【質問】
「倉木様こんにちは。いつも楽しみに拝読させていただいております。
スイングについての質問よろしいでしょうか?
練習場ではほとんど出ないのですが、コースにいくと
FWやUTがなぜかトップ、ゴロしてしまいます。
ティアップするショートホールやドライバーでもその症状が
1~2回は出ます。
自分では上体が起き上がっている意識は無いのですが
手元が浮き上がっているかもという感触はあります。
自分の気づきとしては、芝の上で素振りをしてみると、芝を触らず
空を切ってしまいます。そこで自分の意識以上に
思いっきりインパクトで左腕を伸ばしてやっと触れる感じです。
ところが練習場で修正しようと試みると、なぜか症状が再現せず
そこそこ当たってしまうのです。修正する練習にならないというか、、、
直ったかとコースに出るとトップチョロが全く変わらず、、、という
お恥ずかしい現状です。
練習場で修正するには、インパクトでドスンと音が出るくらい
打ち込む?腕を伸ばす?意識改革がちょうどいいのでしょうか?
改善出来る練習方法があればよろしくお願いします。」
【回答】
コースと練習場では精神状態が大きく変わります。
コースの方がミスの出る確率が高くなる精神状態となります。
精神状態についてお話しすると、コースでの精神状態では無駄な力みが練習場よりも大きくなります。
無駄な力みとは例えるならばティッシュペーパーを取るのに100%の握力を使うようなものです。
ティッシュを取るだけなら握力の10%も必要ありません。
でもティッシュを一発で取らないと命を落とすという状態(通常とは違う精神状態)であれば確実にティッシュを取るために100%の握力を使うかもしれません。
これは極端な例ですが練習場とコースの違いの本質はこの例のようなものになります。
つまりコースの方がミスに対する恐れが大きくなることで無駄な力みも大きくなるということになります。
これを和らげるのは簡単ではありませんが、一つ効果的な方法をお教えします。
それは手首を柔らかく使うことを意識することです。
手首を柔らかく使うことで無駄な力みが減る上にクラブヘッドが下に降りてきますのでトップしにくくなります。
手首に力が入りすぎてしまうとクラブヘッドが走らなくなり下に降りず浮き上がりトップしやすくなります。
なので、コースに出たら練習場よりも手首を柔らかく使うことを意識してみてください。
意識すれば簡単にできますし効果的な方法です。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ