20180702

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフト選びのご相談です

【読者様からの質問】
「はじめまして 大谷と申します。
いつも興味深く拝見しております。
アイアンのシャフトについてご相談させて下さい。
まず私自身のスペックは
ゴルフ歴は25年超の55歳、最高ハンディは6(5年前まで)ですが、現在は月1回のラウンドで
平均スコアは87前後、ドライバーの飛距離はキャリーで240~250yardです。
ゴルフを始めた頃よりミズノのマッスルでDGのS400を長年使用。
5年前位から現在まで同S200→S300へとシャフトチェンジしてきましたが、ショートアイアンでシャンクする事が増えたこと、撓り戻りが待てないようになった。
以上の理由からネットで情報を集めた結果、KBSツアーのR(PING初期アンサー)を選択し使い始めた結果、シャンクは出なくなりました。
しかしラウンドを重ねる毎に振った感じの軽さと撓りのなさで距離感を作るのが難しく感じるようになりました。
現状の重量を確保しながら撓りを加えたい、距離感を作りたい場合には、同一銘柄で硬度をSに上げることがベターでしょうか?
また元来、打込みたいタイプなのでCテーパーも視野に入れております。
アドバイスをお願いいたします。」



【倉木真二の回答】
Cテーパーの方がシャンクの出やすい剛性となっています。
しなりを感じられるかどうかに関しては、基本的にシャフトの硬度が低い方がしなりを感じ取りやすくなります。
これは一般に言われている通りとなります。
RからSにするとしなり感は弱くなります。

おそらくですが、リリースを開始するタイミング、リリースを開始してからクラブヘッドが走るスピード等が遅くなっていることがスイングの問題としてあると考えられます。
簡単に言うと振り遅れれいる状態ですが振り遅れるとシャンクが出やすくなりますしシャフトのしなりも感じ取りにくくなります。
ドライバーでキャリー250ヤード出るということであればドライバーのボール初速は66m/s程度出ていると思います。
それくらいのボール初速が出せるヘッドスピードであることを考慮するとKBSツアーのRフレックスでも特に問題はありません。
KBSの方がDGよりも振り遅れに有効なのでとりあえずは今のままでも良いと思います。
なので現状はリシャフトよりも振り遅れているスイングの問題を練習で解決する方が良い判断だと考えます。
基本的にアウトサイドイン軌道の左打ち出しのフェードボールを打つ練習をすると振り遅れずにクラブヘッドを走らせる感覚を養うことができます。


 
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