20170803

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイング◇切り返し



ゴルフスイング用語には
『切り返し』というものがありますが、
時期…で言えば
テークバック➡トップ➡ダウンスイングの初動
を指すでしょう。
MVI_0478_Moment(2)

これを多くの方は
『動作』とも認識していますが、
ハミングバードはそれに賛成できません。
スイングには そんな『動作』はない! と考えています。
『切り返し』を動作にしてはいけない と考えています。

切り返しを動作にしてしまうと
トップオブスイング付近で
 シャフトをしならせる行為 が必ず付いてきます。
反動をつける ような形になります。

トップでシャフトをしならせる行為とは
 ヘッドだけ動かし・グリップの移動を止める 行為です。
ゴルフクラブの構造上、
グリップがクラブの中で一番低い位置になり、
その重さを使って「グリップを動かせる機会」、
その重さを利用出きる唯一の機会・時期に
グリップを止めてしまう」 のはとても残念です。

その動作をスイングに入れてしまうと
ダウンスイングにおいて
必ず 体の回転が先行してしまい、グリップが遅れ
手遅れになります。
切り返しで反動をつけてしまうと
クラブ(シャフト)は寝てしまい
フェースは開く形になってしまうので、
クラブは重くなりますから、より遅れます。
sample 2009_09_29_23_01_02-469フレームショット

クラブの慣性に引っ張られ
切り返しでダウンスイング方向に
動き始める筈の体に部位の中で 
左腕だけがその反対~テークバック方向に
動くことになりますから
初期の 左腕(上腕)の遅れ につながりますし、
クラブが寝てしまい重くなるので
右腕/右サイドに必要以上に重さ がかかり
右ひじが下がる~右サイドが下がるの
きっけけとなってしまいます。

ダウンスイングからインパクトにかけての
右サイドの下がりや体のツッコミ
それそのものを治すよりも 切り返しという行為
そのモノに原因があったりします。

実際に、トップでクラブをとめる かどうかは
好みやタイミングの取り方によってそれぞれ
だとは思いますが、トップでクラブを揺らさず
一度止められるスイングを練習に
身に着けておいて損は無いと思います。
静止したトップの位置から
反動を付けず、ゴルフクラブの重さを認識して
ダウンスイングを始める のはとても有効な練習です。

トップでの『切り返し』の動作は
車で言うと リバース*バック に入れたギアを
車を止めずに ドライブに入れて
タイヤが鳴る ような感じでしょう。
クラブはここで一度重くなります。
そして グリップが止まり、一呼吸おいて
クラブがそのしなった反動で動くので
スイングの動作、感覚として身に付きやすい
とても覚えやすい行為ですので危険です。
スイングのリズム感をクラブの反動によって
創り出してしまうので、
右向き不足や打ち急ぎにつながります。

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