20140827

ゴルフ大好きおやじの「GOLF DIARY」: フェデックスカッププレーオフ開幕!松山英樹&石川遼が初参戦

レギュラーシーズンが終了した米国男子ツアーは、今週からフェデックスポイントランキング上位125位の選手たちによるプレーオフシリーズに突入する。ツアーで積み重ねてきたポイントは一旦リセットされ、上位30名にはランキングに応じて新たにポイントが付き、プレーオフシリーズは通常の5倍のポイントが割り当てられるため、すべての選手に年間王者のタイトルを獲得するチャンスがある。そして年間チャンピオンには、試合の賞金以外に10ミリオンドル(約10億円)の特別ボーナスが与えられる。




プレーオフシリーズは4試合からなり、プレーオフポイントランキングにより、初戦の「ザ・バークレイズ」に出場する125名から第2戦は100名、第3戦70名と出場枠が減らされていくサバイバルレース。最終戦「ツアー選手権 byコカ・コーラ」は選ばれた30名のみで争われる。



現在ランキングトップに立つのがロリー・マキロイ(北アイルランド)。「全英オープン」、「WGCブリヂストンインビテーショナル」、「全米プロゴルフ選手権」とビッグトーナメントを3連勝中。2位にはツアー2勝を挙げているジミー・ウォーカー、3位はバッバ・ワトソンが続く。賞金ランキングではベスト10に入っているリッキー・ファウワーが、フェデックスポイントランキングでは11位からスタートする。一方、今季は腰痛で苦しんだタイガー・ウッズは、プレーオフシリーズ進出を逃してしまった。

そして日本勢は松山英樹がランキング22位で初出場。第3戦「BMW選手権」までの出場権を確保している。同75位の石川遼も同じく初めてプレーオフに進出。こちらは今大会終了時のポイントランキング100位までの選手が進む第2戦「ドイツバンク選手権」の出場は確実にしている。最終戦まで残るためには、初戦から結果を求める戦いが続く。

【FedExプレーオフシリーズ】

初戦:ザ・バークレイズ(8月21日~24日 リッジウッドCC)ランキング上位125位

第2戦:ドイツバンク選手権(8月29日~9月1日 TPCボストン)ランキング上位100位

第3戦:BMW選手権(9月4日~7日 チェリーヒルズCC)ランキング上位70位

最終戦:ツアー選手権 byコカ・コーラ(9月11日~14日 イーストレイクGC)ランキング上位30位




【2014FedExCupシーズンポイントランキング】

1位:ローリー・マキロイ(2,582pt)

2位:ジミー・ウォーカー(2,493pt)

3位:バッバ・ワトソン(2,173pt)

4位:マット・クーチャー(1,921pt)

5位:ジム・フューリク(1,851pt)

6位:ダスティン・ジョンソン(1,769pt)

7位:セルヒオ・ガルシア(1,700pt)

8位:ジョーダン・スピース(1,692pt)

9位:パトリック・リード(1,666pt)

10位:クリス・カーク(1,571pt)



22位:松山英樹(1,287pt)

75位:石川遼(681pt)




2007年シーズンから始まったプレーオフシリーズだが、1年分の賞金額よりも大きいがボーナスが配分されることにより、同カップのプレーオフシリーズでは選手たちが目の色を変える。4試合のうち最後のツアー選手権への出場権(トップ30)を獲得すれば大逆転で年間王者の可能性がある。なので、米男子ツアーでは、この年間王者と賞金王という2つのタイトルがあることになる。どうも日本人にはこのプレーオフというシステムは馴染まないが、アメリカでは野球も、バスケットも、アイスホッケーにもあり、シーズンのゲームよりプレーオフが盛り上がるというのは、よりギャンブル性の高い一攫千金のドラマの方がアメリカ人が好むからだろう。 from ゴルフ大好きおやじの「GOLF DIARY」