


今回はイ・ボミのスイングを菊池絵理香のスイングと
比較しながら分析したいと思います。
今回は正面からのスイングを比較します。
典型的な日本式スイングとイ・ボミのスイングの
違いがはっきり分かります。
下記の動画を参考にさせて頂きます。
同じ角度で撮影されていますので正確な比較が可能です。
下記の分解写真は左がイ・ボミ、右が菊池絵理香です。
アドレスに関して

所謂A型アドレスです。
韓国選手はこのアドレスが多い。
右は軸が右へ傾いています。
所謂右A型アドレスです。
日本選手はこのアドレスが多い。
右の様にスイング軸が右へ傾けばテイクバックがインサイドに
上がりやすくプッシュが出やすくなる。
(8の字を描いてプルを打つ人もいますが、ここではプロレベルの話です。)

バックスイングで重心が右へ移動しやすく
切り返しでバンプをしないとダフリやプルが出やすい。
テイクバックに関して


左は背骨を軸に上半身を捻っています。
所謂「1軸スイング」です。
右は股関節を積極的に動かして右への体重移動をしている。
所謂「釣鐘式スイング」です。
トップに関して

左は下半身の動きが少なくクラブヘッドの位置が高い。
右は下半身の動きが大きくその為に上半身も回りすぎている。
左は重力を最大限に利用してクラブを下へ振るためのトップ
右は遠心力を利用して目標方向へ振るためのトップ
ダウンスイングに関して


左は最下点へ向かってスイングしているので左腰を回していない。
右は左の目標地点へ向かってスイングしているので左腰が回っている。
インパクトに関して

左はアドレス時の頭に位置へ戻っていて
再現性が良い。
右はアドレス時の頭の位置より右へ傾いて再現性が悪く、
ダフリやプルが出やすい。
フォローに関して

左は右腕が伸びているのでスイングアークが大きくなりヘッドスピードが上昇。
右は右腕が伸びていないのでスイングアークが小さくなりヘッドスピードが上がりにくい。

左は軸が目標線に対して90度のままで腰の負担が少ない。
右は重心が右に残っているので腰・背骨に負担がかかる。
フィニッシュに関して

右は両足が交差しているので将来股関節痛になる可能性が高い。
最先端のスイング理論でのスイング評価はどちらがインパクト時に
アドレスの再現性が高いかとスイングの安全性で判断します。
股関節の使い過ぎに関しては下記ブログで説明しました。
http://blog.livedoor.jp/golfstudy/archives/46901657.html
つづく
このブログではK1Hスイング理論を紹介していますが
Hスイングに関しては詳細を説明しておりません。一見棒立ち風のK型アドレス1軸スイングを真似て
ダフらなくなったが飛距離が出ないという方は
Hスイングの修得が必要です。
Hスイングはアドレスだけでなくテイクバックでさえ
従来のスイング理論と考え方が異なっています。
詳細はこちら
http://k1h.ehoh.net/
K1Hスイング理論としてはこのスイングが完成形です。
最近のベンはジムトレーニングによる筋力の増加でヘッドスピードが
上がりXシャフトのクラブを使用しています。
ジュニアやアマチュアでシングルを目指すゴルファーの皆さんは
このスイング動画のリズムを今後とも参考にして下さい。