よくある 弾道解析機
お店にあるものや携帯のモノなどで使われる
「ミート率」とは
分子:ボール速度/分母:ヘッド速度 を数値にしたモノ。
ボールの速度は
ロフト角度が少ないほど高くなる。
まあ 繰り返せる や 安定して
となると その限界値は人それぞれになるのですが、
見ている限り ドライバーに限らず
そのクラブのロフトなりに
理想的なボール速度を出せている人 はほとんどおらず
多くの人が その手にしているクラブのロフトより
相当大きなロフトで打っている ような状況。
例えて言うのならば
8番アイアン(ロフト35度強)でロブショットのように打てば
フルショットでも 80ヤード(ロフト50度相当)しか飛ばない
そんな 無駄な ロフトの扱い方 をしている というコト。
ロブショットだから
上手に出来れば出来るほど 飛ばない
そして スピードを上げても 逆により飛ばなくなったり、
より上がらなくなったりもする。
ゴルフをほどほどやっている人ならば分かると思うけれど
グリーン周りのアプローチで ロブショットを選択する というコトは
それ以外の選択肢がなく イチかバチか
最大の危険度があるショットをする というコト。
そこで
〇飛ばすコト
〇方向を安定させるコト
〇繰り返し易くなるコト
これを同時に成り立たせるために
7番アイアンなどのショートアプローチで
如何に 遅く、小さな、少ない動きで
最大のボール速度を生み出すか 考えて貰いたい。
はっきり言えば それがドライバーであっても
全番手 ロブショットを打とうとしている ように見える。
それが ヘッドターン・フェースローテーションの行き着くところ。



それは このような グリップを支点、肩や首を支点とした
振り子のような動きで生み出せると思いますか?
これで その手にしているクラブのロフト角度 通りの 弾道や距離になると
思いますか?
このクラブの扱い方 では
番手ごとにロフト角度に種類がある意味がないのではないですか?
どう思いますか?
この画像を真似るのに使う体の部位は からだ ではなく
肩や手という腕だけではありませんか?
この練習では インパクトは体を止めて
肩周り、腕周りだけ 動かすコトを覚えるのではありませんか?
昔から ボールを上げるのはクラブに任せろ! ロフトに任せろ!
自分でボールを上げようとするな と言われますけれど
このショットが悪い意味でのその典型です。
そして 困ったことに 多くのゴルファーがこのショットを採用し、
レッスンプロの多くがこのショットを教えます。
アプローチの中では特殊な難しいショット なのですが
練習頻度や量によっては なんとかなるでしょう。
しかし このショットの練習は「そのアプローチ」のミスの確率は下げたとしても、
同時進行に ショット全般を「わざと飛ばさない」の練度も上げます。
効率よく、繰り返し、遠くに飛ばす練習 の 真反対の行為 です。
ショートアプローチは フルショットのインパクト付近を抽出した
非常に重要なポイントで
理想論で言えば そのアプローチという スコアに直結する練習は
同時にフルショットの練度、飛距離を伸ばす練度を上げる べき モノです。
理屈が分かれば直ぐに出来る とは言いませんが、
この間違った ことボールを楽に遠くに飛ばす という行為とは真逆な
イメージをしっかり是正する というのは ボールを数多く打つ より
ずっとずっとずっと重要な気がします。