20160518
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: シリーズ◆テークアウェイのここから始まる「振るスイング」
これから書くシリーズはスイング改良にとって、
ゴルフクラブの基本機能を利用できるかどうかにとって、
とても重要で、スイング改良出来るかどうかの鍵になります。
記事のネタに困っている、という本音もありますけれど
わからないことがあれば 「メール」にて質問を下さい。
お名前は勿論伏せますが、ブログ上にて回答させて頂きます。
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp
★ヘッドを多く動かしていけない
★グリップが移動した分だけヘッドを移動させる
★体の向きの変更以上に、
いやそれ以下で…円を描いてはいけない
ここらへんは頭で理解している人も多いでしょう。
しつこくおさらいですが、
スイングは 打ち手が動作をするからクラブが動き、
その結果、ヘッドがボールを接触し、ボールが飛ぶのです。
クラブヘッドが動く原動力は打ち手の動作であり
その動作の一番大きなもの、殆どと言ってよいものが
フットワークを使った胴体(体)の向きの変更~回転
によるものです。
◆円を描いているのだから その外周分 半径の違い分
ヘッドの方が多く動く
◆ヘッドはグリップを追い抜く
と考えている人はその根拠…
グリップよりもヘッドがたくさん移動~運動する
そのヘッドの移動のエネルギー源を教えて欲しい です。
それらのことを頭では理解していても
実際のスイングの多くを見ると
自覚無き状態で ヘッドの方をたくさん動かしています。
無意識なのかもしれませんが、円を描こうとしています。
そして その動きが不必要な遠心力や不可抗力を生み出し
体、特に左サイドを引きながら、上げながら
インパクトを迎えることにさせてしまうのが
スライスやこすり球、ミスの大きな原因 です。
ここの部分は とても大切な認識であり、
技術ではなく、自覚というか、 「気づき」
自分の動きに「気づいてさえしまえば」
一気に解決の糸口が見えてきます。
➡そのヒントがテークアウェイにあります。
取り合えず
➡腕周りの作業が止め
➡前傾姿勢もなし 棒立ちの状態で
アドレスから右向きを作ってみましょう。
誤解を生みやすい部分ではありますが、
体の回転は結果円運動を生み出します。
体の向きを変えると
アドレスを基準に グリップの位置は
体の回転~向きの変更の量分、ボールから
ゴルフ用語でいう「インサイド」~自分側に離れていきます。
遠くなって行きます。
フルターンした状態では
グリップはかなりボールから離れました。
そのグリップの移動距離【量】が基本です。
アドレスから ヘッドの移動距離量も
まったく それと同じ
もしくは ヘッドの重量分だけそれよりも少なく
移動させるのです。
骨盤の… 秀二の向きで言うと
アドレスから90度近く 右を向いたわけですが
ヘッドの重量分を考えると
シャフトの向きは 70~80度位になります。
グリップの移動した分だけヘッドも移動します。
別な課題ではありますが
この部分での注意点の一つに
ドリルとしての体の向き、骨盤の向きの変更を
90度くらいに設定した時、
しっかりと 左のポケットも後方の人に見えるように
右のお尻を大きく動かすことです。
➡➡➡勢いを付けてはいけませんよー
ここのポイントで
骨盤や秀二の向きが90度右を向いたら
シャフトの向きも90度 と考えている人に質問です。
ゴルフやゴルフスイングにとらわれず物理的に考えてください。
グリップが移動した分よりも
ヘッドの方がたくさん移動した
そのエネルギーはなんですか?
ヘッドには特出した重量が付いています。
もしも そのヘッドの重さが30キロだったらどうでしょう?
オーバーな と思うかも知れませんが
30キロであったとしても、300グラムであったとしても
そこに特出した重さが付いていることには差はありません。
程度が違うだけです。
体の向きの変更だけが
クラブヘッドを移動させるエネルギーの根源だとしたら
グリップの移動する分、移動した量分だけ
ヘッドの重量を差し引いたその分だけしか
ヘッドは移動「出来ない」筈ですよね?!
違いますか?
体が右向き90度した分
シャフトの向きも90度した
そうすると
ヘッドの移動量の方がグリップの移動量よりも当然多くなります。
そして それにはヘッドには特出した重さという
静止した状態から始まる「移動したがらないエネルギー」分も
更に余計に動かしている ということになります。
そのあまり芳しくない 移動の源 は
全部 手さばき です。
手打ちが好ましくない と思っていても
この時点で、スイングのかなり初期の段階で
手で打つことを前提とした動きを入れてしまっています。
ヘッドをたくさん手で動かすのには
テークバック時は 右サイドを止めなくてはなりません。
左腕や左サイドだけでヘッドを動かさなくてはなりません。
クラブヘッドの移動分、そしてその重量分
よりたくさん手さばきが必要になりますから
テークアウェイの時よりも運動の速度の上がる
ダウンスイングでは その動きはより必要になります。
ヘッドの重さが増えるからです。
ヘッドには運動の慣性が付くので、
どんどんその質感は増えていきます。。。
30キロもヘッドを動かそうとした時
どうなりますか?
体を右に向けて、グリップを移動させても
ヘッドはまだアドレスの位置に残ったまま…
かも知れませんよね。
それが ゴルフクラブの扱いとして「正解」なんです。
たった これだけのドリルですが
ここにスイングの秘密、
今現在自分のゴルフが上手くいかない理由
体を痛めてしまう理由、飛ばない理由 …
それらがほとんど詰まっています。
ここの部分が理解でき、自分の動かしを「自覚」
「気づけるか」どうか
がスイング改良の最大のポイントと言えるかもしれません。
ここを気付ければ それから先のことは
雪崩のように押し寄せてきますよ。
。。。ここの難しいところは
この記事が理解できる人にはこの記事は必要なく
この記事が必要な人にはこの記事が理解できないかも
ということですね…。 from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります