20170605

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: アプローチから始めるゴルフスイング③



多くのゴルファーは
体の回転とクラブの円軌道が
結びついていません。


例えば…です。
腕の補助もありますが、
基本 体の回転によって
グリップが移動し、
その結果、ヘッドも引きずられ移動します。
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でも ほら
シャフトを回転させて
ヘッドで円を描きたい…でしょ?!
スナップショット 1 (2017-05-16 22-34)

じゃあ 体の回転はなんだったんですか?

体には前傾姿勢があるので
右を向けば 腕を固定していても
グリップエンドはやや高くなり
右向きをほどき、正面を向いて来れば
そのグリップエンドは低くなりはじめ
正面を向き終えて 左を向けば高くなります。
回転が伴いますから
それが結果、斜めの弧を描きます。
グリップを移動させてるだけです。

でも、ほら
ヘッドを上下に動かしたい…でしょ?

じゃあ 体の回転は何だったんですか?
グリップの移動は何だったんですか?
グリップの移動最中にヘッドをそれより多く動かせますか?

右にズレた 俗に言う
遅れたヘッドを取り戻す動きは
イコール グリップを後ろに下げる 右に戻す動きですよ。

スイングの極意は
重さ分遅れた(右にズレた)状態を
ロフトの立ちに変えることです。
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このPWでのアプローチで
体の回転以外に ヘッドで円弧を描く動きは
上を向くことによって起こる ダフリやトップだけでなく
45度前後のロフトを 60度のロフトのクラブに
変えてしまう動きです。
ボールの底を撫でて、ボールに回転を与えるだけの動きです。

ボールに必要以上の回転、それに伴う高さを与えてしまうと
同じヘッドスピードであっても
同じ力加減であっても
簡単に 半分の距離になってしまうことも起こります。

ゴルフスイングの場合、
グリップの移動以上にヘッドを動かした分
ほぼ 間違いなく その分距離はスピンに化けます。
逆に それでも距離を落とさないようにするには
体の無理な態勢を我慢して 身を削るしかありません。
それは 今のプロのスイング です。
アマチュア向きの方法ではありません。

IMG_0496


まあ これがアマチュアの飛ばない理由です。
振れば振るほど曲がる か 上がる
風にとっても弱い球 ってアマチュアの代名詞ですよね。


①テークバック時でのグリップエンドと胸の距離感
②上半身を使わないテークバック
③スイングの中に加速を入れない
④ヘッドを忘れグリップだけを移動させる意識
⑤体は180度のフルターンをしても
 シャフトは90度のターンで収める


①に戻ります。
①にはグリップエンド胸との距離感 だけでなく
 胸の垂直な関係を維持して欲しい というのがあります。

グリップエンド(点)と胸の中心(点)
に仮想の線を引いてみて下さい。

テークバックをします。
アドレス時はシャフトそのものも胸と概ね垂直な関係だったのが
やや 右に寄ったでしょう。(延長上では胸と平行)
ダウンスイングし始めると
ヘッドの重さには運動の重さが加わりますから
さらに重くなって行きます。
シャフトはどんどん胸と平行に近づいていきます。
しかし、依然として点であるグリップエンドと胸との
距離間・位置関係は変わりません。

つまり イメージとしては
インパクト時の シャフトは胸と垂直ではなく
少々大袈裟ですが、胸と平行(に近い)だ という事です。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります