20170526

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフ◆アプローチの達人への道④


昨日の記事と同じ話 ですが
今度はグリップの高さです。

607a83e4-s想像通りですが
インパクトは
グリップの下がり過程の中に存在する
そう言うイメージです。

厳密にする必要はありませんが、
下がってから、クラブを振る、ボールを打ち始めるのは
振り遅れ アウトサイトイン です。

おそらく アドレス時の向き
に動作として打ちたい そんなところから
無意識に生まれたショットなのだと思いますが、
それでは クラブの機能は活きてきません。

ゴルフクラブは ライ角度なども含め
平行や直角の存在しない道具です。
回転の中で 下に、外に膨らんでいく過程の中で
ボールを捕えて その機能によって
ひっかき捕まえるものです。
人間の動作でひっかくとボールはつかまりません。


グリップを一番低くして「から」
打ってはイケマセン。
一番低くなる過程の中で
ボールを捕えなくてイケマセン。
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ボールに対し近づいていく過程
高さに対しグリップが低くなって行く過程
その中に インパクトがある という
イメージはショットにおいてもとても大切です。


そして これがスピンの効かない理由 でもあります。



ちょっと難しい話になるかもしれませんが、
同じ長さの、同じロフトにクラブであっても
色々な弾道の球になります。

弾道は まず基本になる ヘッド重量×速度 =打撃の破壊力

これがロフトによって 速度/回転/角度 に分散しますが
そのロフトの効果には ヘッドの入射してくる角度が
含まれています。

そのクラブの長さ(アドレスの構え)なりに
上から入ってくる場合は
その入射角度に対するロフトがあり、
しゃくって(煽り打ち)しまうものに比べると
ボールの移動速度は速く
ボールの回転は多く
打ちだし角度は低くなります。
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あおり打ち してしまうケースは
その上下に移動する軌道に対し ロフトは立ちますが、
煽り振っている角度が打ちだし角度に加わるので高くなり、
ボールの移動は遅く
ボールの回転も少なくなります。
ボールが飛翔する道のりも長くなりますし
元々のスピンも少なく、ボール速度も遅いので
早い段階でスピンは解けてしまいます・・・💦
これでは 着弾時、スピンは効きません。
IMG_0610

同じ距離飛ぶ/転がる にしても
全く別な球筋になります。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります