ホンダLPGAタイランドの最終日が行われています。
試合はまだ終わっていませんが、優勝争いに興味があるわけでもなく、日本人選手がホールアウトしていますので、日本人選手の最終スコアを見たいと思います。
-8 野村さん (最終日64)
-7 美香さん (最終日67)
-1 藍ちゃん (最終日69)
3日目は全体的にスコアが伸び悩んていましたが、最終日は63を筆頭に60台半ばのスコアがずらりと並んでいます。アメリカツアーは最終日に伸ばさないと・・・・と言う人も居ますが、スコアだけではなくコース設定や天候にも影響されますので、それを加味しないとまともな評論には値しません。現実にそうならない試合もあるわけですから。それを書くなら「今回は、最終日に伸ばさないと上位に入れない試合展開でした」となるわけです。
この試合は70人しか出場しない、予選落ちの無い試合です。賞金ランク上位60人(繰り下げあり)と主催者推薦10人のようです。
この主催者推薦によって出場する選手は賞金を稼いでも獲得賞金額には加算されない制度になっています。
そのため、推薦で出場した藍ちゃんと美香さんは確実に4日間プレーすることができるわけで、賞金を稼ぐことと同時に自分のゴルフを確かめる機会を得られたわけです。スポンサー様に感謝しなければなりません。ただし、いくら稼いでも、シード権を得るためには何のプラスも無いわけです。
推薦枠出場選手の賞金加算がないのは、日本では馴染みのない制度なので戸惑いますね。
推薦を受けた選手と推薦を受けることのできなかった選手の不公平感を無くすことが大きなメリットですね。
予選落ちの無い試合ですから、当然いくらかの賞金を得ることができます。さくらさんもシード権獲得のためにのどから手の出る賞金ですね。そのライバルとなる選手が推薦を得て、最下位であっても賞金を加算されるのですから、推薦を受けることのなかった選手には不満も残るでしょう。
日本では予選落ちの無い試合はミズノクラシックとリコーカップの2試合のみです。
仮に、この2つの試合に推薦枠があり、極端な話、スポンサーにコネを使いまくって出場した選手や、推薦されても予選落ちを繰り返す「推薦の女王」が賞金を稼いで、それがシード権などに影響したら大変問題となります。
ミズノクラシックの場合は、主催者推薦枠は無く賞金ランク順に出場権が決まっていくので、不公平感はありませんでした。
今回、彩子さんはウェイティング1番で出場機会を逃したわけですが、もしも主催者推薦枠の10人をミズノクラシックのようにしていれば出場できたのは確実ですし、シード獲得に向けて前進した筈です。
W宮里というマスコミ人気のある選手が出場しているので大きな問題になっていませんが、どうしても心に引っ掛かるものが残ります。
スポンサーとしてどうしても推薦選手を出したいのなら、もっと出場者を増やして通常通りに予選落ちのある試合にすれば良いと思うのですが・・・。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー