20170727

K1Hスイング理論: 全英オープン2位マットクーチャーのスイングの進化

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全英オープン2位マットクーチャー選手のショット精度は
今大会ベストだったと思います。
そこでクーチャー選手のスイングを過去に遡り分析してみました。
すると興味深い努力と進化がありました。

2010年クーチャー選手のテイクバックは極端にインサイドでした。
原因はバックスイングで腰と胸を回すためです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSD9EmKBZpU&t

テイクバックインサイド
これではダウンスイングがインTOアウトになりやすく
ダフリ、プッシュが出やすく、リストターンをするとフックが出ます。
クーチャー選手のコーチはクリスオコーネルで2007年マスターズ、
2015年全英オープン優勝者ジザックジョンソンのコーチ
ジムハーディーの弟子です。
マットとザックのトップ
同じワンプレーンスイングのザックジョンソン選手右のトップと
比較しても腰と胸が回り過ぎているために軌道がフラットに上がり
オーバースイングになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=g-fU_Emoh4E
2010年クリスオコーネルコーチのもとスイング軌道を
A型1軸1プレーン(シャフトプレーン)に修正しています。
この頃からクーチャー選手の成績は良くなってきています。
マットクーチャーhttps://www.youtube.com/watch?v=G3JthDT7EtI
グリップは左肘が左を向く程の超ストロンググリップからの
リストターンをしない(ホールドオフ)のフォロースイング。
ストロンググリップ

2013年のスイングを診るとシャフトプレーンに上がっていますが
ダウンスイングは肘プレーンへ戻ってきています。
シャフトプレーンシャフトプレーンインパクトhttps://www.youtube.com/watch?v=a6EzVglj14I&t

2014年はバックスイングから肘プレーンに上げて
ダウンスイングも肘プレーンです。
エルボープレーンテイクバックhttps://www.youtube.com/watch?v=xUhT2O3m5uE
2017年の全英オープンの正確な弾道は2012年からスイング改造をはじめ
2014年に完成したA型1軸肘プレーンのスイングが安定してきたのでしょう。
2009年と2017年のトップを比較してみて下さい。
トップの比較
2017年のトップ右は腰と胸の回転が減少しため、オーバースイングになっていません。
これがクーチャー選手のショットが安定した理由です。
その為に飛距離は落ちていますが成績は明らかに向上しています。

日本のゴルフ理論もバックスイングで腰や胸の回転を減少させることで、コンパクトなトップを作り安定したショットを打つように進化させましょう。

つづく

このブログではK1Hスイング理論を紹介していますが
Hスイングに関しては詳細を説明しておりません。
一見棒立ち風のK型アドレス1軸スイングを真似て
ダフらなくなったが飛距離が出ないという方は
Hスイングの修得が必要です。
Hスイングはアドレスだけでなくテイクバックでさえ
従来のスイング理論と考え方が異なっています。
詳細はこちら
http://k1h.ehoh.net/

K1Hスイング理論としてはこのスイングが完成形です。
このスイング動画のリズムを今後とも参考にして下さい。



from K1Hスイング理論