20141110

キャディ日和: 谷口徹さんの本当の顔。

『谷口 徹』さんてね、ビッグマウスとか偉そうだとかまぁ悪い事もいろいろ言われる選手です。



昨日の最終日はその谷口さんと同じ組でした。



桑原さんと谷口さんは、桑原さんがまだ試合にずっと出続けていた時には一緒に行動されていたそうです。

2000年前後かな。



練習日に僕が今週桑原さんのキャディだと知った谷口さんは、



「なんや梅吉!克っちゃんのキャディか!そんなに週末休みたいんか(^o^)」



なーんて言うんですよ(-_-)

隣に桑原さんもいるのに(。-_-。)



同じペアリングとなった最終日の朝には僕を見つけるなり、



「どないしてん!?何が起こってん??まさか克っちゃんと決勝で回るなんて夢にも思わへんかったわ!(^o^)」



約5分くらいかな、ずーっと僕に桑原さんの話をしてた。



そして試合が始まりました。



ご存知の通り、桑原さんは前半から大失速。



もはや前日までの桑原さんとは別人と化していました。



ショットはほぼ全ショット曲がり、あれだけ入ったパッティングはかすりもしない。



桑原さんと僕の気配はもはや誰も気付かないほどの薄さだったでしょうね。



でもね、もう1人いたんです。



オーラが全く無くなってた人間が。



それが谷口さん。



谷口さんは自分自身の調子が悪いせいでオーラが消えてたんじゃないんです。



普段は他の人のショットにいちいち干渉なんかしない谷口さん。



その谷口さんが、桑原さんの1ショット1パットをまるで自分が打ってるかのように気持ちを込めて見てらっしゃった。



「伸びろ!」、「入れ!」



なんて言葉を他の人に向けて言う谷口さんを初めて見た。



桑原さんのパッティングが惜しくも蹴られて入らなかった時には、顔をしかめて本気で悔しそうな表情をなさっていました。



谷口さんは嬉しかったんです。



若い頃、一緒に切磋琢磨して上を目指した仲間と良い位置で回れる事が。

その桑原さんのキャディを僕がしていた事も。



谷口さんが終盤スコアを落としたのはおそらく桑原さんのせいでしょうね。



谷口さんは桑原さんが崩れて行く姿を見るのが辛かったんです。



皆さん。



こんな言葉を言うとキャラを潰してしまう事になりかねないけど、これが本当の谷口徹なんです。



あの人は確かにうるさくて面倒くさいですよ。

でもそれはパフォーマンスであって本当は誰よりも心優しくて誰よりも人情味に溢れてる。



谷口さんは桑原さんが大好きなんです。



前日から一緒にスコアを伸ばし、2人で優勝争いに加わる事をイメージしてたはず。



ホールアウト後の桑原さんの落ち込み様は想像を絶するほどでした。



そのテンションのまま、桑原さんは明日から始まるサードQTに臨みます。



桑原さん。



もう1度あの場所まで這い上がってやりませんか。



それで谷口さんと回って、今度はコテンパンにやっつけてやりましょうよ( ̄▽ ̄)



待ってますからね僕は。







でも僕なんかより、あの人は何倍も何百倍も待ってますよ。



桑原さんの復活を(^-^)


from キャディ日和