先日GDOでゴルフライターの三田村昌鳳氏とゴルフ写真家・宮本卓氏による対談連載
「セベ・バレステロスの記憶/ゴルフ昔ばなし」がありましたね。
そこで、あんまりゴルフ本書評コーナーを飛ばしすぎるとネタギレをおこす可能性もあるので(笑)、
今回はそのセベ・バレステロスを描いた映画「Seve the Movie(バレステロス物語)」のことを書いてみます。
このブログの2012年1月「今後公開予定のゴルフ映画あれこれ」 に書いたが、
映画「Seve the Movie(バレステロス物語)」は、
GEWゴルフ用品界(2011年10月13日14時14分)によると、
「偉大なゴルファー、故セベ・バレステロスの物語が英国の有名プロデューサー、スティーブン・エバンスの手で映画化されようとしている。
セベと名付けられる予定のこの作品は、今年の夏54歳でこの世を去ったゴルフ界の偉人、セベ・バレステロスの生涯を映画化するもので、制作者のエバンスは「我々は本質的に彼が16歳から19歳の頃を扱っている。彼の若い頃を知ること無しにバレステロスを知ることは出来ないし、彼に同情することも出来ないだろう」と話している。
この制作費500万ポンドの映画は、エバンス・ルネッサンスフィルム社を通じて作られ、英語版、スペイン語版が一緒にされ、バレステロスの幼年、少年時代を伝えることになり、その最高潮は1976年、ロイヤルバークデールにおける全英オープンでの驚くべき優勝になる。この映画の最初の部分のシナリオは既に完成しているとのことだ。
エバンス氏は、この映画のセベを、ゴルフ界で作られたサクセスストーリー劇(Cinema Pradiso-style drama)として説明しており、「彼は非常に貧しい経歴でスタートしたが、最後はスペインで最も裕福な貴族階級の家族と結婚した」と話している。
バレステロス及び彼の周りの人物には、現在、彼の少年時代を演じる若いスペインの俳優が求められている。撮影は主としてスペインで撮影されることになる。
バレステロスは最初ゴルフを始めたとき、同じくプロゴルファーになった兄のマニュエルから3番アイアンを借りて、浜辺で小石を打つことからスタートしている。エバンス氏は「もし彼の経歴を理解すれば、彼の官僚と戦う姿勢や議論も理解できるだろう」と話している。
この映画、セベのハイライトは、バレステロスが権力と戦う場面であり「バレステロスはスペインの究極の闘牛士(マタドール)だ」とエバンスは表現している。
この映画は近々主演俳優が決まり次第、来年からクランクインする予定だ。
ちなみにこの映画のプロデューサー、エバンス氏もかつてはスクラッチゴルファーであり、地域や学生の選手権をとった経験もあるそうだ。(英国インデペンデント紙サイトIndependent.co.uk 10/6記事より」
え~ゴルフファンでセベ・バレステロスを知らない人はいないと思いますが、
本名はSeveriano Ballesteros Sota (セベリアーノ・バジェステロス・ソタ) 1957年4月9日 - 2011年5月7日没。
スペインのカンタブリア州ペドレーニャ出身のプロゴルファー。「セベ」の愛称で親しまれ、欧州ツアー50勝(歴代1位)、米PGAツアー9勝、日本でも日本オープン2年連続優勝など全世界で91勝を挙げるなどし、ゴルフ史上に残る名プレーヤーの一人に数えられる。2008年10月脳腫瘍で倒れて以来4度の手術を受けて闘病生活を送っていたが、2011年5月に54歳の若さで死去した偉大なレジェンドプロゴルファーです。
ワシもこのブログで今までに以下のセベ関連の本は読んでますね。
「バレステロスのナチュラルゴルフ」 著/セベ・バレステロス、訳/戸張捷
「カンピオン―世界最強ゴルファー、セベ・バレステロスのすべて」著/ハル常住
ところで、セベ・バレステロスは、あの大人気ゴルフ漫画「オーイ! とんぼ」の
主人公とんぼのモデルヒントになったプロゴルファーというのを知っていました?
7歳の時に初めてクラブを手にしたのが3番アイアンのヘッドに自分で棒をつけたもの。そして1年後に兄から本物の3番アイアンをもらい、あらゆるショットをこの1本で打って練習した野生の自己流の天才。彼は12歳でハンディ0、16歳でプロ、そして1976年19歳で欧州ツアー初優勝した上に、欧州ツアーの賞金王に輝いた早熟の天才です。

え~なかなか面白そうですが、基本的にゴルフ映画は、日本では観客動員が望めないために公開されません。
ですから、日本語の字幕がないものをDVDで見るか?youtubeで見るか?
昔とった杵柄の英検2級のワシごときではお手上げです。(笑)
ちなみに米国にも、当然ながら偉大なプロゴルファーであるタイガーウッズや、ベン・ホーガンの映画もありますよ。


「The Tiger Woods Story 」(1998) 「Follow the Sun」(1951)
あっ、ごめんなさい。 実在のゴルファーをモデルにした映画の、
「ボビー・ジョーンズ~球聖とよばれた男~(BOBBY JONES, STROKE OF GENIUS)(2004)は、
DVDで日本語字幕つきで見れましたね。
それから若干20歳のアマチュアが全米オープンで優勝したフランシス・ウィメットを描いた
「グレイテスト・ゲーム」(THE GREATEST GAME EVER PLAYED)(2005年)も日本語DVDあったな。
それから最近では、この映画は見てないですが、本場英国でも、
伝説のゴルファー・トム・モリス親子を描いた映画「Tommy's Honour」(2016)がありますね。
え~日本映画でも阪神大震災後に60歳でプロゴルファーになった古市忠夫さんの映画「ありがとう」も見たな。
なんぼでも出てくるがな。(笑)
from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)