20200309

たかがゴルフされどゴルフ: 青木功会長体制にNO

「まさに青木会長降ろしのクーデターですよ」

 人気低迷が続く男子ツアーに激震が走りそうだ。

今週25日に都内ホテルで行われる予定だった日本ゴルフツアー機構(JGTO)

「第8回定時社員総会」は、今月25日に開催されることになり、

2019年度事業報告と決算報告の承認、さらに3期目を狙う青木功会長を

含む新理事18人の選任が行われる。
20200309_200613

日刊ゲンダイは主だったツアープロが署名した「嘆願書」原案をこのほど

入手した。そこには上田昌孝、宇治重喜、村田一治の3理事解任要求があり

「上田、宇治、村田の各理事はJGTO内の業務でほとんど機能していない。

私達は3名の理事の基では安心してプレーできないので、青木会長の英断を

お願いしたい」と、ある。

 署名しているのは、2年連続賞金王の今平周吾をはじめ、谷口徹、片山晋呉

藤田寛之、宮本勝昌、池田勇太らベテランプロ。選手会長に就任した

時松隆光らら若手プロから外国人プロまで41人のサインがある。

「3理事のあまりのデタラメぶりにツアープロが立ち上がったのです。

そもそもの発端は昨年3月に定款を変えてボランティアだった理事に新たに

役員報酬が支払われるようになったからです。

上田理事1000万円、宇治理事360万円、村田理事360万円とカネを配るように

なった。いずれも青木会長と古くからの知り合いであり身内同然です。

3人とも会長自身がJGTOに招聘した経緯があった。つまりシンパで固めた

執行部にツアープロが“NO”を突き付けるわけです」

嘆願書は社員総会前に青木会長に届けられるが、3理事は会長の腹心で、

ツアープロの要求通りに解任されたら青木会長はさらに機能不全に陥って

しまうはずだ

低迷する男子ゴルフを立て直したい、このままではダメだ、と多くの

ツアープロが立ち上がったわけであり、JGTO新体制の行方が見ものだ

from たかがゴルフされどゴルフ