Question
プロの試合の映像を見ていると、ほとんどすべての選手の球が
目標に対して右に飛び出しています。
カメラの位置もあるのでしょうが、それにしても皆右に行くので、
そのように打ち出してるとしか思えません。
これはどういう理由でそのように見えるのでしょうか?
よろしくお願いします。
Answer
これは両方あると思います。
カメラの位置もそうですが、右からドローで戻している場合もあり
これは選手と目標が重なっていない限り、飛球線上後方の
右斜めからのアングルだということです。
また、グリーンの左にピンがあっても、
実際に右を狙って打っているという場合が多いにあります。
選手は飛球線上に動きがあると気にします。
岡本綾子選手はカメラに向かって怒鳴っていた事がありました。
もっとそっち!と指を指していたのを思い出します。
FWでも3人が違う場所から打つ時など、最初に打ったら
すぐにカメラは走って次の選手の所に行かなければなりません。
選手達も心得ていて、カメラが準備できるまで待っています。
新人の選手などは黙っていますので、真後ろにカメラが来ることもあり
その時はボールと目標が重なって見えます。
このときに左に出たり、右に出る場合は曲げ球ですが
ほとんどが右に出るのは基本的にカメラのアングルで
選手の右斜め後方から全体を撮っているという事です。
極端に考えれば分かります。
アングルをどんどん右にするのですが、グリーンが画面に入っていると
真後ろから撮っているように見えます。
最近はワイド画面ですので、かなり右から撮っても目標が画面に入ります。
https://www.youtube.com/watch?v=-uWTAojN3AY
その角度をどんどん、目標が入らなくなるまで回転させていくと
正面から撮ることになります。
このときの出球の角度はどうでしょうか?
真横に右に飛び出しますよね。
完璧に右に打っているように見えますが、球は実際には
真っ直ぐに飛んでいます。
グリーンが右から左に上っている傾斜の場合だと、その斜面に当てて
止めようとしますので、ドローで打って来ることがあります。
また、一日ドローが止まらないという選手もいるでしょうから
人によって色々な球を打ってきますので、まず画面を見たら
どのアングルなのかを最初に診て、着地した場所と比較すると
どの程度曲げたのかが分かります。
また、ティーショットでの球の位置は、ほとんどが内側に入って見えます。
これはカメラは真正面からではなく、ほとんどが選手の左側正面に
立っているからです。
この場合はティーマーカーでカメラの位置が分かることがありますが
超スローのカメラで撮っていて、普通のカメラとの画像と
両方が見れる場合などは、二つのカメラの立ち位置が違いますので
両方の球の位置が違うことが良くわかります。
ほとんどの場合、本来見えている球の位置は
本当はかなり左に置かれているということになります。
このようにカメラだと奥行きが良く分からないので
アングルによってはどの方向に球が出たのか
良く分からない事があるということです。