今年の女子ツアーでの大ニュースと言えば、イボミが男女合わせて過去最高金額で賞金女王になったことと、賞金ランクのトップ5が海外勢に占領されてしまったことでしょう。去年の4人でも驚きでしたが、今年は更に1人増えてしまいました。
これっていったい何が起こっているのか?今日は、平均ストロークという観点で、その原因を探ってみたいと思います。というわけで、今日は、過去20年の賞金女王の平均ストロークを調査しました。結果は・・・
- 1995年、塩谷 73.1707
- 1996年 福嶋 72.5562
- 1997年 福嶋 71.9580
- 1998年 服部 72.4487
- 1999年 村口 72.1728
- 2000年 不動 71.4969
- 2001年 不動 71.5921
- 2002年 不動 71.0506
- 2003年 不動 70.2727
- 2004年 不動 70.6389
- 2005年 不動 70.5584
- 2006年 大山 70.9224
- 2007年 上田 70.8268
- 2008年 古閑 71.6832
- 2009年 横峯 70.4279
- 2010年 アン 70.6395
- 2011年 アン 70.8006
- 2012年 全 70.1788
- 2013年 森田 71.0093
- 2014年 アン 70.1324 成田 70.9134
- 2015年 イ 70.1914 上田 71.116
ということになっていて、上の図の赤字の選手は、平均ストロークが1位でないのに、賞金女王になった選手で、つまり、一年を通じて安定していたわけではないけど、大きな試合にたまたま勝って、運よく賞金女王になれたタイプです。言わば、強運型です。それ以外の選手は、平均ストロークが1位で賞金女王になっているので、実力通りの賞金女王、ということが言えます。
こうやって見てみると、平均ストロークが小さくなってきていて、過去2年では70.1台をたたき出しています。横の人名と数値は、日本人選手の最低値です。今年の上田選手の71.116は微妙ですが、去年の成田選手の数値は、韓国勢が進出する前なら、十分に賞金女王になれた数値と言えるでしょう。ただ、こうやって比べてみると、日本人選手のトップレベルは、不動選手の時代からあまり変化していないか、やや低下しているのに対し、韓国勢は実力が上がってきている、ということになると思います。つまり、日本人はゴルフが上達していないか、下手になっているわけです。
それは、スイングにも顕著に現れていて、イボミやテレサ・ルーといった選手が、非常にハイレベルなスイングをしているのに対し、日本の女子プロは、昔ながらの個性的な我流に近い、本人の能力の高さでトップレベルにいる、といった選手が多い状況と変わっていない、ということなのでしょう。洗練されていないのです。
そして、このことは、個人の能力の高さで行ける限界を示しているともいえるでしょう。はやくそういう状況から脱出し、世界レベルの選手がどんどん出てきてほしいですね。っということで、今日もレッスン公開です・・・
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