【読者様からの質問】
「倉木様
http://golfjyoutatu.seesaa.net/article/462934802.html
大変勉強になりました
参考にさせていただきます
申し訳ありませんが、再度質問させていただきます
質問3
質問1から
重量フロ-的にはNS950でもOKとで安心しました
たぶんNS950にしようかと思います。が
ただ厳密に言うとシャフトで比べると少し5g軽くなる
それをなぜヘッド重量で調整するのかわかりません
シャフトのグリップ側で鉛調整ではなく、ヘッド側で調整するのはなぜか?
質問4
質問2から
フルショットする可能性があるのは48度ぐらいだとおもうので
つかまるのは良いかと思います
今がフェ-ド系なので
ただ
①今がS200なので52度のアプロ-チでは低い球が出ています
自分的には好きなのですが、スピンがかかりにくいってことありますか?
少し足を使う感じでしょうか
②モ-ダス120でも良いとのことですが
その場合はRかSのどちらが最適でしょうか
ウエッジはアイアンより1フレックス軽めの方が良いと聞いたことがあります
どちらにしても105Rよりは固めに出ると思いますが
③今手元にモ-ダス105Xが5I~PWまであります
それを番手ずらしでリシャフトするのは邪道でしょうか(NS950でいまいちな場合)
④56度はほぼバンカ-でしか使うことはないと思います
今が58度のS200なので重さで処理してる感じなんですが
NS950の場合は振り幅で対応する感じになるのでしょうか
お忙しいところ何でも申し訳ありません」
【倉木真二の回答】
・質問3について
クラブ全体の慣性モーメントという数値があります。
これは手元から遠い場所の重量が重くなるほど高くなります。
この数値が高くなるほどクラブの重量感が高くなります。
例えば以下の2本のクラブがあるとします。
クラブ1:グリップ重量200g シャフト重量100g ヘッド重量 200g
クラブ2:グリップ重量 50g シャフト重量50g ヘッド重量 300g
これはかなり極端な例です。
現実にはこんなウェッジはありません。
長さは両方とも同じとします。
クラブ1の総重量は500g、クラブ2は400gですが、クラブ全体の慣性モーメントはクラブ2の方が圧倒的に高いです。
つまりクラブ2の方が重くなります。
シャフト重量が5g軽くなるのをグリップ重量アップで調整するということはクラブ全体の慣性モーメントにほぼ影響を及ぼしませんので、その点だけ見るとほぼ無意味です。
シャフトが5g軽くなる場合、ヘッドを2g重くすればほぼ相殺されます。
しかしグリップを50g重くしても相殺されません。
簡単に言うとこう言う事です。
余談ですが、NS950の場合純正で装着されるグリップ重量は5g程度軽いものが多いのでその点も考慮して調節してください。
・質問4について
1:NS950の方が少し打ち出し角度が高くなります。
スピン量は同等か、少し減ります。
低く打ち出した場合のスピン量は減ります。
2:アイアンに合わせるならRが妥当です。
3:邪道ということはありませんが番手ずらしによるフィーリングの変化を理解し、狙いと狙いと実現する番手ずらし(何番手ずらすか)を理解していれば良いと思います。
4:ヘッドを重くすれば振り幅でも対応できます。その分、シャフトのしなり感は出ます。
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