スイングは単純にこの時間軸で動きます。
①正面➡右向き
インサイドへの移動です
右側が高く、低い所から高い所への動きです
②右向き➡正面
インサイドからの移動です。
左側が低く、高い所から低い所への動きです
③正面➡左向き
インサイドへの移動です。
左側が低く、低い所から高い所への動きです
出来るだけ ②の時間内
微妙に③の時間にかかってしまったとしても
出来るだけ初段の状態でインパクトを迎えたいものです。
「上から打つ」
「ボールをつぶす」
「インサイドから打つ」
も作為的に作られたものではなく
この時間区分によって作られるものです。

✋ ✋ ✋ ✋ ✋
その上で 多くの人の誤解を解く必要があると思います。
この時間区分は
体をひねらない骨盤から上の胴体一帯の回転
とその基礎にある前傾姿勢によるもの
ではありますが、
体を積極的に回すことではアリマセン!
それは何故か? というと
体を回し 腕やクラブをそれによって引っ張る
引きずるような回転にすると
両方の腕(10キロを超えます)と 長さ×ヘッドの多さ
クラブと腕の重さに運動が加わりますから
十数キロ~数十キロに相当する重さによって
その回転と前傾姿勢は変質し、崩れてしまいます。
ここがスイングとクラブの見事なメカニズムの象徴ですが、
正面~右向き~正面~左向き
これに前傾姿勢が加わると
その向きの変更には体重移動がくっ付いてきます。
正面 ~右向き~正面~左向き を体重移動で表すと
概ね均等~右体重~概ね均等経由~左体重
になって行く訳で
それを 体の回転主導で作るのではなく
腕とクラブの重さで先行して作ってやり
体の回転はその補足として考えるのです。
このスイングの手順は
特にコースでその本領を発揮します。
体や体幹は瞬間的な、本能的な動きに大変役立ちます。
ショットはそのコンディションや天候、傾斜…などによって
微妙にズレを生んでしまいますが
体は反射的にそれに反応し、補助を入れてきます。
それは頭で考えるよりも絶対的な補助動作になります。
故に 腕とクラブの重さで体重移動を促し
それを体の回転にしてしまう方法の方が
色々な場面において万能性が強くなります。