今 週のトーナメントは、アメリカ男子のヒュマナチャレンジ、これは、昔のボブホープクラシックで、プロアマトーナメントです。この試合には、多くの有名人も参加するので、予選の中継などは有名人の映像が多く、アメリカ人は見ていて面白いかもしれませんが、日本人にとっては、アメリカ通の人以外、あまり面白くない大会です。
試合はパームスプリングスで開催されるので、二回くらい観に行ったことがありますが、その頃は5日間の大会で、予選の4日間をアマチュアとプロが4つのコースをラウンドするので、見たいプロがどのコースなのかを調べて、見たいプロが別のコースだったりしたら、とっても観戦に難儀する試合でした。しかし、アメリカで有名な人もチラホラ見かけるので、そういうのが好きな人は楽しい試合だと思います。日本だとフジサンケイのプロアマみたいな感じかもしれません。
この試合には、日本から石川選手が挑戦します。石川選手は、今年これが最初の試合になるようですが、もし、今年のマスターズ出場を狙うなら、世界ランクだとかなりの上位を連発しなければ難しいだろうと思われ、また、流石にもう特別招待もないでしょう。だから、石川選手としては、なんとか自力で出場権をゲットしようとがんばるはずなので、果たして、どれくらい頑張ってくれるのか、とても楽しみです。
先日、石川選手の特集番組を見ていたら、普通の中継では紹介されないミスショットなども紹介されていて、かなり苦労していたことがわかりました。また、試合での戦い方についても、自分のスタイルを貫くか、或はそれを変えて試合に合わせるか?みたいなことの葛藤などもあったようで、更にはスイングに関することや、試合中でもスイングのことを考えてしまったりとか、様々な悩みを抱えて戦っていたことが描かれていました。
今年は何よりも初優勝したいということで、それはもっともですが、日本では、勝ったことからツアーが始まったので、勝てない苦しさというのは未経験なわけです。15歳で勝った時は、勝とうとか勝ちたいと思って勝ったわけではなく、勝っちゃった優勝だったので、ある種、日本ツアーをなめてかかれたのではないでしょうか?そして、そういう気持ちだから活躍もできました。しかし、アメリカではそうはいかず、勝てない苦しさを味わって、そして、勝ちたいという強い気持ちを抱えての戦いになるので、イケイケドンドンムードでは戦えません。
人間、何かをこうしたいと願って実現するのと、同じことでも、なんだか知らないけどできちゃった、っていうのとでは難易度が全然違うものでしょう。目に見えないプレッシャーが襲ってくると思われます。だから、もしかすると今季、石川選手は何度か優勝のチャンスがあるかもしれませんが、最後の最後まで簡単にはいかないことを理解して、観戦できると楽しそうだと思いつつ、今日もタイガーのスイング改造をお楽しみください・・・


from まる得!ゴルフレッスン公開