20150414

VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー: 松山選手の活躍に思う

今日は珍しく男子ゴルフの話題から始まります。


ご存じのように、マスターズにおいて、松山選手が11アンダーとして5位に入りました。マスターズでの日本人選手として過去最少のストローク数だったそうです。まぁ、優勝スコアも過去最少ストローク数なので、「過去最少」に拘りすぎるのもどうか・・・と思いますが。


スコア云々ではなく、順位と優勝スコアとのストローク差の方が大事であって、そこを注目してほしいと思います。




これと同じような論理で、同じコースで試合をやっているのに毎年優勝スコアや予選カットラインが上がっているのでツアーのレベルが上がっているという意見が出てきます。素人が言うのには構わないのですが、ツアーを取り仕切る立場の「元選手」が言うのですから困りものです。




クラブやボールなどの道具は年々改良が加えられたり、新しいものが登場しているのは事実です。ドライバーも飛ぶだけでなく曲がりにくくなりましたし、私達がゴルフを始めた時には無かったユーティリティや9番ウッド、11番ウッドなんていうものも現在は女子プロの試合でも普通に使用されています。


道具が進化すれば、同じ実力でも当然にスコアは向上するものです。




一方で、同じコースでほぼ同じ条件で何年間も試合が行われることも結構多いものです。それはある程度仕方がないのですが、道具が進化することによって当然のようにスコアは良くなってきます。


結果としてスコアが伸びていくことになますが、それを技術の向上、レベルの向上と決めつけてしまって良いのでしょうか?


優勝スコアが10アンダーだったものが20アンダーになればレベルアップだというのは、そう受け取ることも可能ではあるけども、道具のおかげであるとも受け取ることができます。




そうではなく、コース難易度をより上げることで、技術を引き出すことができますし、その中で結果としてスコアを伸ばすことができれば本物のレベルアップだと思います。




さて、話題が逸れてしまいましたが、松山選手はすでにメジャーで優勝する可能性を持っていると思います。あとは、チャンスの時を待つだけです。




では、女子ゴルフでは、日本人選手はアメリカツアーのメジャー優勝する可能性は無いのでしょうか?




国内ツアーでも、前週に予選落ちした選手が翌週の試合でいきなり優勝したり優勝争いすることがよく見られます。シーズン通して見ても、平均ストロークや賞金ランクが30位台ということは毎年のようにみられることです。


ゴルフというスポーツは、実力だけで全てが決まるのではなく、コース相性や調子、運といったものに左右されるものですから、あるレベル以上の選手には誰にでもチャンスはあると思っています。


極端な話、試合に出場すれば優勝の可能性はゼロではありません。ただ、実力が劣る選手はその可能性が低いだけの話です。




さくらさんは昨年の全米女子オープンでトップテン入りしただけでなく、数年前の全米女子オープンでも3日目に最終組で回ったこともありました。優勝の可能性はそれなりに大きいと見ても良いでしょう。試合が開催されるコースにもよりますが・・・・。


それは、藍ちゃん、美香さん、彩子さん、野村さんにもあるわけです。ただ、活躍できるメジャーはそれぞれ別の試合でしょうが。


そして、成田さんや森田さんがアメリカツアーのメジャーに出場しても優勝の可能性はあるでしょう。ただ、優勝する可能性がある一方で、予選落ちする可能性はさくらさんよりも遥かに高いでしょうね。


from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー