20170520

ModernSwing21: マットを敷かずに素振りをするとトップする


Question

ゴルフの素振りについて質問です。
アイアンの素振りをよく行うのですがマットをひがすにやってます。
やはりマットをひいて少しマットに接触するように素振りするべきでしょうか?
その素振りのせいかトップがよく出るような気がします。
よろしくお願いします。


Answer

ご自宅などで素振りをする際に、とても重要なことがあります。
それは、クラブを握って素振りをする際には、正しい前傾と正しい球との距離
でセットアップして行うと言うことです。

これをやらないと、体に対しての軌道角度が間違ったまま
違うスイングを定着させている事になるからです。

エアーでクラブを持たない練習は必要がありません。
これは脚や手の動きを同時に行う時に、どちらも動いているかなど
フォーム作りをする際にはとても大切な練習方法です。

この時には下半身の動きや連動などの、手の軌道とはあまり関係のない
部位だけの練習になりますので、軌道は考慮する必要がありません。
下半身だけの練習の問時には、両手は前で交差して肩に当てている程度にします。

マットを敷かないと、手の軌道角がくるってしまう事があります。
まともに当てる練習とトップさせる練習の二種類のスイングを同時に
定着させようとしていると言うことなのです。

これではワンスイングにはなりません。
定着に人の倍の時間が掛かるということで
練習するたびに前傾角度が違えば、何倍も遠回りすることになるのです。

したがって、臍当て計測法で床に着地した位置から上半身は固め、
前傾をそのまま起こして浮いた状態で素振りをするとワンスイングになります。
実際よりは長い番手で振る角度なのに、短いクラブを使っている
というだけの状態になるからです。

要するに、アームシャフト角も、アームスパイン角(腕と背骨との角度)も
全く変えずに、前傾だけ起こしてヘッドが宙に浮く状態で素振りをする
ということです。

朝の立ち上げでも同じです。
クラブを二本握って準備運動として体を回転させる時も
できるだけ、アームシャフト角とアームスパイン角を崩さずにすると良いでしょう。

このような細かい部分にいたっては、アバウト派は感性だのセンスだので
重要な基礎にまでアバウトになるので遠回りするのです。

素振りも本振りも、すべてワンスイングを心がけましょう。



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