20150108

パット上達ブログ: パット数の問題とSGP

M・ブローディさんはパットが重要でないといってるわけではありません。



はっきりと「パットは重要」としたうえで、ただし、パッティングコンテストとは違うと述べておられます。



次のような記述もあります。



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パット数(平均パット数)という指標は、パットの巧拙を示していない。



20mからの2パットは御の字だが、1mからの2パットは落胆。



パット数は距離を考慮していないからである。



PGAの「ショットリンク」のおかげで「パットで稼いだ打数(SGP)」を使い、より正確にパットの腕前を表現できるようになった。

SGP:Strokes Gained:Putting



SGPとは(PGAtourで)、その距離からホールアウトするまでの(ツアー出場選手の)平均パット数から自分のパット数を引いたもの。

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ある距離からの平均パット数が2.1なのに対し、自分は2パットで上がったとすれば、この場合のパットの稼ぎ(SGP)は0.1打となります。逆に、これを3パットしたら稼ぎは-0.9打。



これで、ツアー選手の中での(相対的な、ではありますが)パットの真の巧拙がわかるというものです。



SGPは、全ツアー選手が同一の条件のもと(グリーンの芝質、形状、アンジュレーションやカップ位置などすべて同じ)にプレーしているわけで、距離ごとに何パットで上がったかで示すわけですから合理的な指標といえます。



勿論、同じ距離でも大きなスネークラインにある場合と、平坦な真っ直ぐなラインにある場合では優劣がありますが、それは運・不運。多数のパットの統計からは全選手が公平・公正な評価を受けることになります。



このような新しい指標の概念は「動的計画法」により生まれたわけですが、これはリスクと不確定を伴う多段階の問題解決のために軍事研究から生まれ、今や経済や産業から医療などあらゆる分野で応用されている手法ですが、ゴルフで使われているというところが面白いですね。



人(ボランティア)とお金(計測装置やデータ収集のシステム)をかけることのできるPGAtourならではの指標と言えます。



訳者はSGPを「稼いだ打数」とされていますが、弊ブログではパットの「打数得点」(20110804)とか「稼ぎ」という言葉を使ってきました。



当時は未だ訳語がなく、「稼いだ打数」よりも「打数得点」のほうが締まりが良い言葉だと思ったからですが、今後は訳者にならって「稼いだ打数」あるいは単にSGPと表記したいと思います。



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