20160201

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 正しいテークアウェイのすゝめ 4


テークアウェイの話の前に
体の回転・向きの変更について 少し…。

体の回転は 背骨を軸とした
 骨盤より上の胴体の向きの変更です。

内臓などを格納した胴体の重い部分に対し
軸になる背骨は真ん中にある訳ではなく
最後部とは言いませんが、体の正面に対し
背骨の位置は随分と後ろにあります。
スナップショット 6 (2015-10-15 19-55)

ですので 体が右を向けば胴体の重い部分は右の股関節
左を向けば左の股関節と
完全に一致とは言わないまでも
体の向きの変更は体重移動…
移動する訳ではないので 軸足の移譲 は
近似値な同意語に近い意味なのです。

体の向きを変えず
 正面を向いたまま
体重を右に乗せると 
右ひじ(腕)の位置は右足よりも右に出ますよね
左に乗せると左足より左腕(ひじ)は左外の位置関係になります。

運動不足がちなオジサンゴルファーにとって
体をダイナミックに動かすことは
簡単なことではありません。

このブログでもフットワーク、フットワークなんて
言葉を安易に使っていますが
オジサンゴルファー
MOL061_Sc
にとっては簡単!ではありません。

フットワークで体の向きを変えようとすると
下半身と上半身に間に不必要なねじれ~遅れが出来たり、
体の真ん中に位置する腰だけ動き
 頭(上半身の上部)が残ってしまい、姿勢が崩れてしまったり、
結果うまく行かないことも結構あります。

そこで 体重移動が伴えば 上手に体も回しやすい
軸足の移譲が出来れば体の向きも変えやすい
ということを利用して
肘を体の周りのガイド役~先行役
使うことをお勧めします。

肘は通常 自分の方ではなく
やや外 体の後方を向いています。
ゴルフスイング言う「肘を使う」とは
その向きのまま 前腕を上げるのではなく
上腕を上げることをさします。
通常の腕立て伏せのような感じですね。

 これを「クランチ」と呼びます。


実はどの行程に関しても
このクランチが重要で
このクランチのタイミング~時期 をつかめば
スイングの覚えることはほぼすべて習得できます。

このクランチによって 体のきれいな向きの変更が可能です。
このクランチによって 腕の役割である
 クラブの起こし も覚えられます。
そして 肘でスイングを覚える決定的なポイントは
 一般的なスイング論では
腕の仕事~役割~働き と
体(主に足)の仕事~役割~働き は
  ➡誤解がないように説明しておくと
   体が動くというのが上半身を捻る ことではなく
   胴体は何もせず その胴体が乗っかった骨盤の
   向きを変えることで
   使われる体の部位、活躍する筋肉は
   お尻なども含めた足(下半身)です。
ある種別々なものでばらばらに覚えるが故…なのか
実際のスイングでも 腕と体は 全く違う時期に
腕が動いているときは体が止まり
体が動いているときは腕が止まり
となりがちです。

ところがそれを肘さばきで覚えると
同時進行にすることが可能で
 従来のスイングでは 行き ワンツー 帰り ワンツー と
拍子でいうと 4拍子(4アクション)になってしまうのですが
同時進行で行けば 行き ワン 帰り ワン の
2拍子 2アクションで打つことが可能になります。
スナップショット 6 (2012-04-16 23-16)

4アクションはもともと振り遅れというか
 手遅れを作るスイング ですから
それを取り戻すためにも
 打撃そのものは腕の振りで行うスイングです。 
そして 腕の動作が止まった状態での
体の動作がいつも先行しますから
インパクトは必ず体が開き、上向きな状態
 別な言い方をすれば 突っ込んだ姿勢で
「打たなければならない」スイングです。
それを 肘でスイングを覚えていけば
同時進行というか、リンクした形で
腕と足(体)を使いやすくなりますので
かなり有効です。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります