20170610

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: バンカーが苦手/嫌いな方江


世の中には バンカーが嫌い、もしくは苦手と
しているゴルファーは少なくないようです。

砂質や特殊なケースを除けば
実はバンカーに特殊なスイングやショットは
一切必要ありません。

重いヘッドのウエッヂとシャフトの柔らかさ
 さえあればいいのです。

実は結構勘違いされている方が多いのですが
ヘッドが重いとなぜバンカーが楽なのか…
は ヘッドが重いからヘッドが下に行き易い・・・とか
重いから砂などの重量物に負けない・・・とか
確かにその要素もなくはないのですが
実はそれが「主」ではありません。
sample 2009_09_15_19_49_13-17フレームショット

巷に流れる バンカーショットのコツ みたいなものは
とりあえず無視します。


バンカーが上手くいかないのは
インパクト付近で手が止まるからです。
インパクトが右にあるからなのです。
インパクト時のグリップが右過ぎるのです
(巷の多くは手を止めることを推奨していますね。。。)
手が止まれば いくらヘッドを振っていても
ヘッドは通常のショットよりも重いものをどかす必要のある
バンカーなどでは過度な減速になります。

ヘッドが重く、シャフトが柔らかいと
どのような振り方をしていたとしても
ヘッドが軽く、シャフトの硬いクラブと比べると
グリップが進行方向により多く押されますから
ゴルフ用語でいうところの「抜けの良い」状態になるのです。

軽いヘッド・硬いシャフトは
そのヘッドの軽さ~破壊力不足もあるので
どうしても インパクトで手を止め、ヘッドを振る
バンカーショットになるので
インパクトポイントが右に来やすい のです。

これはバンカーショットに限りませんが、
トップボールというのは
フェースの歯に当たることを指すのではありません。

ヘッドが下がり軌道や上がり軌道でなければ
ボールは球体ですから、よほどのボールの上側を打たない限り
ロフトという角度に逃げてきますが
ヘッドがあがり軌道であると
ボールの逃げどころはフェースではなく
ソールになってしまう…これがトップなのです。

ダフリ もそうですが、
トップもインパクト位置が右にあることが主原因で
ヘッドが「高さ」という意味で届いていないから
ヘッドを届かせよう とするのは逆効果なのです。

そのうえ ヘッドの重量が重ければ
ヘッドには軽いものよりも 姿勢を維持し
運動を続けようとする力が働くので
コマかいミスヒットにも強くなるのです。
03_b


ソールの抜け なども ソールそのものの形状に
無関係とは言いませんが、基本はシャフトとヘッドの
柔らかさと重さに依存しているところが少なくないのです。

パターやウエッヂなど ゴルフの肝 になるようなクラブに
重いヘッド・柔らかいシャフトはメリットこそあれ
デメリットは殆どなにもないのです。
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