今 日は、火曜なので世界ランクが更新されています。先週はアメリカの試合がなかったので、世界ランク上位に変動はなく、タイガーが一つ落として16位になったくらいです。先週世界ランクポイントの対象試合は全部で4試合、日本のダイヤモンドカップが15ポイント、アジアンツアーの下部ツアーとラテンアメリカの試合、そして中国の試合がそれぞれ6ポイントでした。従って、ダイヤモンドは先週のANAやフジサンケイが16ポイントだったので、フィールドは弱い試合だったということになるようです。
日本人選手の変動は、松山選手が20位で先週と同じ、小田選手も65位で先週と同じ、石川選手は83位で1ポイントダウンでした。優勝した藤田選手は182位から127位にジャンプアップしていました。
一方の女子は、こちらも上位に変動はなく、日本勢では、横峯選手が43位から44位に一歩後退、大山選手が46位から45位に一歩上昇、ベスト50には二人だけでした。日本のレベルは、日本で韓国勢が活躍しているので全体に落ちていますが、やはり若い選手にもっと出てきてほしいというのは、男女ともに言える傾向ですね。
ところで、先週のダイヤモンドカップでは、クヌートンというアメリカの選手が一時首位タイに立ちました。どんな選手だろうと調べてみたら、年齢は38歳で、23歳でツアープロになった後、ここ10年はアジアで戦い、今年はヨーロッパを主戦場に戦っている選手でした。
世界ランクは、先週二位になったことで619位から448位に上昇していましたが、今年はヨーロッパで戦ってみたら全然歯が立たず、アジア時代に400位台だったのが600位台にまで落ちてて、今回また浮上した、といった状況でした。
つまり、この選手は、アメリカでは全く通用せず、アジアではある程度戦えたけど、ヨーロッパに行ったら歯が立たなかった、だけど日本では上位に入れた、ということで、日本のレベルが生活には向いているかも、っていう感じです。
どうして、この選手が気になったかというと、あるショートホールで、凄く右を向いて構えてドローでピンに落してきたからです。ドローというよりフックに近かったかもしれません。つまり、この選手は、インサイドからかち上げるようなドローヒッターなのだろうと思われました。そして、そういうスイングでは、アメリカやヨーロッパでは通用しないけど、日本ならなんとかなる、っていうところが興味深いところなわけです。
アメリカやヨーロッパでトップクラスの選手のスイングというのは、昔ならそうでもなかったかもしれませんが、最近は、歪んだプレーンでスイングしている人は、皆無と言ってもいいんじゃないでしょうか?フューリックだって、スイングは個性的に見えますが、プレーンは素晴らしいし、ラインに対してスクエアに構えて打って行きます。
クヌートンのように、プレーンが歪んでいると、ラインに対してスクエアには構えられず、相性の良いホールならいいのですが、気持ち悪いホールで対応できない、ということになるのだろうと思います。トップクラスの選手ほど、どんなホールでも対応でき、錯覚にも騙されにくいのに対し、プレーンに歪みがあると、どうしても錯覚にも騙されやすい、ということにもなるのでしょう。
だから、これからプロで活躍したい、なんていう人は、如何に良いプレーンとスクエアに立てるスイングか?といったことが重要なんじゃないかな〜なんて思いつつ、今日もレッスン公開です・・・


from まる得!ゴルフレッスン公開