20170712

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: スイングに関するご相談です

【読者様からの質問】
「はじめまして。
つい先日からドライバーの飛距離の伸ばし方を読ませて頂いてます。

今日はグリップの握りの質問です。

私は、練習後決まって右手親指と右手中指(第2関節の骨が若干出てる部分)が
痛くなります。

最近の練習で意識している事は

1 テイクバックでシャフトが地面と平行になった時、クラブフェースが
自分から見て10時~11時を指しているかどうか(今までは12時を意識してました)

2 トップの位置で右手がしっかり折れて甲側が地面を向いてるか(今までは親指でクラブを支えてました)


原因がわかれば教えて下さいm(_ _)m

※ 球筋はドロー系です(インサイドからが強いです)
※ よくダフリます(これも凄い悩みです)」



【倉木真二の回答】
まず知って欲しいのは、プロゴルファーのグリップを握る強さは、アマチュアが想像している以上に柔らかいです。
さらに、アマチュアが思っている以上に、プロはスイングを形よりもリズム、テンポを大切にしています。
もちろんそれだけではないのですが、アマチュアゴルファーが考えている以上に、リズム、テンポ、グリップの柔らかさ、上体のリラックスなどに意識を向けています。

質問者様の場合、スイングの形に気を配りすぎて偏っているように感じます。
その理由として、右手の親指の痛みがあります。
右手の主役は、中指、薬指の2本だけです。
親指は、添える程度の意識であり、トップでは左手の親指にクラブの重さがかかる程度です。
プロは、トップや切り返しではクラブをぎゅっと握ることはなく、むしろ手の中でグリップを遊ばせるくらいの握りをしています。
右手の親指が痛むというのは、右手でクラブを握ってしまっている状態であり、無駄な力みが強過ぎることが原因と考えられます。
これは、スイングの形、テークバックでのフェース面の向きを気にしすぎてしまっていることが原因である可能性が高く、形を気にし過ぎることで不要な力みとスイングテンポの悪化が生じていると感じます。

全く気にしないのはダメですが、やや形作ることに意識が偏っていると感じます。
なので、今は「インパクトでクラブヘッドがボールに良い当たり方をして良いボールが出れば良い」くらいの極端な意識で、クラブヘッドを走らせること、グリップを柔らかく握ること、形を気にせずテンポを重視することを考えるようにした方が良いように感じます。
スイングを抽象的にした方が、良い時期にあると感じます。


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