20180420

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ″円を描く″に騙されないように


スイングで、特にアプローチで
うまくいかない、
ダフル、
トップする、
ミスになる、
 大きな原因 は知識で解決出来ます。
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アプローチにも種類がありますが、
グリーン周り位の距離から
番手にもよりますが、50ヤード位まででしょうか
この知識はとても有効です。

そして この知識は勿論フルショットにも
とても有効…というか ホントは『当たり前』
なのですが、多くの人は誤解?、錯覚して理解しています。



何度も何度も書きますが、
スイングは 最終的には円弧 を描きます。
その円弧に騙されてはいけません。

ゴルフクラブは機械仕掛けではありません。
弊社の取り扱う 柔らかいシャフト であったとしても
自発的には絶対に動きません。

クラブ扱いの基本中の基本は
持っている、打つ人が
なにがしかの運動/動作で
グリップを動かした分 その移動量分
ヘッドが動くのであって
グリップの移動量を ヘッドが上回ることは
意図的にしない限り 絶対にないのです。


この二つの写真をご覧ください。
201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment(3)円弧 と言う意味ではグリップに対し
外周に当たるヘッドは、大きく移動したように
感じますが、このショットを
真上から俯瞰して見ていると
考えてみてください。
グリップの移動量に対し
ヘッドの移動量はさして変わりがありません。

スイングは体が回転するので
結果として 円弧を描き
それによって その外周に当たるヘッドの方が
最終的には 長い道のりを描きますが、
コト移動量そのものに対しては
グリップの移動量=ヘッドの移動量 です。



アプローチの方が分かり易いでしょうか
ここを スタート地点 します。
スナップショット 3 (2017-01-13 12-28)

ここは通過点ですが、仮にゴールとします。
スナップショット 6 (2017-01-13 12-29)

二つの写真を比較してみると
スタートのグリップの位置とゴールの位置
スタートのヘッドの位置とゴールの位置
双方の 移動量にさほど違いが無いのがわかるかと
思います。

何を言いたいか というと
グリップの移動分 以上に ヘッドを動かすような
持っているクラブの長さを最大(外周)とした
円弧を描くようなアプローチでは
そのヘッドの通る道のりが長すぎ、時間がかかり、
『スイング時間』の中で
からだの正面に間に合わない
 のです。

右を向いている分やややハンドファーストになる
コトを差し引いて、単純に考え
からだの正面でインパクトする とし、
大きなミスにならないのは その体の正面であると
両方の腕の長さからボールまでの距離が
アドレスのそれと似ているので ボールがさばけますが
『スイング時間』の体の正面を逃してしまうと
からだは上を向き、開き、
左サイドがボールから遠のき、右サイドは近づきます。

ですので ダフッたり トップしたりするのです。

極端にはこんな感じです。
スナップショット 1 (2018-04-19 18-11)
スイングの時間進行は
からだが向きを変えて移動するグリップの位置移動が
基本軸です。

そのグリップの移動量で得られるヘッドの移動量よりも
長い道のりを描けば、当然 所定の位置よりも遅れ
右打ちの人であれば ヘッドの位置は右にズレていきます。

MVI_0748Trim(5)Trim(2)Trim_Moment
MVI_0748Trim(5)Trim(2)Trim_Moment(3)
MVI_0748Trim(5)Trim(2)Trim_Moment(4)

典型的なアプローチの失敗例が
このような 肩腕で造る三角形を固定し
これを肩甲骨の揺さぶりで 振るパターンで
これでは 必ず 体は上を向いて
アドレス時よりもかなり右サイドがボールを近づきます。

ダフリ・トップも頻発しますが
これでは 本来の入射角度よりも緩い角度で入射し、
ロフトも上を向くので スピンも入りません。
👉バンカーショットには最悪な方法です( ゚Д゚)
 幾ら訓練しても これではバンカー苦手は克服できません。


正しく打つよりも 強い運動・速い速度が必要になりますから
ミスの可能性がぐんと上がってしまうだけでなく
非常に体に悪い不自然な動作なので
上手くなるために繰り返せば 体を痛めます。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります