20170813

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 『クラブを振る』と『体を回す』



言葉遊びのようですが、
『クラブを振る』 と 『体を回す』
を別な行為だと思っている人が多いように思えます。
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ダウンスイングを取ってみれば
体を先に回してから クラブを振る
というイメージを描いている人は少なく無いのでしょう。

✋練習場でも、コースでもそうですが
多くの人の素振りをご覧ください。
本来、ボールは足と足の間にあります。
ところが 素振りではボールを過ぎてから
スタンスの左側にある空間で
上に向かって振っているのに気づくでしょうか?
正に『振り遅れ』です。
腰(骨盤)が正面(ボールと正対)してから
振っている人が殆どに見えます。

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プロもそうですが、
まだボールを打っていないのに
体そのものは 立っていられる最後の場所に
到達してしまっています。~~~回り切っている
ここからでは もう手先でボールを打つほかありません。
体が止まる という表現を使われますが
体が終わる が正しいのでしょう。
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このイメージは 胴体/ボディ を
腰とへそから上、胴体を二分し捻る動作の象徴です。
肩と腰(骨盤)は別物 と考えています。

スイングの軌道の話 で言えば
前傾をしており 右を向いているから
上から下、右上方から左下方 への空間がある筈 なのに
腰が正面を向いてから「クラブを振れば」
その空間は消えてしまいます。

フェアウェイウッドやドライバーなど
長いクラブをあまり得意としていない人の典型
なのではないでしょうか。

骨盤(腰)の回転通り(正しくは回転そのもので!)
クラブがボールに入って来れば
ボールから離れたところ(インサイドから)
ボールよりも斜め上方から(上から)
自動的に入ってきますが
腰が回ってから 肩なり、腕で振ると
空間は消え、その動きなりに入って来れば
上から、インサイドからは、入って来れません。
俗に言う アウトサイドイン になります。
軌道だけを インサイドに修正すれば
よりクラブをひねることになりますから
軌道はインになっても、その分ロフトは寝てクラブは開きます。
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長くて ヘッドの大きなウッド系は
自分の動作に対し、ヘッドの反応は鈍い です。
それを短時間で一旦捻り さらに捻り戻す
という行為は 似たようなショットを必要とする
とは相反した関係です。

体の回転を先に、あとから肩を回す という
二重な回転を作ってボールを打とうとする人は
自ら作った 狭い空間~急がなくてはいけない時間
に苦しむことになります。

体の回転通り、回転そのものでクラブを動かせば
ボール・インパクトに対し
非常に大きなもの・重いものが動いていきますから
ボールという重さ・負荷に対し
当然 強い・耐性の高いモノに出来ます。
体の故障も少なくなります。

関節の存在しない背骨を捻り
小手先で重さに耐えなくてはいけないショットは
若者に任せましょう。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります