20170713

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: クラブの重さを使って体を回そう


弊社のアイアン HBS-16(5番アイアン) ですと
ヘッドの重さ 320g
シャフト    60g
グリップ    50g
総重量    440g位です。

IMG_0622


ゴルフクラブのその重さは
その姿勢や位置によって
人間に加わる負担として
重さそのものや方向が異なります。



そのクラブの縦方向・重力方向にかかる重さ を
利用して体を楽に回していくには
いつというのがとても重要になります。

スナップショット 10 (2017-04-20 16-39)例えば 
グリップよりもヘッドの方が低いこの状況では
(グリップ➡ヘッドの方向)へと重さがかかり
運動という係数分、遠心力なども増えます。
この位置関係で クラブの重さを活用しようとすると
逆に 自分の動作・運動の妨げになります。
ゴルフ用語で言われる 右手を使うな 左手のリードだ
みたいなものも この状態で重さを使おうとすれば
そう言う結末になるのだと思います。


ゴルフクラブはスイングする際、
ヘッドが高い時間
(グリップとヘッドの上下関係)  と
ヘッドが低い時間 の二つがあり
当然 それによって かかる重さの方向が異なりますし
重さそのものも異なってきます。

ヘッドの方グリップより高い時間帯 では
クラブそのものの重さは 
主にグリップに掛かってきますから
グリップを動かしやすくなります。

逆に ヘッドの方が低い時間帯では
クラブの重さは運動による重さも加わり
クラブの形状のヘッド方向に外へ外へと
重さが掛かって来て
打ち手との接続であるグリップを移動させ辛くなります。
千人

ゴルフスイングの構造はとてもよく出来ており
ヘッドが高い時間帯 は
スイングにとって
 テークアウェイ後半~トップ~ダウンスイングの前半
という 体が右を向いた時間帯
 です。

体が右を向いた状態 は
正しく 股関節~骨盤毎 右を向いていれば
体の左サイドの方が低い時間帯 ですので、
グリップに掛かる重さ は
 主に左サイド・左グリップにかかり
トップ➡ダウンスイングの前半 では
ボールを打っていく方向に対し
グリップが動かしやすくなります。
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)

準備 として 体がちゃんと骨盤毎
右を向いていれば、
グリップに掛かる重さ は 重力方向ですが
この重力方向には 動作にとっての縦と横(斜め)が
混じり合いますので 非常に便利です。
このタイミングであれば
一つの方向で 縦横いっぺんに出来るのです。

この位置関係から想像力を働かせてもらうと良いですが
グリップに掛かっている重さは 
グリップエンド➡インパクト位置 の方向ですので
スイングにとっては非常に好都合です。
そして ヘッドには重心距離 と言って
シャフトよりも内側 自分の方に鎌首をもたげた形状が
ありますから それはより有利です。


ヘッドの方が高い時間を失うと
後に 横の動き そして 縦の動き
の二つをする必要が生じます。
しかも、ヘッドの方が低い時間に入ってしまうので
その重さは 単純な目方の 数百グラムではなく
運動が加わった 数キロ~十数キロ の重さになるのですから
いつ クラブの重さを使うのかは 天国と地獄になるわけです。

dohirakiですので この姿勢などは
意図して この姿勢を作ったのではなく
クラブの重さを処理し
ボールを打った結果 作られたもの…。

クラブを動かす遠心力を
必死に体で引っ張って相殺し
ヘッドとボールが当たるようにした
クラブに振られてしまって出来た結果です。

これで遠くまで正確に飛ばすのですから
やはり すごいと言わざるを得ません。
体を痛めないのか 心配でなりません…。
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