さて、今回は、ツアーキャディの考え方のお話です。
ということで、、、
最近、書店に寄って、ゴルフ関連の書籍をいろいろ見ていたのですが、その中で、ちょっと目に入った本がありました。
それは、ツアープロの帯同キャディである清水キャディが、書き下ろした本です。
その名も、清水 重憲キャディです。
この本は、ツアープロとキャディとの関係がどのようなものかという意味でも読んでいて面白いですね。
ツアープロに一番近い存在であるキャディの本音というか信頼関係の作り方などもあります。
そして、プロコースの攻め方に影響を及ぼしている時もあるということも書かれていますね。
他にもプロの練習ラウンドと試合との違いなども参考になります。プロは練習ラウンドよりも、試合の方が距離が飛ぶのですね。
ツアープロが書いたコース戦略の本も結構ためになるのですが、キャディの目から見たコース戦略は、ちょっと目線が違っていて参考になります。
僕が、この本のタイトルで一番ひかれた理由は、トーナメントの最中、プロがどのようなことを考えて、そのショットを打ったのかとか、ツアーキャディの目から見るコースの調べ方、練習と試合の違いなどプロが語るより、第3者のキャディの方が冷静な判断で見ているからではないかと感じたからです。
清水キャディは、男子プロも女子プロも両方しているので、男子プロと女子プロのレベルの差も書いていて、男子プロのレベルの高さがはっきり感じ取れます。
例えば、雨のラウンドになると、女子プロの距離は、大きく下がってスコアも1~2打落ちるとか、男子プロは、多少の雨だと飛距離も大きく落ちず、スコアは、むしろ上がることもある。これは、パワーの問題もありますね。
女子プロの飛距離は、ランに頼っているところが大きいので、雨で、ランが出ないと極端に距離が落ちる。男子は、キャリーでも距離を出せるので飛距離も大きく落ちず、むしろグリーンが止まりやすくなるのでピンデッドに狙えて、スコアが上がるという具合です。
男子で、スコアが落ちる要因は、圧倒的に風の影響のようです。スピードが速いので、男子プロの方がスピン量が多く風の影響を受けるのでしょう。
マスターズも終わりましたが、12番のショートホール、150y程度ですが、トッププロがあれだけ苦労するのは、風の読みが難しいからですね。ウェッジや、ピッチングで高弾道で打つとスピンの量が多く、風の計算が難しくなります。きっとアマチュアや、女子プロは6番アイアンや、7番アイアン人によっては、UTで打つようなら、グリーンに止まるかどうかは別にして、池に入れる確率は、トッププロより少ない気がします。
まあ、このよにヘッドスピードが速いプロならではの難しさというのも、よくわかりますね。
さて、ぼくが、この本の中で参考になるな~と思ったところ、、、それは、プロの攻め方は、基本的に安全運転であるというところです。
ピンをデッドに狙ってくるのは、7番アイアン以下で、、それ以上のクラブはとにかく安全エリアを狙うというところです。
安全エリアとは、ホールに寄って違いますが、グリーンを外しても、寄せやすいところですね。プロでもパーオン率は、6~7割なので、はずした後にボギーを打たないか打つかで大きくスコアが違ってきます。
それと、、、グリーンに上がる前にグリーンの一番高いところと、一番低いところを必ずチェックするというところです。
これをちゃんとやるとグリーンの読みが分かりやすくなります。基本的にボールは、高いところから低いところに向かって曲がっていくので、読みにくいラインなどは、まず、、ここをチェックして頭に入れてから読むとグリーンを読む力が増えますね。
それと、、、プロのヤーデージブックに何を追加情報として描くかなど、ヤーデージブックのコピーがいくつか掲載されているので、情報の書き方も参考になりますね。
お勧めの書籍です。
ということで、、、プロゴルファーも知らない優勝請負人キャディのシークレット・メモは、こちらから。
from ★ギア・スイングの話2