テークバック~ダウンの間に

必要以上にフェースを開く…ヘッドの重心位置を

シャフトよりも右に持ってきてしまえば

当然、クラブは重くなりますし、

進行方向とはほぼ逆の方向に重さがかかります。

その影響は右サイドを下げ、左サイドを上げる動きへと

つながっていくわけです。

どんなに上手にミートしても

左足上がりのショットを打つことになりますから

当然のことながら 距離をロスすることになります。



と同時に、本来でいけば

ヘッド軌道は 体の向きに伴った丸にちかい曲線に

なるはずなのですが、フェースローテーションを

すれば どこかにとがったようないびつな円になりがち…。

クラブが長くなったり、短くなったりするのと

同じ とも言えます。

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長さがヘッドスピードを生み出し、飛距離を生む

と考えている人の多くが、その長さをも

変化させてしまう打撃方法を選ぶのですから

なんとも滑稽です。



フェースローテーション、今どきの言葉でいえば

オンプレーンスイングは 体にクラブを巻きつけるように

使うのですから、一番クラブを短く使う方法とも言え

本来 腕の長さ等を割愛しても、1メートルを超える筈

の長さのものを 80センチや90センチにして

使ってしまうのですから、 長尺の1インチに

こだわる理由も見えてきません。



長さの話とは異なりますが、

ヘッドを返すということは

体にクラブを巻きつける動作 になってしまいますから

フォローを出す、とか、フォローを大きく取る

とは相反する行為なのですから

その打撃方法を実行する人は

フォローに関しては無視しないと

矛盾した行為を追いかけることになります。
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