ケース② Mさんのブルー
Mさんの悩みは
●飛ばない
●スライス
●アプローチが上手く行かない
●スコアが減らない
と まあ、ごくごく一般的なお悩みで
4か月前、半年前のスイングであれば・・・
厳しい言い方ですが スイング通りの結果。
このスイングで
△飛んじゃって困る
△右に出てのドローボール
△アプローチもバツグン
△スコアも自慢できるほど
であれば、その秘訣を是非教えて頂きたいほどです。
Mさんもご多分の漏れず
「つかまえるコト」のミス、勘違いから スイングが作られています。
ボールを地面に押さえつける
フェースでボールを上から見て ボールをとらえる
という スイングで言う肝の部分が完全に欠落した状態で
それに代わりに
開いたフェースを閉じてボールをとらえた『つもり』 というコトが
スイングを造る土台になってしまっています。


この『つもり』スイングは ダジャレではありませんが、
積もり積もった、ものすごく『良くないことの複合』から作り出されますから
その呪いから解放されるのは 一筋縄では行きません。
ボールをとらえるコトを
フェースの開閉、開いたフェースを閉じるコト で疑似模倣を
していますから、インパクトのほんの数ミリのズレ、ほんのコンマ何秒
いえいえ アイアンであっても インパクト時 ボールとヘッドの接触時間は
1/300秒以下 0.003秒以下 ですから コンマ.01秒のズレによって
当たるロフトも、当たった時のフェースの向きもバラバラ
概ね平らでノンプレッシャーのマットの上 でなら なんとかなっても
平らなところのない、一度きりのショットというプレッシャーの中では
出来る方が奇跡の状態。 …フェアウェイウッドなど 打てなくて当然の状態です。
フェースの開閉というのは
スイングの中では インパクト前後のグリップの上下の入れ替え
それは 肩の上下の入れ替えで行われます。
👉それによって からだの回転 というのは 肩の回転
からだと言う胴体、股関節から上の からだをまわすコト ではなく
肩部分を回すことがスイングにおける回転と言う認識になります。
故に テークバックでは 腕を使ってクラブを動かす
からだは回さず 右向きを造りますので
クラブをインサイドから通すはずの フトコロがありません(存在しません)
からだと腕の融合によって作り出される テークバックからトップへの円弧を
腕だけで作っていますから ここから振り始めれば
外から …俗に言う アウトサイドイン でしか振れません、打てません。

また テークバック、トップの位置で
ヘッドは高くなりましたが、これは その高さを利用することではなく
単に多く動かして 助走距離を増やすためのモノ になっていますから
テークバックの初動から急いでクラブを動かすコトになり
傾斜地や動作速度の制限が必要なアプローチは苦手となります。
ダウンスイングの直前まで ソールがボールを向いており
直前で、アイスクリームをこそげ取るように打ちますから
ボールそのものは ヘッドを下から上に動かして拾わなくてなりませんから
ダフリ・トップは世の常。
大きなロフトで打ちますから Highスピン、ハイボール 距離は望めません。
スイングをそのまま というコトになれば
反復練習をしても、神業のタイミング次第 というコトになりますから
何万球打っても進歩は難しかった、と思います。
今の課題は 兎も角
✋フェースがボールを上から見て コンタクトさせるコト
✋そして、それをするためのトップ、テークバック です
型を作る、真似するのではなく
ボールを上からとらえる と言う本意を理解して
それに乗っ取って、納得できる『自分の動き』と言うのを作らないと
行うのは自分自身ですから 現場でそれが発揮できません。
Mさんはこの数か月でかなり呪いから解けてきています!