20170420

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフクラブ◆『飛ばし』の秘密 後編


まずはこちらをご覧ください
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http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1947818.html


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③-2 ロフト効果

あまり語られる事がないのですが、
ドライバーやアイアンの長尺化をして
飛距離アップを狙う 本質の部分は
長さが増え、
ヘッドスピードが上がる という
直接的な事でなく、
長尺化することによって
 より立ったロフトを使える

と言う部分です。

これは確かにその通りです。



ですので 全く同じクラブ・機種で
長尺化する場合、同じロフト角度を選んでは
基本的には効果は薄いのです。

それと同時に
ロフトとシンプルに言わずに、ロフト効果と言うには
訳があって、ロフトとは 
①その製品のロフト角度
②インパクト時のロフト姿勢

とともに
③入射角度や仰射角度のなどのヘッドの軌道
も含まれます。

あおり打ち・アッパースイングなどを薦める
つもりは毛頭ありませんし、
他のクラブへの影響や体への負担 などを考えると
意図的にそれをするのは避けるべき…です。

しかし、クラブの効果において
自然に付随する アッパースイングの要素は
クラブに任せておけばよいのです。
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長尺化 も クラブヘッドの重心深度の深さも
ナチュラルな うすーいアップースイングを生み出し
ロフトを立てる効果を生み出します。
繰り返しますが そこに意図的なアッパーを加えてしまうと
その効果は悪い方に働きますから要注意です。

ただ これは理論上 です。

最近のゴルフクラブの理論~発展は
機械にボールを打たせた時 や
コンピューター上での理論値 を基準にしており
人間が、アマチュアゴルファーがボールを打つ
ということを無視している風潮が高まっています。

私が見る限り
現代のゴルファーのおよそ8割(もっとかな)の人が
あおり打ち、しゃくり打ち、アッパースイングです。
しかも、手でクラブを振るので
俗に言うアウトサイドインのカット打ち
つまり ロフトを開いて 上を向いて
スイングしているので
それらの クラブ理論は逆効果になり易く
長尺化も 重心の深いことによる自然なアッパー も
飛距離増大にはつながりにくいのが現状です。

唯一、効果があるのが ストロングロフト化 位でしょう。


それを逆手に取ると
アマチュアの その煽り打ち、すくい打ち
アッパースイングに加え、ロフトを開くスイングを
修正してあげれば
飛躍的に飛距離は伸びるのです。
伸びる…と言うよりも取り戻す が正しいでしょうね。


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ここで一つ注意しておかなくてはいけないのは
再三 書いていますが、
ロフト効果を上げる ➟ロフトと立てる
と言う意味で アッパーをトライしてはイケマセン。
確かに これは宙に浮いているボールを打つ
ドライバーでは有効な手段ではありますが、
それ以外の地面から打つショットに多大な影響…犠牲が出ます。

双方のボールの位置も大きくズレますから
スイングのタイミングも大きく異なりますし、
違うスイングをしなくてはいけなくなるでしょう。

その上、意図的なすくい打ち~アッパースイングは
ものすごく体を壊しやすいので
たかだかアッパースイングにして
ドライバーの距離が 10ヤード程度伸びる だけなら
絶対に辞めるべきです。
どんなに頑張っても アッパースイングにして
伸びる距離は 20ヤード程度…。
その代償は非常に大きく
 整体やブロック注射、医療費なども含めると
終始決算は 真っ赤っ赤な赤字になります。




🔴ロフトを開いてそれを殺すアッパースイング を
🔴ロフトを閉じて クラブなりのダウンスイング

にしてあげる方が 飛距離も伸びるうえ
安定度もついてきますし、体にも圧倒的にやさしい です。
ヘッド重量もリニアに打撃に使えますし、
その扱いは シャフトなどのクラブの機能が利用できるので
絶賛お薦め中です。


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ですので
飛距離を伸ばすのは
①ヘッドスピードを増やすことでもなく
②スイングアークを大きくすることでもなく

 ➟ロフト姿勢をしっかり立てること
 ➟そのクラブの長さなりの入射角度を取ること

が重要です。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります