20141202

パット上達ブログ: カシオワールド最終日

あれよあれよと言う間に抜け出して、3馬身差3打差で片山晋呉がゴール勝ちました。



第4コーナーを過ぎてから#12からの追い上げには目を見張りました。



ここから4連続と#18も○。この日7打を(8○1△)伸ばして通算-17、逆転の今季初V。

通算28Vです。



片山らしい勝ち方ですね。



サンデーバックナインで、ガッツポーズも高らかに大歓声を味方にしたら、後続の最終組への心理的な影響は甚大です。



で、前日首位の3人は後半に伸ばせず(後半だけだと小平、今平、平本ともに+1)に陥落。



3日を終わった時点で「首位に立たなくて良かった。上は若い子でしょ?!最高」と逆転を目論んでいました。その通りにやってのけるんですから、さすがに現役永久シードの貫録です。



「経験が違う。俺だって負けた数の方が多い」「稼ぎたいわけじゃない。俺はこれが好きなんだ」(本項のみ日経新聞H.A.記者の署名記事より引用)と憎たらしい(?)コメントを残しています。



片山のパットについては何度もUPして来ました。



最近の特徴は独特のストロークと距離勘の擦り合わせ。



右手で随分とストロングに握り、左手は甲を前に向ける順手な握り。ココロはご本人に聞いてみたいですが、全行程を通して手首の返りを防いでいると思います。特にフォローでの捏ねりを徹底的に抑えようと言う考えのようにお見受けします。



距離勘の擦り合わせは、アンダースローでボールを転がす仕草を繰り返して、パターヘッドの振り幅を求めています。



研究熱心な片山は、以前はパットのフォームを頻繁に変えて(私淑して追っかける方は大変だった?!)いましたが、最近はこれに落ち着いて?いるようです。



で、距離勘もバッチリ。#12からの4連続のバーディーは、それぞれ≒3m、≒1m、≒6m、≒6mという距離でしたが、タッチも完璧でした(だから入る、当たり前のことですね)。



如何に距離勘が大切か、ですね。



#18での第3打はピン直後に落として上≒10cm。深呼吸のゼスチャーをしてからタップイン(○)させるところは憎たらしさを越えた余裕の遊び心も見せていました。



で、今季のマネーキングレース。



パットが決まらずこの日-3の小田に対し、-6とした藤田が≒¥15M差と迫りました。



今週末の最終戦での決着となります。



この週末も沸きますね!



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