ギアマニ予備校連載企画として
ミズノ社のJPX850 W1のヘッド性能設計を分析します。
ヘッド性能設計分析
モデル名 | ロフト | リアル | F.P. | 重心距離 | 重心深度 | |
市場平均 |
| 10.2 | 18.8 | 38.5 | 36.9 | |
JPX825 | 9.5 | 9.8 | 18.8 | 37.92 | 38.34 | |
重心高 | 有効打点 | 重心角 | 実質深度 | 打出角 | 有効比率 | スピン量± |
31.5 | 21.2 | 22.0 | 18.2 | 13.9 | 40.1% | 375.8 |
26.4 | 26.4 | 23.0 | 19.54 | 13.7 | 50.0% | 0.0 |
操作性能
重心距離/重心角に関しては、まさに市場平均
ストレートからフェード・ドローと打ち分けられる
ソールウエイトの位置変更で、さらに長め、短めに変更が可能
打出/スピン性能
打出角は市場平均
スピン量は超低スピン
ロフトは、
11.5、10.5、9.5、8.5、7.5と調性可能
ソールウエイト(1個6gが2個あり、トー側、ヒール側、ソール3箇所に設定可)によって
重心深度、重心距離の調整も可能
以上から、
現状センターの操作性に対し、
つかまりを調整 ができ
打出角とスピン量も微調整可能な万能ヘッド
※ここまで低スピンヘッドは初めてだが、
ロフト調整も可能のためベストな性能設計
このヘッドの良いところは、
ロフト調整が7.5~11.5度まで調整できること
重心深度も、深くとやや浅くの調整が可能なこと
以上から、
センターにフェイス面スポットを設定するリスクを回避し
本当に飛ばせる可能性を設計で出せるヘッドと思います。
正直、素晴らしいと思いました。
懸念事項としては
ロフト設定が、いわゆるリアルロフトと思いますので
JPX のブランドイメージと、最大ロフト11.5度を考えると
今までのJPXのやさしい、上がる、のイメージのプレーヤーには、
上がらない、ドロップするなんて評価になる可能性が予測されます。
逆に、プロを含めた上級者には、
飛ぶと高い評価が出る可能性 も予測されます。
結構、男子プロも使用者が増えて、
ヘッドカラー、クラウンデザイン変更モデルが出たりして…と思います。
個人的には、久しぶりにすごいヘッドと思っています。
浸透するには、いかにプロが使ってくれるかかも知れないですね
ご自分のセットの操作性マッチングに興味ある方は
詳しくは下記より
from もっちゃんのゴルフ(ギア)の真髄