20180630

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: パッティングはおまじないでは上手くなりません


個人的には好きになれませんが
昨今 大きなヘッドの
ちょっと変わった形のパターが多く見られます。

これはパターだけに限りませんが、
ヘッドを開発する時は
当然 科学的な観点で 打撃を補助しよう とします。

例えば ヘッドを大きくする ということの
一番のポイントは モーメントの増大 です。
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モーメントは数値が大きくなると
 運動を持続しようとする力 が増します。
 姿勢や状態を維持しようとする力 が増します。

そして 当たり前ですが、クラブヘッドもスイングも
立体的なものです。

ヘッドには 主に
 ライ角度やロフト角度なども含めたフェースの向きとロフト角度
が存在しますが、
その同じ姿勢を維持したがる 大きなモーメントのクラブヘッドを
円に振ろうとしてしまっては喧嘩になります。
それは 縦のロフト方向 も含まれます。

自分の目からは真っ直ぐ動いて見える
ショルダーストローク は
縦のロフト変動が大きいので 大きなヘッドとは非常に相性が悪いです。
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ヘッドが大きなものは 重心が深くなります。
重心が深くなると 運動中 ヘッドが前に出よう 前に出よう とする働きが
多くなるので 物理的にはフォローが出やすくなりますが、
それは 同時にロフトも増やします。
ヘッドが前に出ようとする働きは
 ヘッドの入射角度を緩くしやすく、インパクト姿勢でフェースが上を向きやすく、
上がり軌道になり易くなります。
ゆえに アマチュアにとって
重心の深いフェアウェイウッドの方が アイアンやアイアン形状のユーティリティよりも
その手に絡んだミスが増えるのです。苦手になり易いのです。
スナップショット 1 (2016-01-17 16-25)

普通にストローク
ヘッド姿勢が変わらないように
ヘッド軌道の上下が一定になり易い
ヘッド軌道が上下に変化しにくい
ストロークをする という上で
フォローが上に出やすくなる ので
それを上に振ったのでは意味がないのです。
逆に 大きなヘッド・重心の深いヘッドの良さが仇になってしまいます。

大きなヘッド 重心の深い持っただけ,変えただけで
その恩恵を受けられる は おまじない に過ぎません。

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