倉木真二です。
このブログは2006年6月1日より開始しました。
なので、本日2019年6月1日で13年経ちました。
そして、本日をもってこのブログを終了したいと思います。
突然の告知になってしまい、申し訳ございません。
以前にもお伝えしたように、私の活動は年内でお終いとなりますので、年内いっぱいまでブログも行おうと思っておりました。
が、最後のとある活動に専念するため、本日をもって13年続いたゴルフ相談ブログを終了しようと思います。
この更新が、このブログにおける、私の最後のメッセージとなります。
最後なので長めのポエム(笑)などを書いてみたいと思います。
本当に13年も経過したのだろうか?と思うほど、あっという間でした。
気づけば13年経っていたという印象です。
質問件数は合計で1646件になりました。
およそ3日に1件、質問に回答している計算になりますので、それほど多くはないかなという印象です。
今だから言いますが、質問の受付方法を少し目立たなくすることで質問の件数をセーブし、2〜3日に1件、質問が来る程度になればちょうど良いかなと思っていましたので、狙い通りだったと思っています。 笑
もう少し目立つところにわかりやすく質問フォームを設置したら、おそらく、この10倍くらいは質問が来てしまったのではないかと思っています。
1ヶ月程度そうしてみた時期もありましたが、実際、100件以上の質問が来て、回答が滞ってしまった時期もありました。
回答が溜まると、結構、精神的にも辛くなってくるのですが、それでも、すべての質問に回答しました。
回答しなかった質問はゼロです。
13年前の今日、ブログを開始した時に決めたことは
1.全ての読者の質問にお返事すること
2.引退まで続けること
この2つです。
とても覚悟がいるような気がするかもしれませんが、それほど覚悟して始めたわけではありません。
何気なく始めた、というのが正直なところです。
でも、何気なく始めたにしても、キチンとこの2つの約束は守ろうと考えました。
それはなぜかというと、それが私の考えるお客さんへの対応だからです。
自分で言ってしまいますが、私は人が良いので、お客さんを無下にできません。
裏でお客さんの悪口を言ったり、不当に扱いに差をつけることをするのも嫌いです。
(正当なえこひいきはしますが)
「倉木さんのように私もブログを始めました」という商売をやられている人も多々います。
「これからお役立ち情報を発信します」と言ってブログを開始したのですが、1ヶ月程度したら更新頻度が落ちる。
3ヶ月もしたら更新しなくなる。
1年くらいしたら思い出したように「再開します」と書く。
そして、結局、再開せず、ゴーストタウンのような状態になる。
ブログ1つごときで、その人の商売、全てが判断されるわけではありません。
ありませんが、一つの信用の要素になるとは思います。
ブログをやるのであれば、継続しなければなりません。
継続できないのであれば、やらない方が良いと思います。
私のブログを見た私のお客さんで、とある工業用品の修理のお仕事をされている方がいました。
私を真似てブログを始める、と言いました。
今、どうしているか。
見事に継続しています。
何を書いているか。単純です。日々の仕事を、淡々と書き連ねているだけです。
一つ一つの仕事、こだわりのポイント、注意ポイントなど、ただひたすら、書き続ける。
これが見事なブログで、店主の信用に見事に繋がっていると感じます。
口で偉そうなことを言っていても、こうした圧倒的な実績、行動、実直さには、敵わないと思います。
口では様々な誇大妄想、大風呂敷を広げることができますし、それでお客さんも獲得できるかもしれませんが、最後にものを言うのは現実そのもの、事実そのものだと思います。
事実とは、日々、努力してきた軌跡です。
何かドラマチックなことが起こって劇的に、ということではなく、現実は、積み重ねによって気付いたらこんなところにいた、というものだと思います。
ガラッと変わることもあるかと思いますが、それすらも日々、積み重ねてきたものが閾値を超えた瞬間に起きただけであり、結局は積み重ねという現実のみが大切だと私は思います。
13年前のブログを読み返して思うことは、今読むと、とても下手くそな文章だということです。
しかし、当時はなかなか上手く書けていると思っていました。笑
私は文章が上手いと言われることがあります。
しかし、13年前のブログ記事を読んでいただければ分かるように、元々は下手でした。
でも、継続していれば次第に上手くなるものだと思います。
今はブログの時代でもないもかもしれません。
SNSが主流ですね。
でも、何にしても、ビジネスとして発信を開始するのであれば、ぜひ、継続してみて欲しいと思います。
決して悪いことにはならないと思います。
偉そうな説教になってしまいましたね、すみません。話を戻します。
13年間ブログをやってきて1646件の質問に回答してきたわけですが、その質問の大半は覚えています。
覚えていると言っても完全に暗記しているという話ではなく、その記事を見ると「あ、この質問あったな、そしてこんな回答をしたな」という程度です。
記事を見て「こんな質問あったっけ?」「こんな回答したっけ?」と思うことは無いということです。
質問いただいた方々、ありがとうございます。
お役に立てたならば、幸いです。
そもそも、なぜ、私は13年前にこのようなブログを開始したのか。
その一つは
「ゴルファーのことをもっと知りたいため」
です。
ゴルファーはどんなことに悩んでいるのか、その解決に貢献し、同時にゴルファーという人種に対する理解を、より深めること。
それが目的の1つでした。
ついでに言うと、質問をするゴルファーも悩みを解決できて知識もついて成長できる。
私もゴルファーを理解できてゴルフ指導者としての成長につながる。
ブログを見ている人たちも参考になる。
みんなお得で良いブログです。
ブログ開始の理由はもう1つあります。
これは一度も言ったことがありません。
最後なので言います。
それは信用です。
13年前の今日、私はインターネット上でゴルフのレッスン教材の販売を開始することを決めました。
しかし、当然ですが、私には全く信用がありません。
実店舗ではお客さんの信用を得ていても、インターネットで教材の販売をするなど初めてのことであり、名前も知られていませんし、全くゼロからのスタートです。
なので、信用をゼロから築き上げる必要がある。
そこで、ブログをスタートし、継続して信用を作っていこうと考えたわけです。
もちろん、これが理由の全てではなく、これも理由の1つであった、という話です。
2006年の10月に教材の販売を開始しました。
ブログを読んでくれていた方の多くは、教材を購入してくれました。
それ以外の人たちの反応は、最初のうちは色々な場所で「怪しい」「詐欺なのではないか」という感じで、色々と言われました。
でも、私は気にせず、すべきことを継続しました。
その一つに、ブログがあったわけです。
継続すれば信用になると信じていたからです。
これは、信用させて騙そうといういやらしい話ではなく、信用を得るためには口でアレコレと言うのではなく行動を継続するしかないのだという話です。
結局、最後は現実、事実のみが全てということです。
私の販売する全ての教材には無条件返金保証が付いていました。
いかなる理由であろうとも返金を申し出る人には返金するという約束です。
教材の販売を開始してから13年近くになりますが、ずっとやってきました。
返金を拒んだことはありませんし、あとから何かと難癖をつけて返金を渋ったこともありません。
なので、返金トラブルになったことは一度もありません。
これは、私の勝負でした。
価格以上の価値を提供できているか、どうかの勝負です。
毎回が勝負でした。
返金があまりに多いなら、私のノウハウには価値がなく、私は情報発信をする価値が無い人間ということになります。
私は情報発信をする価値がある人間なのか、そうではないのか。
それを決めるのは私ではなく、実際にお金を払って教材を購入した方が決めることだという考えです。
実際、返金は13年間で数える程しかありませんでしたので、私は価格以上の価値を提供できたと信じています。
そうした返金の約束やブログなどを継続するうちに「怪しい」「詐欺かも」という声は殆ど無くなりました。
当然ですが、騙すことが目的であれば13年もブログなどやりませんし、返金保証もトラブルになります。
倉木真二は顔も見えない。
どこにいるのかも分からない。
まったく謎。
怪しい。
活動初期、そう言われました。
全くもって、当然だと思います。
100%、まともな反応だと思います。
実際、教材の販売ページなど、怪しいものでした。
それでも私は気にせず、ブログを継続しました。
信用は行動で作り上げていくものだと思っていたからです。
私の活動理念の一つに
「何を言っているかで判断してほしい」
というものがありました。
というか、情報発信の理念としては、これしかありませんでした。
私がどこの何者だろうと構わない。
ただ、言っていることが合理的で有効なのか、または、論理的に破綻していて、有効ではないノウハウなのか、ということです。
正しいノウハウというものは、誰が言っているかは関係ありません。
正しいものは正しい。
たとえ、肩書きが立派で人脈豊富で有名で有名ゴルフ雑誌にしょっちゅう顔を出していても、間違っていることを言っていたら間違っている。
それだけです。
正しいことを言うということはノウハウが論理的であり、有効であるということです。
そうした情報を発信し続け、返金保証をした教材の販売を行なっていくためには常に学び続けなければなりません。
それは結局、ノウハウを知るゴルファーの為になります。
なので、「何者なのか」ではなく「何を言っているか」で評価して欲しいと思っていました。
そのための最低限の信用としてブログの継続は必須だと考えていました。
結局、何が言いたいかというと、私にとっても、お客さんにとっても、その周りの人にとっても、全てにとってプラスになることをやろうと思い、その仕組みを考え、ただひたすらやり続けてきたということです。
これは簡単なことではありませんでした。
常に評価、勝負に晒されますので、努力が必要です。
でも、その努力がお客さんにとっても、私にってもプラスになりますから、誰も損をしません。
そして、この13年間を振り返ると、その全ては成功だったと思います。
考えを間違えなくて良かったと思います。
間違えとは何かというと、己の利益に偏りすぎてしまうということです。
自分が、そうはならなかったことにひとまず安心しています。
でも、まさか終わりが来るとは思っていませんでしたね。
もちろんいつかは終わるわけですが、それが今日になるとは思わなかったというか、そんな気持ちです。
寂しい気持ちもありますが、ブログを開始した時に心に秘めた約束を13年間守ることができて、誇りに思っています。
始めるのは簡単ですが、続けるのは大変ですね。
でも、続けることには大きな価値があると私は信じます。
私はやってよかったと思っていますよ。
今がブログのセクセスのピークです。
というか、年々、ピークを更新している感じです。
そんな時期に終われるなんて、本当に幸せ者ですね。
思ったことをバラバラと書きましたので、何だかよく分からない記事だったかと思います。
ひとまず、最後に書きたいことを書かせていただきました。
読みにくい文章ですみません。
それと、ブログの記事は当分、残しておこうと思います。
記事の更新が無く放置するとブログがどうなるか分からないのですが、残した記事が皆様のお役に立てば幸いです。
みなさん、ゴルフは素晴らしいものですよ。
ゴルフとは、多くのものを奪っていくのか、与えてくれるのか、悩んだ時期もありました。
今となっては、奪うとか、与えるとか、そういったこととは違う、ゴルフそのものへのありがたさを感じています。
最後に、このブログを読んでくれた全ての人へ。
読んでくれて、ありがとう。
さようなら。
どうかお元気で、これからもゴルフを楽しんでください。
あなたのゴルフ人生に良い影響を与えることができたならば、私はとても嬉しいです。
あなたのゴルフ人生がより良いものになりますように!
2019年6月1日
倉木 真二
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190529
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: リシャフトのご相談です
【読者様からの質問】
「倉木様
約13年間に及ぶ相談ブログ、お疲れ様でした。
以前、アイアンのシャフトの相談をさせていただき、球筋が改善されました。
ありがとうございました。
早速のご相談ですが、ドライバーシャフトについてお伺いさせていただきます。
現在、クレイジーのTJ46の6.4(R)を使用しております。
ここ何年かでいろいろなシャフトを試しましたが、これ以上のシャフトが見つかりません。
年数もたち新しいシャフトを探したいと考えております。
クレイジーのTJ46に似たシャフトをご紹介いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
クレイジーはシャフトの中間が相対的に硬めの弾き系が多く、TJ46も同様です。
手元にわずかな粘りを感じる弾き系なのでNS950と相性が良いシャフトです。
余談ですがNS950は中折れ感があると言われますが中が折れているのではなく手元の剛性の低さから生じる粘り感と肉厚が薄いことによる剛性の低下をシャフト外径の大きさでカバーする構造から生じる空洞感のあるフィーリングが相まって生じる振り心地や打感が「中折れ感」と表現されているのであり実際の剛性は手元の剛性が低く中間が相対的に硬めの弾き系でありしなり方としては切り返し時に手元がしなりその後は相対的に高めの中間剛性で弾き感を出す仕上がりです。
TJ46のような粘りと弾きのシャフトで比較的新しいモデルが良いということであればディアマナRF50SR〜Rが良いと考えます。
クラブを長めに仕上げるのであればR、短めであればSRで良いです。
フレックス選択やシャフトカット方法はヘッド重量、ネックの長さ、クラブ重量、グリップ重量、狙いなどによって変わってきますから、クラフトマンと良く相談すると良いです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
約13年間に及ぶ相談ブログ、お疲れ様でした。
以前、アイアンのシャフトの相談をさせていただき、球筋が改善されました。
ありがとうございました。
早速のご相談ですが、ドライバーシャフトについてお伺いさせていただきます。
現在、クレイジーのTJ46の6.4(R)を使用しております。
ここ何年かでいろいろなシャフトを試しましたが、これ以上のシャフトが見つかりません。
年数もたち新しいシャフトを探したいと考えております。
クレイジーのTJ46に似たシャフトをご紹介いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
クレイジーはシャフトの中間が相対的に硬めの弾き系が多く、TJ46も同様です。
手元にわずかな粘りを感じる弾き系なのでNS950と相性が良いシャフトです。
余談ですがNS950は中折れ感があると言われますが中が折れているのではなく手元の剛性の低さから生じる粘り感と肉厚が薄いことによる剛性の低下をシャフト外径の大きさでカバーする構造から生じる空洞感のあるフィーリングが相まって生じる振り心地や打感が「中折れ感」と表現されているのであり実際の剛性は手元の剛性が低く中間が相対的に硬めの弾き系でありしなり方としては切り返し時に手元がしなりその後は相対的に高めの中間剛性で弾き感を出す仕上がりです。
TJ46のような粘りと弾きのシャフトで比較的新しいモデルが良いということであればディアマナRF50SR〜Rが良いと考えます。
クラブを長めに仕上げるのであればR、短めであればSRで良いです。
フレックス選択やシャフトカット方法はヘッド重量、ネックの長さ、クラブ重量、グリップ重量、狙いなどによって変わってきますから、クラフトマンと良く相談すると良いです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190528
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブに関するご相談です
【読者様からの質問】
「倉木先生
約13年間に及ぶ相談ブログ、お疲れ様でした。
私が倉木さんのブログに出会ったのは四年ほど前(ゴルフを始めた頃)ですが、ほぼ毎日更新される皆様の質問とそれに対する倉木さんの回答を読むことで沢山勉強させていただきました。
私自身、スポーツの楽しみの一つは道具選びやこだわりだと考えている性格というのもあります。
さて、今回は倉木さんが引退されてしまう前に私自身も質問させていただきたく思い、メールいたしました。
<質問1>
長らくつかまらないドライバーに悩んでおり、ひどいときは大きく右にプッシュスライスする球でスコアがまとまっていませんでした。
使用していたドライバーはコブラFLY-Zプラス(スピーダーEVOLUTION 5・60X)です。
先日、ブリヂストン J715 B5(ディアマナR・70S)を使ってみたところ、スイングやグリップを特に変えたわけでもないのにドライバーがつかまるようになり、球筋もストレート~軽いドローで安定するようになりました。
もともとコブラはゴルフを始めて間もない頃に、クラブに関する知識も大してなかったので、見た目(デザイン等)だけで購入したものでした。スピーダー・EVO5を友人に譲ってもらって「先調子だからつかまるようになるかな?」と思ってみても、あまり大きな改善はみられませんでした。
その後、別の友人が不要になったブリヂストン J715を貸してくれたので、試しに使ってみたところ上記の通りドライバーが良くなったので、そのまま友人から買い取りました。
自分なりにHPなどを調べたのですが、二つのドライバーの違いはヘッドの大きさがだいぶ異なる(BSは445cc)ようですが、たったこれだけで球筋が変わるものなのでしょうか?
それとも知らず知らずのうちにスイングが変わってドライバーがつかまるようになったのでしょうか?
もしヘッドやシャフトの違いによるものなのであれば、重心距離が短めの小さ目ヘッドが合うスイングタイプの人間もいるということになりますでしょうか?(その割には、近年のドライバーはほぼ全てが460の大きいヘッドですね、、、)
今後、またクラブを変える機会があった時の参考にさせていただきたく、宜しくお願いいたします。
<質問2>
併せて、以下のセッティングで改善点などがありましたら、ご意見いただければと光栄です。
ミスショットは、時折右プッシュが出ることです。また、3UTが上がり過ぎて距離が思うほど出ていない時があります。(200ヤード)
・ドライバー ブリヂストンJ715 B5(9.5度ディアマナR・70S)
・FW タイトリスト 917F2(16.5度/ディアマナR・70S)
・3UT テーラーメイドエアロバーナーレスキュー(19度/TOUR AD HY95 S)
・4アイアン スリクソン Z U65(ダイナミックゴールド S200)
・5~PW ブリヂストン TOUR-B X-CB(2016年型 S200)
・50,54,58 ロイヤルコレクションTS-01(S200)
当方、ヘッドスピード46の男です。
以上、長文で申し訳ございませんが、宜しくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
・1について
今回のケースでは重心角とネック軸周りの慣性モーメントの違いが主な原因と考えられます。
ネック軸周りの慣性モーメントとは簡単に言うと数値が小さくなるほどヘッドがターンしやすいというもので重心角は数値が大きくなるほどスイング中フェースが開きにくくなるというものです。
ブリヂストンのドライバーヘッドはインセットホーゼル(シャフト軸線がよりヘッド中央寄りになっている)のものが多いです。
インセットホーゼルになるとネック軸周りの慣性モーメントが小さくなりやすいです。
さらにヘッド形状がバックフェースヒール側のボリュームが大きいものは重心角が大きくなりやすい傾向にあります。
J715は基本的にヒール側のボリュームがやや大きめでインセットホーゼル気味のヘッドなのでそれらが原因でつかまりが良いことが考えられます。
スイングタイプによってつかまりが良くなる要素の貢献度合いが違います。
シャフトの剛性が強く影響するというタイプもいればネック軸周りの慣性モーメントが効くというタイプもいますしライ角が最も有効と感じるタイプもいて様々です。
しかし基本的な原則は誰にでも有効です。
実は重心距離という数値は定義が曖昧で測定する機材によって結果が変化します。
主に2つの計測方法があり、1つ目はシャフト軸線からフェース面上の重心点までの距離です。
フェース面をスクエアにセットしてシャフト中心軸線から直角の線でフェース面の重心点までのオフセットを並行移動しての距離を測るものです。(言葉では意味不明だと思いますが)
ゴルフ雑誌の企画などで発表されるものはほぼこちらです。
もう一つは正確な重心距離でシャフト中心軸線からヘッドの重心点までの距離です。
これは非常に高価な機材が無いと測定できません。
昔は発表しているメーカーも結構多くありましたが、多くの場合はこちらの計測数値です。
また、重心距離とはヘッドのスリーブも装着した状態で計測するのか、という考えもあり、上記の計測方法の違いからやや不確かな要素のある数値です。
結局のところ、多くの人が重心距離で知りたいことはヘッドのターンのしやすさであり、であればネック軸周りの慣性モーメントこそがヘッドのターンのしやすさそのものを示した数値なので、これが一次情報、重心距離はヘッドのターンのしやすさの指標としては二次情報なので可能であればネック軸周り慣性モーメントを参考にしたほうが良いです。
因みにネック軸周り慣性モーメントであればスリーブを装着してもしなくても数値は変わりませんが、重心距離の場合は重量が単純にネック側に追加されるだけという仕組みから重心距離が短く変化します。
・2について
特に大きな問題はありませんが4番アイアンが少し重いと感じるようであればNS1050SやMCI110などにリシャフトしても良いと感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木先生
約13年間に及ぶ相談ブログ、お疲れ様でした。
私が倉木さんのブログに出会ったのは四年ほど前(ゴルフを始めた頃)ですが、ほぼ毎日更新される皆様の質問とそれに対する倉木さんの回答を読むことで沢山勉強させていただきました。
私自身、スポーツの楽しみの一つは道具選びやこだわりだと考えている性格というのもあります。
さて、今回は倉木さんが引退されてしまう前に私自身も質問させていただきたく思い、メールいたしました。
<質問1>
長らくつかまらないドライバーに悩んでおり、ひどいときは大きく右にプッシュスライスする球でスコアがまとまっていませんでした。
使用していたドライバーはコブラFLY-Zプラス(スピーダーEVOLUTION 5・60X)です。
先日、ブリヂストン J715 B5(ディアマナR・70S)を使ってみたところ、スイングやグリップを特に変えたわけでもないのにドライバーがつかまるようになり、球筋もストレート~軽いドローで安定するようになりました。
もともとコブラはゴルフを始めて間もない頃に、クラブに関する知識も大してなかったので、見た目(デザイン等)だけで購入したものでした。スピーダー・EVO5を友人に譲ってもらって「先調子だからつかまるようになるかな?」と思ってみても、あまり大きな改善はみられませんでした。
その後、別の友人が不要になったブリヂストン J715を貸してくれたので、試しに使ってみたところ上記の通りドライバーが良くなったので、そのまま友人から買い取りました。
自分なりにHPなどを調べたのですが、二つのドライバーの違いはヘッドの大きさがだいぶ異なる(BSは445cc)ようですが、たったこれだけで球筋が変わるものなのでしょうか?
それとも知らず知らずのうちにスイングが変わってドライバーがつかまるようになったのでしょうか?
もしヘッドやシャフトの違いによるものなのであれば、重心距離が短めの小さ目ヘッドが合うスイングタイプの人間もいるということになりますでしょうか?(その割には、近年のドライバーはほぼ全てが460の大きいヘッドですね、、、)
今後、またクラブを変える機会があった時の参考にさせていただきたく、宜しくお願いいたします。
<質問2>
併せて、以下のセッティングで改善点などがありましたら、ご意見いただければと光栄です。
ミスショットは、時折右プッシュが出ることです。また、3UTが上がり過ぎて距離が思うほど出ていない時があります。(200ヤード)
・ドライバー ブリヂストンJ715 B5(9.5度ディアマナR・70S)
・FW タイトリスト 917F2(16.5度/ディアマナR・70S)
・3UT テーラーメイドエアロバーナーレスキュー(19度/TOUR AD HY95 S)
・4アイアン スリクソン Z U65(ダイナミックゴールド S200)
・5~PW ブリヂストン TOUR-B X-CB(2016年型 S200)
・50,54,58 ロイヤルコレクションTS-01(S200)
当方、ヘッドスピード46の男です。
以上、長文で申し訳ございませんが、宜しくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
・1について
今回のケースでは重心角とネック軸周りの慣性モーメントの違いが主な原因と考えられます。
ネック軸周りの慣性モーメントとは簡単に言うと数値が小さくなるほどヘッドがターンしやすいというもので重心角は数値が大きくなるほどスイング中フェースが開きにくくなるというものです。
ブリヂストンのドライバーヘッドはインセットホーゼル(シャフト軸線がよりヘッド中央寄りになっている)のものが多いです。
インセットホーゼルになるとネック軸周りの慣性モーメントが小さくなりやすいです。
さらにヘッド形状がバックフェースヒール側のボリュームが大きいものは重心角が大きくなりやすい傾向にあります。
J715は基本的にヒール側のボリュームがやや大きめでインセットホーゼル気味のヘッドなのでそれらが原因でつかまりが良いことが考えられます。
スイングタイプによってつかまりが良くなる要素の貢献度合いが違います。
シャフトの剛性が強く影響するというタイプもいればネック軸周りの慣性モーメントが効くというタイプもいますしライ角が最も有効と感じるタイプもいて様々です。
しかし基本的な原則は誰にでも有効です。
実は重心距離という数値は定義が曖昧で測定する機材によって結果が変化します。
主に2つの計測方法があり、1つ目はシャフト軸線からフェース面上の重心点までの距離です。
フェース面をスクエアにセットしてシャフト中心軸線から直角の線でフェース面の重心点までのオフセットを並行移動しての距離を測るものです。(言葉では意味不明だと思いますが)
ゴルフ雑誌の企画などで発表されるものはほぼこちらです。
もう一つは正確な重心距離でシャフト中心軸線からヘッドの重心点までの距離です。
これは非常に高価な機材が無いと測定できません。
昔は発表しているメーカーも結構多くありましたが、多くの場合はこちらの計測数値です。
また、重心距離とはヘッドのスリーブも装着した状態で計測するのか、という考えもあり、上記の計測方法の違いからやや不確かな要素のある数値です。
結局のところ、多くの人が重心距離で知りたいことはヘッドのターンのしやすさであり、であればネック軸周りの慣性モーメントこそがヘッドのターンのしやすさそのものを示した数値なので、これが一次情報、重心距離はヘッドのターンのしやすさの指標としては二次情報なので可能であればネック軸周り慣性モーメントを参考にしたほうが良いです。
因みにネック軸周り慣性モーメントであればスリーブを装着してもしなくても数値は変わりませんが、重心距離の場合は重量が単純にネック側に追加されるだけという仕組みから重心距離が短く変化します。
・2について
特に大きな問題はありませんが4番アイアンが少し重いと感じるようであればNS1050SやMCI110などにリシャフトしても良いと感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190514
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: パッティングの距離感とアイアンショットの精度に関するご相談です
【読者様からの質問】
「倉木様
いつも拝見し参考にさせて頂いております。
何度か質問もさせて頂いてます。
還暦前のオヤジゴルファーです(笑)
先日も月例競技で83(ー4)が出て優勝でき、益々
ゴルフが面白くなり練習に励んでおります。
2つほど質問させて頂きます。
①パターの距離感覚について
いつも大体ショ-トしてしまいます。
自分では打ち過ぎたと思ってちょうどいい感じです。
自宅で重い練習用ボールで1mくらいのパット練習をしています。
感覚、気持ちを含めてアドバイスをお願いします。
②アイアンの精度について
アイアンの精度をあげるいい練習はありますか?
初心者の頃は9Iのみで3ヶ月間打ち続けたこともありますが・・・
いい練習方法があればご教授お願いします。
どうぞよろしくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
・1について
距離感を重視したいときはカップまでの距離を確認してから打つまでの時間を短くしたほうが良いです。
誤解を恐れずに言うと適当にさっさと打ったほうが距離感が合いやすいということです。
カップを見てから打つまでに時間をかけるとショートしやすくなります。
そこで「ショートさせないようにしよう」と余計な思考が生じると強く打ちすぎてしまう傾向にあります。
つまりどちらにしても距離感が狂いやすくなります。
熟達し精神力が増すほどカップを見てから打つまでの時間が長くなっても精神状態が安定し距離感が損なわれなくなります。
プロのような間でアマチュアが打つことは難しく大抵の場合は間が空きすぎて緊張感を高めてしまいます。
・2について
一つの番手で集中的に練習をすることと全ての番手を満遍なく打つ練習、それぞれの意味を理解することです。
一つの番手だけで練習すると他の番手が苦手になる可能性があります。
その意味と目的を理解して行うのであれば大丈夫です。
簡単に言えば一つの番手に集中する練習は具体的なスイング改善の目的を持つ、全ての番手を満遍なく打つのは番手別のスイング変化を覚えることと、改善したいスイングの動作が全ての番手で有効となるもの(本質的に有効な動作であること)かどうかを確認する、という違いになります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
いつも拝見し参考にさせて頂いております。
何度か質問もさせて頂いてます。
還暦前のオヤジゴルファーです(笑)
先日も月例競技で83(ー4)が出て優勝でき、益々
ゴルフが面白くなり練習に励んでおります。
2つほど質問させて頂きます。
①パターの距離感覚について
いつも大体ショ-トしてしまいます。
自分では打ち過ぎたと思ってちょうどいい感じです。
自宅で重い練習用ボールで1mくらいのパット練習をしています。
感覚、気持ちを含めてアドバイスをお願いします。
②アイアンの精度について
アイアンの精度をあげるいい練習はありますか?
初心者の頃は9Iのみで3ヶ月間打ち続けたこともありますが・・・
いい練習方法があればご教授お願いします。
どうぞよろしくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
・1について
距離感を重視したいときはカップまでの距離を確認してから打つまでの時間を短くしたほうが良いです。
誤解を恐れずに言うと適当にさっさと打ったほうが距離感が合いやすいということです。
カップを見てから打つまでに時間をかけるとショートしやすくなります。
そこで「ショートさせないようにしよう」と余計な思考が生じると強く打ちすぎてしまう傾向にあります。
つまりどちらにしても距離感が狂いやすくなります。
熟達し精神力が増すほどカップを見てから打つまでの時間が長くなっても精神状態が安定し距離感が損なわれなくなります。
プロのような間でアマチュアが打つことは難しく大抵の場合は間が空きすぎて緊張感を高めてしまいます。
・2について
一つの番手で集中的に練習をすることと全ての番手を満遍なく打つ練習、それぞれの意味を理解することです。
一つの番手だけで練習すると他の番手が苦手になる可能性があります。
その意味と目的を理解して行うのであれば大丈夫です。
簡単に言えば一つの番手に集中する練習は具体的なスイング改善の目的を持つ、全ての番手を満遍なく打つのは番手別のスイング変化を覚えることと、改善したいスイングの動作が全ての番手で有効となるもの(本質的に有効な動作であること)かどうかを確認する、という違いになります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190513
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブセッティングに関するご相談です
【読者様からの質問】
「倉木 真二様
いつも楽しく拝見させていただいております。
ドライバーのスライスで悩んでおります。
スライスの種類は真っすぐでて途中で右に曲がるタイプです。
スイングに問題がある事は理解しておりますが、使用ドライバーのスペックが難しいのではと思い、質問させていただきました。
使用ドライバー:PING G400 LST(TOUR 173-65 S)
使用アイアン:PING G25(CFS S)
ヘッドスピード:43~45(ブリジストンの計測器)
年齢:37歳
体格:細身(身長173/60kg)
備考:野球経験者(10年)
ゴルフ歴:3年
アイアン(7I~9I)ではスライスは出る事はないです。
ユーティリティー(PING G25)はたまにスライスします。
PING G400 LSTは昨秋に購入し、3回のラウンドでは真っすぐ or フェードでした。
ここ数回でスライスが酷くなっております。
練習ではフェード7割・真っすぐ1割・スライス1割・チーピン1割です。(週1~2回)
ラウンドになると緊張もあってかスライスが出始め、それを嫌がりチーピンしたりします。
購入する際は3店舗で計測していただき、自分ではスペックオーバーと思っていたものが一番結果が良かった為、購入に至りました。
鳥かごで打つ際は緊張もプレッシャーもないので良かったのかもしれません。
下記を検討しております。
1)ドライバーのヘッドに鉛を貼る
2)ドライバーのシャフトをALTA J50 Sに変更する
3)PING G400 ノーマルに替える
4)PING G400 SFTに替える
5)ハンドダウンに構える
これからもスイングを良くするために練習は重ねてまいりますが、
変更したほうが良いのか、他にアドバイスがあればお願いいたします。
よろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
アウトサイドイン軌道、かつ、インパクト時に手元よりもクラブヘッドが先行し過ぎてしまうこと(インパクト時のロフト角が大きくなってしまうこと)が原因と考えられます。
まっすぐ、もしくは少し右に打ち出してからさらにスライスという弾道でもアウトサイドイン軌道になっている可能性は十分にあります。
簡単に言うと左右打ち出し方向はスイング軌道よりもインパクト時のフェース面の向きの方が影響が強いのでアウトサイドイン軌道であってもフェースの開きが強い場合はまっすぐ、もしくは右に打ち出して更にスライスという弾道が出ることがあります。
基本的にアウトサイドイン軌道のスイングの場合、インパクト時に手元よりクラブヘッドが先行し過ぎてしまう傾向にあります。
するとインパクト時のロフト角が増えることでバックスピン量と打ち出し角度が大きくなり過ぎてしまうことにより飛距離ロスします。
ヘッドスピードよりもハードなスペック、つまりロフト角が小さくシャフトが硬めのものを選択するとバックスピン量と打ち出し角度が減少しますので、結果的に良い弾道データになることが多いです。
このパターンによってハードなスペックが良い結果となったのだと推測します。
スイングを改善して良い弾道の出る精度を上げていきたいのであればヘッドスピードに対してある程度適正なスペックにした方が良いです。
適正なスペックは良いスイングを要求しますからスイングが改善されていきます。
なので、スペックダウンの2〜4は効果的です。
1に関しては問題解決に直接関係ありません。
5に関しては確かに上記のようなスイングの場合はインパクト時にハンドアップになり過ぎている可能性が限りなく高いですが、だからと言ってアドレスでハンドダウンにしても改善効果はさほどありません。
個人的には今回のケースによるオーバースペックのクラブセッティング変更は早ければ早いほど良いと考えます。
交換当初は今よりも弾道が悪化して飛距離ロスしますがそれは受け入れるしかありません。
余談ですがオーバースペックのクラブを使うこと全てが悪いということではないので誤解しないでください。
あえてオーバースペックを使用し、メリットが生じる方法もあるということです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木 真二様
いつも楽しく拝見させていただいております。
ドライバーのスライスで悩んでおります。
スライスの種類は真っすぐでて途中で右に曲がるタイプです。
スイングに問題がある事は理解しておりますが、使用ドライバーのスペックが難しいのではと思い、質問させていただきました。
使用ドライバー:PING G400 LST(TOUR 173-65 S)
使用アイアン:PING G25(CFS S)
ヘッドスピード:43~45(ブリジストンの計測器)
年齢:37歳
体格:細身(身長173/60kg)
備考:野球経験者(10年)
ゴルフ歴:3年
アイアン(7I~9I)ではスライスは出る事はないです。
ユーティリティー(PING G25)はたまにスライスします。
PING G400 LSTは昨秋に購入し、3回のラウンドでは真っすぐ or フェードでした。
ここ数回でスライスが酷くなっております。
練習ではフェード7割・真っすぐ1割・スライス1割・チーピン1割です。(週1~2回)
ラウンドになると緊張もあってかスライスが出始め、それを嫌がりチーピンしたりします。
購入する際は3店舗で計測していただき、自分ではスペックオーバーと思っていたものが一番結果が良かった為、購入に至りました。
鳥かごで打つ際は緊張もプレッシャーもないので良かったのかもしれません。
下記を検討しております。
1)ドライバーのヘッドに鉛を貼る
2)ドライバーのシャフトをALTA J50 Sに変更する
3)PING G400 ノーマルに替える
4)PING G400 SFTに替える
5)ハンドダウンに構える
これからもスイングを良くするために練習は重ねてまいりますが、
変更したほうが良いのか、他にアドバイスがあればお願いいたします。
よろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
アウトサイドイン軌道、かつ、インパクト時に手元よりもクラブヘッドが先行し過ぎてしまうこと(インパクト時のロフト角が大きくなってしまうこと)が原因と考えられます。
まっすぐ、もしくは少し右に打ち出してからさらにスライスという弾道でもアウトサイドイン軌道になっている可能性は十分にあります。
簡単に言うと左右打ち出し方向はスイング軌道よりもインパクト時のフェース面の向きの方が影響が強いのでアウトサイドイン軌道であってもフェースの開きが強い場合はまっすぐ、もしくは右に打ち出して更にスライスという弾道が出ることがあります。
基本的にアウトサイドイン軌道のスイングの場合、インパクト時に手元よりクラブヘッドが先行し過ぎてしまう傾向にあります。
するとインパクト時のロフト角が増えることでバックスピン量と打ち出し角度が大きくなり過ぎてしまうことにより飛距離ロスします。
ヘッドスピードよりもハードなスペック、つまりロフト角が小さくシャフトが硬めのものを選択するとバックスピン量と打ち出し角度が減少しますので、結果的に良い弾道データになることが多いです。
このパターンによってハードなスペックが良い結果となったのだと推測します。
スイングを改善して良い弾道の出る精度を上げていきたいのであればヘッドスピードに対してある程度適正なスペックにした方が良いです。
適正なスペックは良いスイングを要求しますからスイングが改善されていきます。
なので、スペックダウンの2〜4は効果的です。
1に関しては問題解決に直接関係ありません。
5に関しては確かに上記のようなスイングの場合はインパクト時にハンドアップになり過ぎている可能性が限りなく高いですが、だからと言ってアドレスでハンドダウンにしても改善効果はさほどありません。
個人的には今回のケースによるオーバースペックのクラブセッティング変更は早ければ早いほど良いと考えます。
交換当初は今よりも弾道が悪化して飛距離ロスしますがそれは受け入れるしかありません。
余談ですがオーバースペックのクラブを使うこと全てが悪いということではないので誤解しないでください。
あえてオーバースペックを使用し、メリットが生じる方法もあるということです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190501
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブセッティングのご相談です
【読者様からの質問】
「倉木様
いつもご教示いただき誠にありがとうございます。
http://golfjyoutatu.seesaa.net/article/463937296.html
にてアドバイス頂いた通り、ハイブリッドをリシャフトしました。全体の流れとしてはよくなったと考えております。
今の時点でのセッティングです。今年はこのセッティングで行きたいと思います。
ドライバー
ping g400 sftec
ping tour 65s
フェアウェイウッド
PING G25 PING TFC 360F
ping g400ハイブリッド 22度
モーダス 105 s
ping g20 27度
モーダス 105 s
ping g400アイアン
6からP
モーダス 105s
PING グライド
50 56度
ダイナミックゴールドs200
質問事項
①フェアウェイウッドのシャフトについて
当たれば距離が出るが、チョロのミスも発生する。ハイブリッドからの流れでNS PRO850FWや島田シャフトのスチールシャフトへのリシャフトを考えている。5Wには飛ばすことよりも確実に200ヤードを飛ばすクラブにしたい。他のカーボンシャフトでおすすめのがあればご教示願います。
②ウェッジについて
フルスイングによるフックを避ける目的で重いシャフトにしています。流れに問題ないかをご教示願います。また、追加すべきウェッジがあればご教示願います。
参考 177センチ 84キロ
35歳 ベスグロ94 平均100~105 ヘッドスピード 秒速42メートル
よく行くコースは距離が短いので現時点では3Wを必要としていません。しかし、山岳コースで強い風が吹くこと、グリーンが早いことを考えて飛距離よりも安定して同じ距離が出せるクラブをそろえたいと思っております。
よろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
・1について
クラブセッティングがどうというより単にクラブが長くロフト角が小さいものを打つスイング技術の問題だと思いますので当面は今のまま練習した方が良いと感じます。
NS850FWは流れに合っていません。
簡単に言うと剛性が低すぎます。
・2について
シャフト自体に問題はありません。
より具体的にアドバイスしますと、シャフト単体ではなく他の番手との長さ、カット方法、クラブの長さに対するヘッド重量の流れなども含めて考える必要があります。
ウェッジのフルショット時のフック防止をライ角調整に頼らない考えは正しいです。
(ウェッジのコントロールスイング時のフック帽子をライ角調整(フラットにする)に頼るのは正しい)
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
いつもご教示いただき誠にありがとうございます。
http://golfjyoutatu.seesaa.net/article/463937296.html
にてアドバイス頂いた通り、ハイブリッドをリシャフトしました。全体の流れとしてはよくなったと考えております。
今の時点でのセッティングです。今年はこのセッティングで行きたいと思います。
ドライバー
ping g400 sftec
ping tour 65s
フェアウェイウッド
PING G25 PING TFC 360F
ping g400ハイブリッド 22度
モーダス 105 s
ping g20 27度
モーダス 105 s
ping g400アイアン
6からP
モーダス 105s
PING グライド
50 56度
ダイナミックゴールドs200
質問事項
①フェアウェイウッドのシャフトについて
当たれば距離が出るが、チョロのミスも発生する。ハイブリッドからの流れでNS PRO850FWや島田シャフトのスチールシャフトへのリシャフトを考えている。5Wには飛ばすことよりも確実に200ヤードを飛ばすクラブにしたい。他のカーボンシャフトでおすすめのがあればご教示願います。
②ウェッジについて
フルスイングによるフックを避ける目的で重いシャフトにしています。流れに問題ないかをご教示願います。また、追加すべきウェッジがあればご教示願います。
参考 177センチ 84キロ
35歳 ベスグロ94 平均100~105 ヘッドスピード 秒速42メートル
よく行くコースは距離が短いので現時点では3Wを必要としていません。しかし、山岳コースで強い風が吹くこと、グリーンが早いことを考えて飛距離よりも安定して同じ距離が出せるクラブをそろえたいと思っております。
よろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
・1について
クラブセッティングがどうというより単にクラブが長くロフト角が小さいものを打つスイング技術の問題だと思いますので当面は今のまま練習した方が良いと感じます。
NS850FWは流れに合っていません。
簡単に言うと剛性が低すぎます。
・2について
シャフト自体に問題はありません。
より具体的にアドバイスしますと、シャフト単体ではなく他の番手との長さ、カット方法、クラブの長さに対するヘッド重量の流れなども含めて考える必要があります。
ウェッジのフルショット時のフック防止をライ角調整に頼らない考えは正しいです。
(ウェッジのコントロールスイング時のフック帽子をライ角調整(フラットにする)に頼るのは正しい)
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190430
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブ選びのご相談です
【読者様からの質問】
「倉木様
いつも楽しく拝読させて頂いております。
フェアウェイウッドについてご質問です。
以前まで5WはPINEのG25を使用しておりました。
スペックは42.5インチ、332g、シャフトTFC360F(Flex S、67g)です。
飛距離は地面から打って210ヤード前後。
最近体力も落ちてきたので、テーラーメイドM4に買い替えました。
スペックは42.25インチ、311g、シャフトはフブキTM5(Flex S、50g)です。
正直軽く、軟らかいかなと思っていました。
確かに振りやすいのですが、いくら真で捉えて珠が上がっても180ヤードくらいで失速し落ちてしまいます。
やはり軽すぎるのが原因なのでしょうか?
リシャフトなど良い対策方法がございましたら、ご教示頂きたくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
飛距離に関しては99%以上のアマチュアゴルファーは抽象的な自己判断をするものと私の経験上感じています。
飛距離を伸ばす対策をしたいと考えいて、的確な対策をしたいと思っているのであれば、2本のクラブの飛距離差の理由を具体的に把握した方が良いです。
そうしないと的外れな対応と抽象的な自己判断という不確実性が高すぎる施策を繰り返すことになり、結果、多くのアマチュアゴルファーに見られる「頻繁なクラブ買い替え」「頻繁なリシャフト」のループに陥り多大な出費をすることになるからです。
そうした多大な出費の果てに「ようやくたどり着いたセッティング」というものに至るわけですが、最初から確実性がより高い分析をしていれば、「ようやく」ではなく「あっさり」たどり着くものです。
確実性の高い分析とは、地図を入手するということです。
不確実性の高い抽象的な自己判断というものは、隣の家に行くために町内を一周するようなものです。
地図があればすぐに隣の家に行けます。
その地図は何かというと
・弾道測定
・クラブ測定
の2つです。
まず、2本のクラブを打ち比べて
・ヘッドスピードの違い
・ボール初速の違い
・打ち出し角度の違い
・バックスピン量の違い
・弾道の高さの違い
・サイドスピン量の違い
・キャリーの違い
最低、これらを確認すべきです。
測定器がある一般的なショップでも十分測定できる項目です。
実際に数値確認すると想像とは違うことが多いです。
次に2本のクラブの違いを確認します。
・実測の長さ
・重量
この2点を確認するだけでも大きな気づきを得られます。
特に実測の長さです。
単純な要素ですが、クラブの長さは大きな影響を及ぼします。
シャフトのフレックスや剛性、長さがどうと考える以前に、単純だけれども影響力の大きい要素「長さ」に注目した方が良いです。
メーカーによって表記と実測の長さが異なる場合があります。
クラブ長の測定方法はルール上は60度測定法という方法によって定められているのですが60度法を全メーカーが採用しているわけではなくメーカー独自の測定方法を採用している場合もあるからです。
または中古品やリシャフト品の場合は長さが変更されている場合もありますから実際の長さを測定した方が良いです。
いずれにしてもまずは弾道測定、クラブスペック測定で頭の中の妄想や印象ではなく事実を確認した方が良いです。
対策はその結果を見て行うのが効率的です。
地図で現在地を確認してから目的地に向かう方法が合理的であるということと同じです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
いつも楽しく拝読させて頂いております。
フェアウェイウッドについてご質問です。
以前まで5WはPINEのG25を使用しておりました。
スペックは42.5インチ、332g、シャフトTFC360F(Flex S、67g)です。
飛距離は地面から打って210ヤード前後。
最近体力も落ちてきたので、テーラーメイドM4に買い替えました。
スペックは42.25インチ、311g、シャフトはフブキTM5(Flex S、50g)です。
正直軽く、軟らかいかなと思っていました。
確かに振りやすいのですが、いくら真で捉えて珠が上がっても180ヤードくらいで失速し落ちてしまいます。
やはり軽すぎるのが原因なのでしょうか?
リシャフトなど良い対策方法がございましたら、ご教示頂きたくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
飛距離に関しては99%以上のアマチュアゴルファーは抽象的な自己判断をするものと私の経験上感じています。
飛距離を伸ばす対策をしたいと考えいて、的確な対策をしたいと思っているのであれば、2本のクラブの飛距離差の理由を具体的に把握した方が良いです。
そうしないと的外れな対応と抽象的な自己判断という不確実性が高すぎる施策を繰り返すことになり、結果、多くのアマチュアゴルファーに見られる「頻繁なクラブ買い替え」「頻繁なリシャフト」のループに陥り多大な出費をすることになるからです。
そうした多大な出費の果てに「ようやくたどり着いたセッティング」というものに至るわけですが、最初から確実性がより高い分析をしていれば、「ようやく」ではなく「あっさり」たどり着くものです。
確実性の高い分析とは、地図を入手するということです。
不確実性の高い抽象的な自己判断というものは、隣の家に行くために町内を一周するようなものです。
地図があればすぐに隣の家に行けます。
その地図は何かというと
・弾道測定
・クラブ測定
の2つです。
まず、2本のクラブを打ち比べて
・ヘッドスピードの違い
・ボール初速の違い
・打ち出し角度の違い
・バックスピン量の違い
・弾道の高さの違い
・サイドスピン量の違い
・キャリーの違い
最低、これらを確認すべきです。
測定器がある一般的なショップでも十分測定できる項目です。
実際に数値確認すると想像とは違うことが多いです。
次に2本のクラブの違いを確認します。
・実測の長さ
・重量
この2点を確認するだけでも大きな気づきを得られます。
特に実測の長さです。
単純な要素ですが、クラブの長さは大きな影響を及ぼします。
シャフトのフレックスや剛性、長さがどうと考える以前に、単純だけれども影響力の大きい要素「長さ」に注目した方が良いです。
メーカーによって表記と実測の長さが異なる場合があります。
クラブ長の測定方法はルール上は60度測定法という方法によって定められているのですが60度法を全メーカーが採用しているわけではなくメーカー独自の測定方法を採用している場合もあるからです。
または中古品やリシャフト品の場合は長さが変更されている場合もありますから実際の長さを測定した方が良いです。
いずれにしてもまずは弾道測定、クラブスペック測定で頭の中の妄想や印象ではなく事実を確認した方が良いです。
対策はその結果を見て行うのが効率的です。
地図で現在地を確認してから目的地に向かう方法が合理的であるということと同じです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190428
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: MOIについて
【読者様からの質問】
「私はゴルフにはバランスか?重量フローか?と問われると重量フロー派なのですが、MOI値理論のHPを拝見します。初心者程MOI値は大切だと説いてるのですが、初心者にベストのMOI値などわかるものでしょうか?」
【倉木真二の回答】
MOI値とはおそらくグリップエンドを支点としたクラブの慣性モーメントの事だと思いますが、初心者にベストなクラブ全体の慣性モーメントというものはありません。
ざっくり言うと、基本的に
・パワーが大きいほど慣性モーメントは大きめ
・ダウンスイング時にクラブの慣性モーメントを低くすることができる技術(簡単に言うとダウンのタメと抵抗の少ないリリース)を修得しているほど慣性モーメント大きめ
が向いている傾向にあります。
いわゆるMOI値も大切ですが、全番手のMOI値をそろえつつ、スイングバランス、シャフト剛性の流れまでもバランスよく合わせるのは現実的に難しくなります。
MOI値を揃えることだけに注目すると他の要素が悪化し、結果的に流れの良いセッティングにならないからです。
MOI値を揃えつつ、シャフト曲げ剛性のフロー、バランスのフローまでも揃える事は現状のアイアンヘッドの重量フロー、シャフト重量フローでは実現しにくいのが現状です。
しかし、MOIを揃えたからといって驚くほどクラブが打ちやすくなるということもありません。
例えば、MOIを揃えるとロングアイアンが打ちやすくなると考えているゴルファーが多いのですが、特別、打ちやすいものに化けると言うこともありません。
ロングアイアンが難しいのは単純にロフト角、ヘッド形状、クラブの長さにあります。
特に重要なのはロフト角です。
ロングアイアンが難しいのはロフト角が少ないという単純な要素が最大の原因です。
例えば3番アイアンと同じロフト角でもロフト角が大きくなると打ちやすくなります。
さらに3番アイアンよりも長くロフト角は同等であるにも関わらずウッドの方がやさしいと感じるのはヘッド形状、重心の違いが大きいのです。
結局のところ、神経質になってMOIを揃えようとしても現状のゴルフクラブの状況では他の要素が狂いますから、MOIを揃えようと意識することに特に大きなメリットはありません。
一般的な考え方のクラブ重量フロー、スインスバランスフローでクラブセッティングをすれば大きな問題はありません。
その際、グリップ重量を揃えた方がフィーリングが揃いやすいという事もあります。
重量フローばかり見てもダメです。
極端な話、
1.グリップ重量50g、シャフト重量50g、ヘッド重量200g
2.グリップ重量100g、シャフト重量100g、ヘッド重量150g
の2つのクラブがあり、1は300g、2は350gですが、
実際の重量感が重いのは圧倒的に1のクラブになります。
重量は手元から遠い部分のものほど重さ感が増します。
これがクラブ全体の慣性モーメントの考え方です。
なので、総重量ばかりに注目してグリップ、シャフト、ヘッドの部品重量を考えない、というのは問題です。
そのため、少なくともグリップ重量、シャフト重量、スイングバランスだけ把握していれば、総重量フローを重視しても問題ない場合が多くなる、ということになります。
(クラフトマンレベルになるともっと多くのことに気を配る必要があるのは当然ですが)
スイングバランス理論の否定も増えています。
確かにスイングバランス理論はシャフト、グリップ、ヘッド重量のバリエーションが乏しかった時代の理論なのでバリエーション豊富な現代では意味が無いという意見もあるのですが、それでも尚、馬鹿にできる要素ではありません。
もちろん、シャフトの重心ポイント、シャフト重量、グリップ重量によっても変化しますから非常に優れているか、と言われるとそうでもありませんが、重量フローとスイングバランス、2つを揃えつつシャフト選択、カット方法に気を配れば、結局、それなりに良い流れに仕上がります。
あまり神経質になる必要は無いということです。
MOIにしてもそれほど大きな要素ではないのです。
それよりも優先して考慮した方が良い要素は他に沢山あります。
クラブ重量のフローはグラフにした時、一直線になるのは基本的に良い流れにならない可能性が高いです。
アイアンであれば0.5インチで7gフロー、ウッドであれば0.5インチで5gフロー程度、スイングバランスをある程度揃え、グリップ重量は全番手揃える。
可能であればウッドの方は少し(2〜3g程度)軽くする。
シャフトグリップの口径を考慮すると、そのくらいの重量差が出ることが多いです。
ウッドのシャフト重量が軽いのはクラブの長さに対するヘッド重量が重いためです。
つまり、クラブMOIが大きくなりすぎてしまうためです。
アイアンの流れで言うと45インチのドライバーのヘッド重量は150g程度が妥当なのですが現実は200g程度です。
するとクラブMOIが大きくなりすぎてしまいますからシャフト重量を軽くしてクラブMOIを低くして全体の流れを整えます。
そうやってもドライバーが最もMOIが大きくなってしまいます。
このMOIを低くするためにヘッド重量を軽くし、スイングバランスを低くするという発想は有効だと思いますが、シャフトの剛性も考慮する必要があります。
結局の所は比較的一般的な重量フロー、シャフトフローでクラブセッティングすれば大きな問題はなく、それほど神経質になることも無いということになりますが、多少は考慮した方が良いとも言えます。
因みにリシャフトやオーダーなどでクラブを作る場合は調整をすることができますから、私はクラブ全体の慣性モーメントも考慮してクラブを組み立てますが、慣性モーメントを最優先にしたセッティングにすることはなく、トータルで見るという考え方です。
これが最もバランスが良く、良い結果になると感じています。
1点に教条的になるのはマズイということですが、グリップエンドを支点としたクラブ全体の慣性モーメントという視点も、とても良いものだと考えます。
総重量フロー派、スングバランス派、MOI派、というもののどれが正しいかということではなく、この3つのバランスを考慮してクラブの重量感フローを考えることが大事です。
結局は偏った考えはダメで、バランスが大事と言うことです。
加えて重量感はシャフトの曲げ剛性に及ぼす影響もありますので、その点を考慮して加工する必要があります。
クラフトマンレベルでは、グリップ重量、シャフト重量、ヘッド重量、シャフトカット方法、クラブの長さ、スイングバランス、振動数、センターフレックス、曲げ剛性分布、クラブ全体の慣性モーメントなど、複合的に考える必要があるということです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「私はゴルフにはバランスか?重量フローか?と問われると重量フロー派なのですが、MOI値理論のHPを拝見します。初心者程MOI値は大切だと説いてるのですが、初心者にベストのMOI値などわかるものでしょうか?」
【倉木真二の回答】
MOI値とはおそらくグリップエンドを支点としたクラブの慣性モーメントの事だと思いますが、初心者にベストなクラブ全体の慣性モーメントというものはありません。
ざっくり言うと、基本的に
・パワーが大きいほど慣性モーメントは大きめ
・ダウンスイング時にクラブの慣性モーメントを低くすることができる技術(簡単に言うとダウンのタメと抵抗の少ないリリース)を修得しているほど慣性モーメント大きめ
が向いている傾向にあります。
いわゆるMOI値も大切ですが、全番手のMOI値をそろえつつ、スイングバランス、シャフト剛性の流れまでもバランスよく合わせるのは現実的に難しくなります。
MOI値を揃えることだけに注目すると他の要素が悪化し、結果的に流れの良いセッティングにならないからです。
MOI値を揃えつつ、シャフト曲げ剛性のフロー、バランスのフローまでも揃える事は現状のアイアンヘッドの重量フロー、シャフト重量フローでは実現しにくいのが現状です。
しかし、MOIを揃えたからといって驚くほどクラブが打ちやすくなるということもありません。
例えば、MOIを揃えるとロングアイアンが打ちやすくなると考えているゴルファーが多いのですが、特別、打ちやすいものに化けると言うこともありません。
ロングアイアンが難しいのは単純にロフト角、ヘッド形状、クラブの長さにあります。
特に重要なのはロフト角です。
ロングアイアンが難しいのはロフト角が少ないという単純な要素が最大の原因です。
例えば3番アイアンと同じロフト角でもロフト角が大きくなると打ちやすくなります。
さらに3番アイアンよりも長くロフト角は同等であるにも関わらずウッドの方がやさしいと感じるのはヘッド形状、重心の違いが大きいのです。
結局のところ、神経質になってMOIを揃えようとしても現状のゴルフクラブの状況では他の要素が狂いますから、MOIを揃えようと意識することに特に大きなメリットはありません。
一般的な考え方のクラブ重量フロー、スインスバランスフローでクラブセッティングをすれば大きな問題はありません。
その際、グリップ重量を揃えた方がフィーリングが揃いやすいという事もあります。
重量フローばかり見てもダメです。
極端な話、
1.グリップ重量50g、シャフト重量50g、ヘッド重量200g
2.グリップ重量100g、シャフト重量100g、ヘッド重量150g
の2つのクラブがあり、1は300g、2は350gですが、
実際の重量感が重いのは圧倒的に1のクラブになります。
重量は手元から遠い部分のものほど重さ感が増します。
これがクラブ全体の慣性モーメントの考え方です。
なので、総重量ばかりに注目してグリップ、シャフト、ヘッドの部品重量を考えない、というのは問題です。
そのため、少なくともグリップ重量、シャフト重量、スイングバランスだけ把握していれば、総重量フローを重視しても問題ない場合が多くなる、ということになります。
(クラフトマンレベルになるともっと多くのことに気を配る必要があるのは当然ですが)
スイングバランス理論の否定も増えています。
確かにスイングバランス理論はシャフト、グリップ、ヘッド重量のバリエーションが乏しかった時代の理論なのでバリエーション豊富な現代では意味が無いという意見もあるのですが、それでも尚、馬鹿にできる要素ではありません。
もちろん、シャフトの重心ポイント、シャフト重量、グリップ重量によっても変化しますから非常に優れているか、と言われるとそうでもありませんが、重量フローとスイングバランス、2つを揃えつつシャフト選択、カット方法に気を配れば、結局、それなりに良い流れに仕上がります。
あまり神経質になる必要は無いということです。
MOIにしてもそれほど大きな要素ではないのです。
それよりも優先して考慮した方が良い要素は他に沢山あります。
クラブ重量のフローはグラフにした時、一直線になるのは基本的に良い流れにならない可能性が高いです。
アイアンであれば0.5インチで7gフロー、ウッドであれば0.5インチで5gフロー程度、スイングバランスをある程度揃え、グリップ重量は全番手揃える。
可能であればウッドの方は少し(2〜3g程度)軽くする。
シャフトグリップの口径を考慮すると、そのくらいの重量差が出ることが多いです。
ウッドのシャフト重量が軽いのはクラブの長さに対するヘッド重量が重いためです。
つまり、クラブMOIが大きくなりすぎてしまうためです。
アイアンの流れで言うと45インチのドライバーのヘッド重量は150g程度が妥当なのですが現実は200g程度です。
するとクラブMOIが大きくなりすぎてしまいますからシャフト重量を軽くしてクラブMOIを低くして全体の流れを整えます。
そうやってもドライバーが最もMOIが大きくなってしまいます。
このMOIを低くするためにヘッド重量を軽くし、スイングバランスを低くするという発想は有効だと思いますが、シャフトの剛性も考慮する必要があります。
結局の所は比較的一般的な重量フロー、シャフトフローでクラブセッティングすれば大きな問題はなく、それほど神経質になることも無いということになりますが、多少は考慮した方が良いとも言えます。
因みにリシャフトやオーダーなどでクラブを作る場合は調整をすることができますから、私はクラブ全体の慣性モーメントも考慮してクラブを組み立てますが、慣性モーメントを最優先にしたセッティングにすることはなく、トータルで見るという考え方です。
これが最もバランスが良く、良い結果になると感じています。
1点に教条的になるのはマズイということですが、グリップエンドを支点としたクラブ全体の慣性モーメントという視点も、とても良いものだと考えます。
総重量フロー派、スングバランス派、MOI派、というもののどれが正しいかということではなく、この3つのバランスを考慮してクラブの重量感フローを考えることが大事です。
結局は偏った考えはダメで、バランスが大事と言うことです。
加えて重量感はシャフトの曲げ剛性に及ぼす影響もありますので、その点を考慮して加工する必要があります。
クラフトマンレベルでは、グリップ重量、シャフト重量、ヘッド重量、シャフトカット方法、クラブの長さ、スイングバランス、振動数、センターフレックス、曲げ剛性分布、クラブ全体の慣性モーメントなど、複合的に考える必要があるということです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190425
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: IP加工、反発係数アップ加工について
【読者様からの質問】
「都市伝説、についての記事を拝読致しました。
そこで、かねてより疑問でしたドライバーのイオン、プレーテイング、また、反発加工(ルール適合内)について、本当に効果があるのかをお聞かせいただきたくメール致しました。
効果があるとしたら、どの程度、変わるのでしょうか。
お考えをお聞かせいただきたく。」
【倉木真二の回答】
イオンプレーティング加工による飛距離アップ、方向性アップという文句は確かに昔流行しましたが、結論から言うとイオンプレーティングによる飛距離アップ、方向性アップ効果はほぼゼロです。
イオンプレーティングの目的は単なるデザインです。
塗装よりも重量が軽く、また、ヘッドの研磨(ミラー研磨、サテン研磨、ブラスト研磨)やレーザー刻印等を反映した仕上がりになりますので、ヘッドのデザインの幅を広げるという意味で用いられます。
現代のヘッドはデザインの要素が豊富になっており(ミラー研磨、サテン研磨、ブラスト研磨(さらに研磨剤の種類、砂、ガラスなど)レーザー、単なる塗装、しごき塗装、クリア無し塗装、刻印など)これらの組み合わせによって複雑なデザインを実現できるようになっています。
単なるデザインだけの都合です。
理論上でも実際のマシンテストでも有意差は認められません。
こうした都市伝説はゴルフにおいて非常に多いです。
反発係数加工に関しては全くゼロではありませんが、非常に小さいものです。
少なくともキャリーが2%アップする(200ヤードのゴルファーが204ヤードになる)とか、そこまでの効果はありません。
ヘッドの反発係数には個体差がありますが、1%アップしたらかなり良い方です。
加工するとフェース面を4g前後削りますのでヘッド重量がダウンします。
このヘッド重量ダウンによるヘッドスピードアップ効果とヘッド重量ダウンによるボール初速低下要素、どちらが強いかというと計算上も実際もヘッドスピードアップ効果の方が上回り、ボール初速アップに貢献します。
これによって「反発係数加工で飛距離アップした」と考えてしまうケースもありますが、反発係数は文字通りヘッドスピードに対するボール初速アップ、つまりミート率(ボール初速/ヘッドスピード)アップを達成して初めて効果を認めることができるものなので、ミート率の変化を見るのが正しい判断です。
もちろんフェース研磨によって低下した重量に近い数値のウエイトを追加しなければ公平になりません。
かならずしも低下した重量分追加するのではなくクラブ全体の慣性モーメントが同じくなるような重量を追加するのが公平です。
重量は位置によって慣性モーメントに及ぼす影響が違うためです。
こうした要素を考慮して公平に見た時、1%飛距離アップしたら効果が大きい方だと言ってよいです。
大抵の場合は0.2〜0.5%くらいしか変化がありません。
200ヤードフラットキャリーが出る人で1ヤード伸びるのがせいぜいという所です。
ルール違反の高反発加工になるとまた話は変わりますが多くの人が想像しているほどミート率は上昇しません。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「都市伝説、についての記事を拝読致しました。
そこで、かねてより疑問でしたドライバーのイオン、プレーテイング、また、反発加工(ルール適合内)について、本当に効果があるのかをお聞かせいただきたくメール致しました。
効果があるとしたら、どの程度、変わるのでしょうか。
お考えをお聞かせいただきたく。」
【倉木真二の回答】
イオンプレーティング加工による飛距離アップ、方向性アップという文句は確かに昔流行しましたが、結論から言うとイオンプレーティングによる飛距離アップ、方向性アップ効果はほぼゼロです。
イオンプレーティングの目的は単なるデザインです。
塗装よりも重量が軽く、また、ヘッドの研磨(ミラー研磨、サテン研磨、ブラスト研磨)やレーザー刻印等を反映した仕上がりになりますので、ヘッドのデザインの幅を広げるという意味で用いられます。
現代のヘッドはデザインの要素が豊富になっており(ミラー研磨、サテン研磨、ブラスト研磨(さらに研磨剤の種類、砂、ガラスなど)レーザー、単なる塗装、しごき塗装、クリア無し塗装、刻印など)これらの組み合わせによって複雑なデザインを実現できるようになっています。
単なるデザインだけの都合です。
理論上でも実際のマシンテストでも有意差は認められません。
こうした都市伝説はゴルフにおいて非常に多いです。
反発係数加工に関しては全くゼロではありませんが、非常に小さいものです。
少なくともキャリーが2%アップする(200ヤードのゴルファーが204ヤードになる)とか、そこまでの効果はありません。
ヘッドの反発係数には個体差がありますが、1%アップしたらかなり良い方です。
加工するとフェース面を4g前後削りますのでヘッド重量がダウンします。
このヘッド重量ダウンによるヘッドスピードアップ効果とヘッド重量ダウンによるボール初速低下要素、どちらが強いかというと計算上も実際もヘッドスピードアップ効果の方が上回り、ボール初速アップに貢献します。
これによって「反発係数加工で飛距離アップした」と考えてしまうケースもありますが、反発係数は文字通りヘッドスピードに対するボール初速アップ、つまりミート率(ボール初速/ヘッドスピード)アップを達成して初めて効果を認めることができるものなので、ミート率の変化を見るのが正しい判断です。
もちろんフェース研磨によって低下した重量に近い数値のウエイトを追加しなければ公平になりません。
かならずしも低下した重量分追加するのではなくクラブ全体の慣性モーメントが同じくなるような重量を追加するのが公平です。
重量は位置によって慣性モーメントに及ぼす影響が違うためです。
こうした要素を考慮して公平に見た時、1%飛距離アップしたら効果が大きい方だと言ってよいです。
大抵の場合は0.2〜0.5%くらいしか変化がありません。
200ヤードフラットキャリーが出る人で1ヤード伸びるのがせいぜいという所です。
ルール違反の高反発加工になるとまた話は変わりますが多くの人が想像しているほどミート率は上昇しません。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190422
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: 飛ぶドライバーについて
【読者様からの質問】
「倉木様
いつも参考にしております。
クラブ選びについてのご相談です。
実に単純な質問なのですが、飛ぶドライバー、はあるのでしょうか。
また、オススメのドライバーはありますか。
素朴な疑問として、メールをさせていただきました。」
【倉木真二の回答】
私がクラフトマンになってから数え切れないほど受けた質問が正にそのご質問ですが、結論から言えば絶対的に飛ぶドライバーというものはありません。
飛ぶドライバーを求める場合、飛ぶ弾道というものを理解しなければなりません。
飛ぶ弾道とは、ボール初速が速く、打ち出し角度とバックスピン量が最適であることです。
もう少し詳しく説明するとヘッドスピードに対するボール初速が速く打ち出し角度が高めの割にバックスピン量が少なめという弾道です。
このような弾道が出るクラブが飛ぶクラブであり、ゴルファー個々のスイングタイプによって異なります。
ボール初速、打ち出し角度、バックスピン量はクラブとボールがどのようにして当たるかで決まります。
今のスイングでロスしている要素を明らかにし、それを補正するクラブスペックになるのであれば、それが飛ぶドライバーということになります。
ただし、スイングの問題を全てクラブで調節するのか、スイングを改善していく考えがあるのか、などを踏まえて選択する必要があります。
また、飛距離を最優先にすれば方向性、打点の安定感、他の番手とのつながりなどにマイナスが生じます。
究極的に全ての要素を最大にすることはできません。
こうした考えに基づいてクラブを選択すると、その過程においてスイング、クラブの知識が高まるだけではなく、その後、試打したら良かったから、友人に借りて打ったら良かったから、という類の根拠の弱いクラブ選びを長年続けることによる大きな出費を減らすことにつながります。
なので、飛ぶドライバーを求めるのであれば「このクラブは飛びます!」と言い切ってしまうような販売員やクラフトマンにフィッティングをしてもらうのではなく、また、ゴルフ雑誌の「クラブ別飛距離比較」というような浅い情報に基づくのではなく根本的な基本を理解する、または基本を理解している人に見てもらうのが良いです。
そうすれば、ゴルフ業界に多く見られる抽象的で数値が全く出てこないような情報に踊らされ続けることはなくなります。
他人の感想などはどうでも良いので、つまりは、事実に目を向けるということです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
いつも参考にしております。
クラブ選びについてのご相談です。
実に単純な質問なのですが、飛ぶドライバー、はあるのでしょうか。
また、オススメのドライバーはありますか。
素朴な疑問として、メールをさせていただきました。」
【倉木真二の回答】
私がクラフトマンになってから数え切れないほど受けた質問が正にそのご質問ですが、結論から言えば絶対的に飛ぶドライバーというものはありません。
飛ぶドライバーを求める場合、飛ぶ弾道というものを理解しなければなりません。
飛ぶ弾道とは、ボール初速が速く、打ち出し角度とバックスピン量が最適であることです。
もう少し詳しく説明するとヘッドスピードに対するボール初速が速く打ち出し角度が高めの割にバックスピン量が少なめという弾道です。
このような弾道が出るクラブが飛ぶクラブであり、ゴルファー個々のスイングタイプによって異なります。
ボール初速、打ち出し角度、バックスピン量はクラブとボールがどのようにして当たるかで決まります。
今のスイングでロスしている要素を明らかにし、それを補正するクラブスペックになるのであれば、それが飛ぶドライバーということになります。
ただし、スイングの問題を全てクラブで調節するのか、スイングを改善していく考えがあるのか、などを踏まえて選択する必要があります。
また、飛距離を最優先にすれば方向性、打点の安定感、他の番手とのつながりなどにマイナスが生じます。
究極的に全ての要素を最大にすることはできません。
こうした考えに基づいてクラブを選択すると、その過程においてスイング、クラブの知識が高まるだけではなく、その後、試打したら良かったから、友人に借りて打ったら良かったから、という類の根拠の弱いクラブ選びを長年続けることによる大きな出費を減らすことにつながります。
なので、飛ぶドライバーを求めるのであれば「このクラブは飛びます!」と言い切ってしまうような販売員やクラフトマンにフィッティングをしてもらうのではなく、また、ゴルフ雑誌の「クラブ別飛距離比較」というような浅い情報に基づくのではなく根本的な基本を理解する、または基本を理解している人に見てもらうのが良いです。
そうすれば、ゴルフ業界に多く見られる抽象的で数値が全く出てこないような情報に踊らされ続けることはなくなります。
他人の感想などはどうでも良いので、つまりは、事実に目を向けるということです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190419
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブ選びのご相談です
7777【読者様からの質問】
「倉木さま
いつも楽しく拝見しております。
参考になることが多く助かっています。
さて、主題の件、セッティングも合わせてご教授いただけたら幸いです。
下記のセッティングに、新たにユーティリティを加えたいと考え、2つ購入しました。
セッティング
DW プロギアRS(2017)スピーダーエボリューションⅣ 661S
5I~PW J15DF モーダス120S
AW クリーブランドRTX 2.0CB 50° DG200
SW クリーブランド RTX 2.0CB 54° DG200
ユーティリティ
①スリクソン ZH45 U4 22° NS980GH DST
②ブリヂストン J15HY U3 21° NS950GH
ヘッドスピードは45程度、スコアは90前後です。
アイアン、ドライバーは合っていると感じており、飛距離、方向性ともに満足しています。
①は方向性はいいと思うものの、たびたびスライスが出て、5Iとの飛距離差があまりありません。
(5I 平均185y、① 平均190y)
②はヘッドの返りがいいのか、シャフトなのかわかりませんが、飛距離は出るものの左右に散ることが多く、安定しません。
①のU3も検討しましたが、長いせいかロフトが立っているからかミート率が悪くなってしまいました。
安定して200yを打ちたいと思っており、アイアンと揃えてモーダス120Sにリシャフトするか、別のユーティリティを検討するか悩んでいます。
リシャフトをするか、ヘッドごと変えるべきか、ご指導いただけたら幸いです。
あるいは上記のセッティングで、相性の良さそうなユーティリティがあれば教えていただけないでしょうか?
年代やメーカーは問いません。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
ZH45のU4の飛距離がJ15DPFの5番アイアンと飛距離差が5ヤードしかないということですが、これがデータに基づく判断ということであれば原因はスイングにあります。
ZH45 4Uの方がクラブが長くロフト角が立っているので番手に最適な打ち分けができていれば自然とJ15DPFの5番アイアンよりも+15ヤードくらいの飛距離差は生じます。
そうならないのは同じインパクトができていると仮定した場合4Uの弾道が高くなり過ぎている(打ち出し角度、バックスピン量が多すぎる)ことが原因としか考えられません。
ミート率(ボール初速)は物理的に4Uの方が高くなります。
ユーティリティは当然ながら総じてアイアンよりもボールが上がりやすいのでよりダウンブローに打つ必要がありますし、実際、プロがそうしていることはトラックマンのデータでも明らかです。
Z45の4UであればJ15DPFの6〜7番と同じくらいのアタックアングル(ダウンブローの度合い)にするのが最適です。
そうすれば最適な飛距離が出ます。
J15DPFの5番で185ヤード出るということなので、つまりは丁度200ヤードくらいになります。
なのでクラブではなくスイングに問題があるというのが率直な判断です。
加えて弾道が少しでも抑えられるようモーダス120と同様に先端が硬めのシャフトにしたほうが有利ですが、これは必ずやったほうが良いというレベルではありませんから予算に余裕があるならばやる、という程度の認識で良いです。
同じモーダス120でも良いですしモーダス105、ダイナミックゴールド105でも良いです。
3Uだとミート率が下がるというのはおっしゃるようにロフト角が原因であり長さが主な原因ではありませんので良い判断だと感じます。
私としては4Uのようなロフト角が少し多めのクラブの打ち方を覚えるべくスイング調節に取り組んだ方が良いと感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木さま
いつも楽しく拝見しております。
参考になることが多く助かっています。
さて、主題の件、セッティングも合わせてご教授いただけたら幸いです。
下記のセッティングに、新たにユーティリティを加えたいと考え、2つ購入しました。
セッティング
DW プロギアRS(2017)スピーダーエボリューションⅣ 661S
5I~PW J15DF モーダス120S
AW クリーブランドRTX 2.0CB 50° DG200
SW クリーブランド RTX 2.0CB 54° DG200
ユーティリティ
①スリクソン ZH45 U4 22° NS980GH DST
②ブリヂストン J15HY U3 21° NS950GH
ヘッドスピードは45程度、スコアは90前後です。
アイアン、ドライバーは合っていると感じており、飛距離、方向性ともに満足しています。
①は方向性はいいと思うものの、たびたびスライスが出て、5Iとの飛距離差があまりありません。
(5I 平均185y、① 平均190y)
②はヘッドの返りがいいのか、シャフトなのかわかりませんが、飛距離は出るものの左右に散ることが多く、安定しません。
①のU3も検討しましたが、長いせいかロフトが立っているからかミート率が悪くなってしまいました。
安定して200yを打ちたいと思っており、アイアンと揃えてモーダス120Sにリシャフトするか、別のユーティリティを検討するか悩んでいます。
リシャフトをするか、ヘッドごと変えるべきか、ご指導いただけたら幸いです。
あるいは上記のセッティングで、相性の良さそうなユーティリティがあれば教えていただけないでしょうか?
年代やメーカーは問いません。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
ZH45のU4の飛距離がJ15DPFの5番アイアンと飛距離差が5ヤードしかないということですが、これがデータに基づく判断ということであれば原因はスイングにあります。
ZH45 4Uの方がクラブが長くロフト角が立っているので番手に最適な打ち分けができていれば自然とJ15DPFの5番アイアンよりも+15ヤードくらいの飛距離差は生じます。
そうならないのは同じインパクトができていると仮定した場合4Uの弾道が高くなり過ぎている(打ち出し角度、バックスピン量が多すぎる)ことが原因としか考えられません。
ミート率(ボール初速)は物理的に4Uの方が高くなります。
ユーティリティは当然ながら総じてアイアンよりもボールが上がりやすいのでよりダウンブローに打つ必要がありますし、実際、プロがそうしていることはトラックマンのデータでも明らかです。
Z45の4UであればJ15DPFの6〜7番と同じくらいのアタックアングル(ダウンブローの度合い)にするのが最適です。
そうすれば最適な飛距離が出ます。
J15DPFの5番で185ヤード出るということなので、つまりは丁度200ヤードくらいになります。
なのでクラブではなくスイングに問題があるというのが率直な判断です。
加えて弾道が少しでも抑えられるようモーダス120と同様に先端が硬めのシャフトにしたほうが有利ですが、これは必ずやったほうが良いというレベルではありませんから予算に余裕があるならばやる、という程度の認識で良いです。
同じモーダス120でも良いですしモーダス105、ダイナミックゴールド105でも良いです。
3Uだとミート率が下がるというのはおっしゃるようにロフト角が原因であり長さが主な原因ではありませんので良い判断だと感じます。
私としては4Uのようなロフト角が少し多めのクラブの打ち方を覚えるべくスイング調節に取り組んだ方が良いと感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190418
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフトのカット方法に関するご相談です
【読者様からの質問】
「いつもブログの更新を楽しみにしております。
先日はアドバイスいただきありがとうございました。
今回は同じシャフトを番手違いのヘッドに挿し変える場合のシャフトカットについてアドバイスいただけたらと思います。
現在使用中の3W(15°)43インチで使用中のDI7S(0.5チップカット)を抜いて同モデルの5W(18°)に使用して42.5インチに、
同様に2U(18°)41インチで使用中のDI HYBRID85S(チップカット無し)を抜いて同モデルの3U(20°)に使用して40.5インチにしたいと思っております。
ヘッド重量は3W 212g、5W 216g、2U 232g、3U 237gです。
上記の場合チップカット、バットカットどちらで長さを調整した方がよろしいでしょうか?
地面から打ちやすくする事とアイアンで使用しているモーダス120Sとのつながりを良くできればと思います。
ご多忙のところお手数ですがよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
クラブ長に対する相対的な剛性の流れを合わせるのであればバットカットが基本です。
番手別設計のアイアンシャフトもバットカットされた状態と同じような仕上がりになっています。
厳密にはアイアンのネックの長さの違いによってバットカット長の流れは変わりますが、現在市販されている番手別キックポイント設計ではないアイアンシャフト(DGなど)の場合は短くなるほど相対的に先調子系に剛性が変化していきますから、短い番手ほどネックが長くなるのはシャフトの剛性を元調子系へ変化させる意味で合理的です。
基本的にはバットカット、明確な狙いとカット方法の調整によって剛性がどのように仕上がるかのデータや経験を理解しているクラフトマンに依頼する場合はチップカットとバットカットの両方を行った方が良いですがそこまでのデータ、知識、経験、考え、こだわりを持っているクラフトマンなど日本に20人もいないと思いますので、基本的にはトリミング長を超えない範囲でバットカットによる調整にするのが妥当です。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「いつもブログの更新を楽しみにしております。
先日はアドバイスいただきありがとうございました。
今回は同じシャフトを番手違いのヘッドに挿し変える場合のシャフトカットについてアドバイスいただけたらと思います。
現在使用中の3W(15°)43インチで使用中のDI7S(0.5チップカット)を抜いて同モデルの5W(18°)に使用して42.5インチに、
同様に2U(18°)41インチで使用中のDI HYBRID85S(チップカット無し)を抜いて同モデルの3U(20°)に使用して40.5インチにしたいと思っております。
ヘッド重量は3W 212g、5W 216g、2U 232g、3U 237gです。
上記の場合チップカット、バットカットどちらで長さを調整した方がよろしいでしょうか?
地面から打ちやすくする事とアイアンで使用しているモーダス120Sとのつながりを良くできればと思います。
ご多忙のところお手数ですがよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
クラブ長に対する相対的な剛性の流れを合わせるのであればバットカットが基本です。
番手別設計のアイアンシャフトもバットカットされた状態と同じような仕上がりになっています。
厳密にはアイアンのネックの長さの違いによってバットカット長の流れは変わりますが、現在市販されている番手別キックポイント設計ではないアイアンシャフト(DGなど)の場合は短くなるほど相対的に先調子系に剛性が変化していきますから、短い番手ほどネックが長くなるのはシャフトの剛性を元調子系へ変化させる意味で合理的です。
基本的にはバットカット、明確な狙いとカット方法の調整によって剛性がどのように仕上がるかのデータや経験を理解しているクラフトマンに依頼する場合はチップカットとバットカットの両方を行った方が良いですがそこまでのデータ、知識、経験、考え、こだわりを持っているクラフトマンなど日本に20人もいないと思いますので、基本的にはトリミング長を超えない範囲でバットカットによる調整にするのが妥当です。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190417
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: ネックのウエイトと飛ぶシャフトに関するご相談です
【読者様からの質問】
「近々引退されるとのこと。
参考にさせて頂いておりましたので、残念ですが、お疲れ様でございました。
私はクラブ組み立ても趣味で行なっておりますが、聞くところによれば、アイアンのホーゼルの中にバランス調節の重りを入れるのは良く無いとのこと。
フェース裏面に鉛テープを貼るのが良いと聞きます。
この正否はいかほどでしょうか。
また、本当に飛ぶシャフト、というものはあるのでしょうか。
お答えいただけますと幸甚です。」
【倉木真二の回答】
ざっくり言うとネックの中にウエイトを入れてスイングバランスの調整をしても問題ありません。
ネック内にウエイトを入れると良く無い、というのは重心がズレるとかそういった類の事が主な理由です。
世界一高精度な鍛造アイアンヘッド(つまりネックの長さが正確)なメーカーの同モデルヘッドの同番手を私は200個所有しておりまして、(アイアンシャフト試打用として)フェース面上の重心位置を測定した所、個体差は1.5mm程度有りました。
ヘッド重量にばらつきがありましたので
1.ネックにウエイトを入れる
2.バックフェースに鉛を貼る
という方法で全番手のヘッド重量を同じにした所誤差の範囲は変化は有意差無しです。
論理的に考えても実際に計測してもネック内にウエイトを入れてバランスを調整するという行為は基本的に問題ないのです。
これについては本当に色々と主張がありますが今後ずっと気にしなくて良いです。
とある有名地クラブメーカーのカリスマ研磨職人が「ネックにウエイトを入れると良くない」と言い出したことも追い風になりこのようなことが言われるようになりましたが誰が言おうと論理的にも検証としても不十分なのです。
なのでそのような細かいことは気にしなくても大丈夫です。
絶対的に飛ぶシャフトというものはありません。
ただし飛ぶ弾道というものはあります。
簡単に言うとバックスピン量が多すぎて飛距離ロスしているのであれば硬めにすればバックスピン量が減少して飛距離アップすることはあります。
これはかなり大雑把なので実際にはもう少し細かく考えなければなりません。
バックスピン量が多いと言ってもスイング、ヘッド、つかまりなどによって原因は様々です。
原因に最も効果的な方法を行うとか、目的によって変化します。
スイングを調整するか、クラブでしっかり対応するか、ということも理解する必要があります。
リシャフトは幅広い知識が必要なので本来はスイング、クラブ、両面の専門的な知識が必要になります。
しかし一般的なゴルファーにはそこまでの知識はありませんから闇雲に色々なシャフトを試すということにならざるを得ません。
うまく行ったと思ってもその根本の理由が分からないのでヘッドやスイングが変化したら以前と違う結果になってしまいます。
なので結局はしっかりとフィッティングすることが大事ですが、スイング、クラブ、両面の知識があるフィッターに診てもらうことが大事です。
絶対的に飛ぶシャフトとか飛ぶヘッドというものを求めるのは幻想なのでそうした考えは早めに改めた方が大きな出費を重ねずに済みます」
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「近々引退されるとのこと。
参考にさせて頂いておりましたので、残念ですが、お疲れ様でございました。
私はクラブ組み立ても趣味で行なっておりますが、聞くところによれば、アイアンのホーゼルの中にバランス調節の重りを入れるのは良く無いとのこと。
フェース裏面に鉛テープを貼るのが良いと聞きます。
この正否はいかほどでしょうか。
また、本当に飛ぶシャフト、というものはあるのでしょうか。
お答えいただけますと幸甚です。」
【倉木真二の回答】
ざっくり言うとネックの中にウエイトを入れてスイングバランスの調整をしても問題ありません。
ネック内にウエイトを入れると良く無い、というのは重心がズレるとかそういった類の事が主な理由です。
世界一高精度な鍛造アイアンヘッド(つまりネックの長さが正確)なメーカーの同モデルヘッドの同番手を私は200個所有しておりまして、(アイアンシャフト試打用として)フェース面上の重心位置を測定した所、個体差は1.5mm程度有りました。
ヘッド重量にばらつきがありましたので
1.ネックにウエイトを入れる
2.バックフェースに鉛を貼る
という方法で全番手のヘッド重量を同じにした所誤差の範囲は変化は有意差無しです。
論理的に考えても実際に計測してもネック内にウエイトを入れてバランスを調整するという行為は基本的に問題ないのです。
これについては本当に色々と主張がありますが今後ずっと気にしなくて良いです。
とある有名地クラブメーカーのカリスマ研磨職人が「ネックにウエイトを入れると良くない」と言い出したことも追い風になりこのようなことが言われるようになりましたが誰が言おうと論理的にも検証としても不十分なのです。
なのでそのような細かいことは気にしなくても大丈夫です。
絶対的に飛ぶシャフトというものはありません。
ただし飛ぶ弾道というものはあります。
簡単に言うとバックスピン量が多すぎて飛距離ロスしているのであれば硬めにすればバックスピン量が減少して飛距離アップすることはあります。
これはかなり大雑把なので実際にはもう少し細かく考えなければなりません。
バックスピン量が多いと言ってもスイング、ヘッド、つかまりなどによって原因は様々です。
原因に最も効果的な方法を行うとか、目的によって変化します。
スイングを調整するか、クラブでしっかり対応するか、ということも理解する必要があります。
リシャフトは幅広い知識が必要なので本来はスイング、クラブ、両面の専門的な知識が必要になります。
しかし一般的なゴルファーにはそこまでの知識はありませんから闇雲に色々なシャフトを試すということにならざるを得ません。
うまく行ったと思ってもその根本の理由が分からないのでヘッドやスイングが変化したら以前と違う結果になってしまいます。
なので結局はしっかりとフィッティングすることが大事ですが、スイング、クラブ、両面の知識があるフィッターに診てもらうことが大事です。
絶対的に飛ぶシャフトとか飛ぶヘッドというものを求めるのは幻想なのでそうした考えは早めに改めた方が大きな出費を重ねずに済みます」
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190408
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: ゴルフの都市伝説
倉木真二です。
2019年いっぱいで私は引退します。
それまでに私に聞いておいた方が良いこと、質問しておいたほうが良いことをお話しします。
それは、ゴルフの都市伝説です。
私がインターネット上でゴルフの情報発信を開始したのは2006年5月です。
インターネット上のゴルフ情報が増えることで、多くのゴルファーが正しい情報を取得し、また、間違った情報は淘汰されていくと思っていました。
それから13年経過して、一般ゴルファーの知識レベルはどうなったか。
一言でいえば
「格差が開いた」
と感じています。
インターネット上のゴルフ情報は非常に増えました。
情報が増えたことにより、とんでもなく間違った都市伝説のようなものが増えました。
そういったものは無視していれば淘汰されていくと思っていました。
なぜなら、間違った情報だからです。
しかし、私の考えが間違っていました。
間違った情報ほど、魅力的に写り、非論理的であるにも関わらず論理的に映り、多くのゴルファーに説得力を持って迫るのです。
結果、信じられないほど間違っているとんでもない情報が、多くのゴルファーに信じられている状況です。
この点において、13年前よりも酷くなったと実感しています。
一方で、基本的な知識を持っている人は、そうした都市伝説のようなトンデモ情報に踊らされません。
ありえないことはありえないと論理的に考えることができるようになっていて、冷静です。
そうしたゴルファーは、インターネットの情報が増えたことを喜び、有効に活用しています。
基本的に、そうした人たちは他人の主観や思い込みを参考にするのではなく、事実の確認を主にします。
そのため、インターネット上のゴルフ情報の取捨選択が上手く、必要なものだけを効率よく得て、わけのわからない怪しい都市伝説情報は検証した結果間違っていると判断したらその後はほぼ無視しします。
なので、インターネットによって賢い人はますます上達し、間違った都市伝説情報を教義にしてしまう人はますます停滞してしまうということです。
これにより、格差が加速しているように感じます。
ゴルフの本当の所の情報はとても単純です。
ですが、単純だと分かるまでどれほどの時間をかけるかで上達の効率が変わります。
最初からそのことに気づいてしまう人もいますし(ジュニアやプロの多くはそうです。彼らの多くはアマチュアが思うほど多くの豆知識は知らないのです。むしろ知らない方が良いのですが。その代わり経験は圧倒的に多いです)気づかないままゴルフ人生を終える人もいますし、無駄なことを散々行った挙句、ようやく気づく人もいます。
都市伝説やトンデモ情報を信じることは非常に不幸です。
なので、自分が信じている都市伝説のような情報があったとしたら、その真贋を質問してください。
簡単な返答にはなりますが、その結論と簡単な根拠の回答はできます。
そこから抜け出し、普通の基本を学ぶことがもっとも効率の良い方法です。
私が13年前からやっているのはそれだけですが、それをやるには多くの知識と経験が必要でもあります。
トンデモ情報を発信するのは簡単なのですが、根拠を持って情報を発信するにはその検証が必要であり、労力が必要なのです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
2019年いっぱいで私は引退します。
それまでに私に聞いておいた方が良いこと、質問しておいたほうが良いことをお話しします。
それは、ゴルフの都市伝説です。
私がインターネット上でゴルフの情報発信を開始したのは2006年5月です。
インターネット上のゴルフ情報が増えることで、多くのゴルファーが正しい情報を取得し、また、間違った情報は淘汰されていくと思っていました。
それから13年経過して、一般ゴルファーの知識レベルはどうなったか。
一言でいえば
「格差が開いた」
と感じています。
インターネット上のゴルフ情報は非常に増えました。
情報が増えたことにより、とんでもなく間違った都市伝説のようなものが増えました。
そういったものは無視していれば淘汰されていくと思っていました。
なぜなら、間違った情報だからです。
しかし、私の考えが間違っていました。
間違った情報ほど、魅力的に写り、非論理的であるにも関わらず論理的に映り、多くのゴルファーに説得力を持って迫るのです。
結果、信じられないほど間違っているとんでもない情報が、多くのゴルファーに信じられている状況です。
この点において、13年前よりも酷くなったと実感しています。
一方で、基本的な知識を持っている人は、そうした都市伝説のようなトンデモ情報に踊らされません。
ありえないことはありえないと論理的に考えることができるようになっていて、冷静です。
そうしたゴルファーは、インターネットの情報が増えたことを喜び、有効に活用しています。
基本的に、そうした人たちは他人の主観や思い込みを参考にするのではなく、事実の確認を主にします。
そのため、インターネット上のゴルフ情報の取捨選択が上手く、必要なものだけを効率よく得て、わけのわからない怪しい都市伝説情報は検証した結果間違っていると判断したらその後はほぼ無視しします。
なので、インターネットによって賢い人はますます上達し、間違った都市伝説情報を教義にしてしまう人はますます停滞してしまうということです。
これにより、格差が加速しているように感じます。
ゴルフの本当の所の情報はとても単純です。
ですが、単純だと分かるまでどれほどの時間をかけるかで上達の効率が変わります。
最初からそのことに気づいてしまう人もいますし(ジュニアやプロの多くはそうです。彼らの多くはアマチュアが思うほど多くの豆知識は知らないのです。むしろ知らない方が良いのですが。その代わり経験は圧倒的に多いです)気づかないままゴルフ人生を終える人もいますし、無駄なことを散々行った挙句、ようやく気づく人もいます。
都市伝説やトンデモ情報を信じることは非常に不幸です。
なので、自分が信じている都市伝説のような情報があったとしたら、その真贋を質問してください。
簡単な返答にはなりますが、その結論と簡単な根拠の回答はできます。
そこから抜け出し、普通の基本を学ぶことがもっとも効率の良い方法です。
私が13年前からやっているのはそれだけですが、それをやるには多くの知識と経験が必要でもあります。
トンデモ情報を発信するのは簡単なのですが、根拠を持って情報を発信するにはその検証が必要であり、労力が必要なのです。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190329
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブスペックに関するご相談です
【読者様からの質問】
「いつも楽しくブログを拝見しております!
長年に渡り、本当に有り難うございました!
先日、ミズノの古いモデルを手にすることになりました。
バックフェイスに「MASTERS」「TOURNAMENT」と刻印があり、シャフトには「POWERARC FX」「EVEN THICKNESS SHAFT HIGH TRAJECTORY」と書いてあるシールが貼ってあります。
何か詳細、ご存知ないでしょうか?
ご教授いただけましたら、幸いです。」
【倉木真二の回答】
記憶が確かならばTN-87のUSモデルであるMP-29をベースとしたマッスルバックアイアンです。
ロフト角は3番から21.24.27.31.35.39.43.48、と現代でも採用される標準的なプロモデルマッスルバックのロフト角です。(PWのみ1度ロフト角が多いですが)
ライ角は長い番手ほどフラットになるフローになっていて、その時代はそんな感じでした。
MP29はタイガーも一部使用したモデルでTN87は復刻も出るほどの人気モデルです。
なのでロフト角、ライ角などを調節すればいまでも使用できるモデルではあります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「いつも楽しくブログを拝見しております!
長年に渡り、本当に有り難うございました!
先日、ミズノの古いモデルを手にすることになりました。
バックフェイスに「MASTERS」「TOURNAMENT」と刻印があり、シャフトには「POWERARC FX」「EVEN THICKNESS SHAFT HIGH TRAJECTORY」と書いてあるシールが貼ってあります。
何か詳細、ご存知ないでしょうか?
ご教授いただけましたら、幸いです。」
【倉木真二の回答】
記憶が確かならばTN-87のUSモデルであるMP-29をベースとしたマッスルバックアイアンです。
ロフト角は3番から21.24.27.31.35.39.43.48、と現代でも採用される標準的なプロモデルマッスルバックのロフト角です。(PWのみ1度ロフト角が多いですが)
ライ角は長い番手ほどフラットになるフローになっていて、その時代はそんな感じでした。
MP29はタイガーも一部使用したモデルでTN87は復刻も出るほどの人気モデルです。
なのでロフト角、ライ角などを調節すればいまでも使用できるモデルではあります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190328
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフト選びのご相談です
【読者様からの質問】
「いつもお世話になっております。
ドライバーシャフト選びでご相談させてください。
父の話なのですが、現在70歳、HS38程度。
現使用ドライバー:ゼクシオ7(高反発加工品)、バシレウスザフィーロ50R。
上半身から切り返す感じでタメがなくアウトサイドイン強めのスライサーです。
左に打ち出し、センターに戻ってくる弾道で、結果としてフェアウェイキープ率は高いものの、キャリー180ydほど、ランはほとんど出てない感じです。
スイングは今更変える気がない(変えられない?)みたいで、楽しくゴルフ出来れば良いと言ってますが、やはり加齢とともに更に飛距離が落ちていることを気にして、新しいドライバーを検討しています。
ゼクシオ等シニア向け?の物が発売されるたび試打してるみたいですが、あまり弾道、結果ともに変わらないらしく購入には至ってません。
そこでシャフトの見直しと思い、雑誌等の受け売りですが、元調子系の軽量シャフトを勧めているのですが、
本人はスライサーには捕まる先調子という固定観念で、乗り気ではありません。
このようなスイングでも合う(ごまかせる?)シャフトはありますでしょうか?
アドバイスよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
これは非常に多く見られるパターンです。
手打ちで左打ち出しの高弾道スライスで真ん中に戻ってきて安定しているというタイプです。
ヘッドスピードが45m/sくらいあると大きなスライス、かつ吹き上がりすぎるのが感覚的に分かるので問題となりますが、ヘッドスピード38m/sくらいの手打ちは見た目の弾道は高めで良い弾道に感じる上に方向性が安定するので改善の必要性を感じにくくなります。
また、基本的にスライスなのでつかまりが良い先調子が良いと考えるのもこれもまたよくあるパターンです。
実際に弾道を計測してみるとミート率が低く(ボール初速が遅く)打ち出し角度が高くバックスピン量が多すぎる(+3800〜5000rpm程度)上にスライス回転も多く(+1500rpm程度)ランも殆ど出ない弾道であることが確認できるわけです。
質問者様の考えは基本的に正しいのですが、当事者が改善を考えない限り現状のままの方が楽しいと考えてしまうと思います。
しかし、改善した方が圧倒的に楽しい未来が待っているのは間違いありません。
大海を知らず井戸の中でも十分広いと感じてしまっている状態です。
まず高反発加工はほぼ無意味です。
ヘッドスピード38m/sでも5ヤードもアップしません。
加工業者は数値を交えた売り文句を書いていますが現実のデータ(マシンテスト)は全く違います。
その割にルール違反になる上にフェース割れのリスクが高くなりますから全くお勧めしません。
このようなスイングタイプの場合は手元と先端の2箇所がしなるタイプで「先調子」と表示されているモデルを勧めるのが抵抗が少ないかと思います。
ただし、想像しているほど大きな効果はありません。
単純にクラブ長を長くしてヘッド重量を少し軽くしてヘッドスピードアップを狙うことが最も効果的です。
スイング改善を促したいのであれば、ゴルフショップのデータ計測に同行した方が良いと思います。
サイエンスアイの天井カメラのようなインパクト時のクラブヘッド軌道やフェース面の向きが確認できる計測機があるショップがよりよいです。
弾道の数値とインパクト時の画像、数値と視覚、両面から迫ることが可能で説得力が高くなります。
ただ、それが幸せかどうかは分かりません。
改善して軽いインサイドアウト軌道のドローボールが打てるようになれば40ヤードくらい飛距離は伸びますが、そこに到達する間にゴルフが嫌になってしまうリスクはあります。
なので、そこまで付き合う覚悟は必要となりますが、達成すれば大いに感謝されることは間違いないと私の経験から推測します。
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「いつもお世話になっております。
ドライバーシャフト選びでご相談させてください。
父の話なのですが、現在70歳、HS38程度。
現使用ドライバー:ゼクシオ7(高反発加工品)、バシレウスザフィーロ50R。
上半身から切り返す感じでタメがなくアウトサイドイン強めのスライサーです。
左に打ち出し、センターに戻ってくる弾道で、結果としてフェアウェイキープ率は高いものの、キャリー180ydほど、ランはほとんど出てない感じです。
スイングは今更変える気がない(変えられない?)みたいで、楽しくゴルフ出来れば良いと言ってますが、やはり加齢とともに更に飛距離が落ちていることを気にして、新しいドライバーを検討しています。
ゼクシオ等シニア向け?の物が発売されるたび試打してるみたいですが、あまり弾道、結果ともに変わらないらしく購入には至ってません。
そこでシャフトの見直しと思い、雑誌等の受け売りですが、元調子系の軽量シャフトを勧めているのですが、
本人はスライサーには捕まる先調子という固定観念で、乗り気ではありません。
このようなスイングでも合う(ごまかせる?)シャフトはありますでしょうか?
アドバイスよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
これは非常に多く見られるパターンです。
手打ちで左打ち出しの高弾道スライスで真ん中に戻ってきて安定しているというタイプです。
ヘッドスピードが45m/sくらいあると大きなスライス、かつ吹き上がりすぎるのが感覚的に分かるので問題となりますが、ヘッドスピード38m/sくらいの手打ちは見た目の弾道は高めで良い弾道に感じる上に方向性が安定するので改善の必要性を感じにくくなります。
また、基本的にスライスなのでつかまりが良い先調子が良いと考えるのもこれもまたよくあるパターンです。
実際に弾道を計測してみるとミート率が低く(ボール初速が遅く)打ち出し角度が高くバックスピン量が多すぎる(+3800〜5000rpm程度)上にスライス回転も多く(+1500rpm程度)ランも殆ど出ない弾道であることが確認できるわけです。
質問者様の考えは基本的に正しいのですが、当事者が改善を考えない限り現状のままの方が楽しいと考えてしまうと思います。
しかし、改善した方が圧倒的に楽しい未来が待っているのは間違いありません。
大海を知らず井戸の中でも十分広いと感じてしまっている状態です。
まず高反発加工はほぼ無意味です。
ヘッドスピード38m/sでも5ヤードもアップしません。
加工業者は数値を交えた売り文句を書いていますが現実のデータ(マシンテスト)は全く違います。
その割にルール違反になる上にフェース割れのリスクが高くなりますから全くお勧めしません。
このようなスイングタイプの場合は手元と先端の2箇所がしなるタイプで「先調子」と表示されているモデルを勧めるのが抵抗が少ないかと思います。
ただし、想像しているほど大きな効果はありません。
単純にクラブ長を長くしてヘッド重量を少し軽くしてヘッドスピードアップを狙うことが最も効果的です。
スイング改善を促したいのであれば、ゴルフショップのデータ計測に同行した方が良いと思います。
サイエンスアイの天井カメラのようなインパクト時のクラブヘッド軌道やフェース面の向きが確認できる計測機があるショップがよりよいです。
弾道の数値とインパクト時の画像、数値と視覚、両面から迫ることが可能で説得力が高くなります。
ただ、それが幸せかどうかは分かりません。
改善して軽いインサイドアウト軌道のドローボールが打てるようになれば40ヤードくらい飛距離は伸びますが、そこに到達する間にゴルフが嫌になってしまうリスクはあります。
なので、そこまで付き合う覚悟は必要となりますが、達成すれば大いに感謝されることは間違いないと私の経験から推測します。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190327
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブセッティングのご相談です
【読者様からの質問】
「倉木様
いつも参考になるアドバイスありがとうございます
リシャフトのことでご相談があります
昨年思い切ってアイアン、UTクラブを変更しました
スリクソンのZ585のモ-ダス105Rに変更しました
U4,U3はスリクソンH65のNS PRO 980GHのSシャフトです
問題の5番アイアンは飛距離が落ちてるのでユ-ティリ-型の
U65でシャフトはU4、U3と同じです
ちなみに以前はのクラブスペックはU4、U3はダイナミックのLS300-S
アイアンはダイナミックゴ-ルトS200の2番手ずらし
5、6番アイアンはモ-ダス105Rです
全体的にやさしく軽めにしています(体力的に落ちてきたので)
ただ打てると思ったU65がなかなか打てません。ダフルかスライス
トップはありません
U4、U3は前回のクラブ同様な感じです
5番を通常のアイアンの流れにするか悩みましたが、飛距離の問題と
U4,U3のシャフトの流れを優先しました
そこでシャフトをモ-ダス105Rにリシャフトするか、それとも売却してH65の5番を購入か
悩んでいます
出来れはリシャフトで何とかならないかと思っていますが・・・
そもそもアイアン型ユ-ティリティ-が私には合わないのかも知れません
打ち方が違うとか...
その辺も合わせてご教授いただけたらと思います
よろしくお願いいたします」
【倉木真二の回答】
アイアン型ユーティリティの多くはウッド型ユーティリティ、また、やさしめのプロモデル(Z585など)あたりのアイアンよりもつかまりが弱い傾向が強いです。
原因は重心位置とライ角にあります。
簡単に言うとアイアン型ユーティリティはブレードが長いものが多いためネック軸周りの慣性モーメントが大きい、つまりヘッドがターンしにくいものが多いのでつかまりが悪くなります。
また、ウッド型ユーティリティのようにフェース面が湾曲しておらずアイアン同様平面のフェースなのでインパクト時のライ角とクラブのライ角を乖離させるデメリットがウッド型ユーティリティよりも大きくなります。
さらにフェース面が長いのでライ角のズレは違和感が強まる上に打点が不安定になります。
簡単に言うとウッド型ユーティリティでは有効なライ角をアップライトにしてボールのつかまりをよくするという方法がアイアン型ユーティリティでは行いにくいということです。
そういった要素が重なり、アイアン型ユーティリティはつかまりが弱い傾向にあります。
単純にウッド型ユーティリティとアイアンの中間的存在というわけではないということです。
なので、おそらくリシャフトしても簡単に改善するとは考えにくく、単純にクラブに対する慣れが不足している可能性が強いです。
アイアン型ユーティリティに対し、アイアンとウッド型ユーティリティの中間的なイメージを持っているためにうまく使えていない可能性があります。
アイアン型ユーティリティは意外にも独立した存在で、それ用の扱いがあります。
そこを理解するには、まずは球数をこなして慣れた方が良いように思います。
その後、調整の要求が出てきたらリシャフトなり調節なり行うと良いと考えます。
現時点の問題を解決するためにリシャフトを行うというのはあまり良い策ではないと経験から感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
いつも参考になるアドバイスありがとうございます
リシャフトのことでご相談があります
昨年思い切ってアイアン、UTクラブを変更しました
スリクソンのZ585のモ-ダス105Rに変更しました
U4,U3はスリクソンH65のNS PRO 980GHのSシャフトです
問題の5番アイアンは飛距離が落ちてるのでユ-ティリ-型の
U65でシャフトはU4、U3と同じです
ちなみに以前はのクラブスペックはU4、U3はダイナミックのLS300-S
アイアンはダイナミックゴ-ルトS200の2番手ずらし
5、6番アイアンはモ-ダス105Rです
全体的にやさしく軽めにしています(体力的に落ちてきたので)
ただ打てると思ったU65がなかなか打てません。ダフルかスライス
トップはありません
U4、U3は前回のクラブ同様な感じです
5番を通常のアイアンの流れにするか悩みましたが、飛距離の問題と
U4,U3のシャフトの流れを優先しました
そこでシャフトをモ-ダス105Rにリシャフトするか、それとも売却してH65の5番を購入か
悩んでいます
出来れはリシャフトで何とかならないかと思っていますが・・・
そもそもアイアン型ユ-ティリティ-が私には合わないのかも知れません
打ち方が違うとか...
その辺も合わせてご教授いただけたらと思います
よろしくお願いいたします」
【倉木真二の回答】
アイアン型ユーティリティの多くはウッド型ユーティリティ、また、やさしめのプロモデル(Z585など)あたりのアイアンよりもつかまりが弱い傾向が強いです。
原因は重心位置とライ角にあります。
簡単に言うとアイアン型ユーティリティはブレードが長いものが多いためネック軸周りの慣性モーメントが大きい、つまりヘッドがターンしにくいものが多いのでつかまりが悪くなります。
また、ウッド型ユーティリティのようにフェース面が湾曲しておらずアイアン同様平面のフェースなのでインパクト時のライ角とクラブのライ角を乖離させるデメリットがウッド型ユーティリティよりも大きくなります。
さらにフェース面が長いのでライ角のズレは違和感が強まる上に打点が不安定になります。
簡単に言うとウッド型ユーティリティでは有効なライ角をアップライトにしてボールのつかまりをよくするという方法がアイアン型ユーティリティでは行いにくいということです。
そういった要素が重なり、アイアン型ユーティリティはつかまりが弱い傾向にあります。
単純にウッド型ユーティリティとアイアンの中間的存在というわけではないということです。
なので、おそらくリシャフトしても簡単に改善するとは考えにくく、単純にクラブに対する慣れが不足している可能性が強いです。
アイアン型ユーティリティに対し、アイアンとウッド型ユーティリティの中間的なイメージを持っているためにうまく使えていない可能性があります。
アイアン型ユーティリティは意外にも独立した存在で、それ用の扱いがあります。
そこを理解するには、まずは球数をこなして慣れた方が良いように思います。
その後、調整の要求が出てきたらリシャフトなり調節なり行うと良いと考えます。
現時点の問題を解決するためにリシャフトを行うというのはあまり良い策ではないと経験から感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190325
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフトに関するご相談です
【読者様からの質問】
「倉木 様
いつもお世話になります。
先日、試打で島田ゴルフさんのK's8001というシャフトを
振りましたが独特の撓りでした。気になります。
10球ほど打っただけなので判断できませんが
どんな特性のシャフトか教えて下さい。
また、フォーティーンウェッジに付いてる
TS-114wと言うシャフトの特性も併せて教えて下さい。
ヘッドスピード44m/sほどです。
現在DG105を使用しています。
購入してから半年ほど経って後悔したくないので
よろしくお願い致します。
いつも助かってます。
ありがとうございます。」
【倉木真二の回答】
K's8001は手元が硬めな上に手元と先端の2箇所がしなるアイアン用スチールでは珍しい剛性の動きのある弾き系シャフトです。
ダウンでタメを作り、インパクトで先端が走るタイプで、シャフトが全てやってくれるという感覚に近い仕上がりです。
レジオフォーミュラMに近い剛性に仕上がっています。
非常に動きが忙しくシャープなシャフトという印象です。
DG105のような極めてシンプルな剛性とは大きく異なります。
DG105も非常に独特な剛性ですが実際の使用感はシンプルな粘り系元調子で手元が軟らかく先端がしっかりしている、というものです。
TS-114wは日本シャフトが考えるアプローチでも先端のしなりを感じ取れる剛性ということで良く見られる手元から先端に向かってなだらかに剛性が落ちる昔のアイアン用カーボンのような剛性です。
K's8001のシャープ、かつのたうつような剛性ではなくNS1150の粘りを弱くしたようなシンプルな剛性で、これもまたDG105とは大きく異なる性格です。
インパクトが点のタイプということでTS-114wとK's8001は一致しています。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木 様
いつもお世話になります。
先日、試打で島田ゴルフさんのK's8001というシャフトを
振りましたが独特の撓りでした。気になります。
10球ほど打っただけなので判断できませんが
どんな特性のシャフトか教えて下さい。
また、フォーティーンウェッジに付いてる
TS-114wと言うシャフトの特性も併せて教えて下さい。
ヘッドスピード44m/sほどです。
現在DG105を使用しています。
購入してから半年ほど経って後悔したくないので
よろしくお願い致します。
いつも助かってます。
ありがとうございます。」
【倉木真二の回答】
K's8001は手元が硬めな上に手元と先端の2箇所がしなるアイアン用スチールでは珍しい剛性の動きのある弾き系シャフトです。
ダウンでタメを作り、インパクトで先端が走るタイプで、シャフトが全てやってくれるという感覚に近い仕上がりです。
レジオフォーミュラMに近い剛性に仕上がっています。
非常に動きが忙しくシャープなシャフトという印象です。
DG105のような極めてシンプルな剛性とは大きく異なります。
DG105も非常に独特な剛性ですが実際の使用感はシンプルな粘り系元調子で手元が軟らかく先端がしっかりしている、というものです。
TS-114wは日本シャフトが考えるアプローチでも先端のしなりを感じ取れる剛性ということで良く見られる手元から先端に向かってなだらかに剛性が落ちる昔のアイアン用カーボンのような剛性です。
K's8001のシャープ、かつのたうつような剛性ではなくNS1150の粘りを弱くしたようなシンプルな剛性で、これもまたDG105とは大きく異なる性格です。
インパクトが点のタイプということでTS-114wとK's8001は一致しています。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190324
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: アイアンのライ角調整に関するご相談です
【読者様からの質問】
「アイアンのライ角度調整の件でお尋ねします。
ブログの閉鎖を知り、とても残念です。
わかりやすい良心的なご指導で、楽しみにしていたのですが、、
絶えず、知りたいことがあれば似たような質問の中で検索しています。
ただ、今後もサイトを残してくださるようで、感謝です。
以前は、アイアンのシャフトのアドバイスを頂き、ありがとうございました。
http://golfjyoutatu.seesaa.net/article/453332946.html
色々検討しましたが、遅ればせながらシャフト交換し、違うクラブのようになり、また今までとの弾道の違いに驚いています。
私は、ゴルフ歴15年以上、52歳、ハンディキャップ12です。
身長164センチ、体重65キロです。
持ち球は、ドローです。ショートアイアンの弾道は高いですが、ミドル以降、FW、UTは低い方です。
アイアンはスリクソンのZ765で、
変更前シャフトは、DG DST S200でしたが、
変更後シャフトは、モーダス 105 S となりました。
シャフトは、0.5㎝長く組んでもらったようです。
純正のライ角度は
7番 62.5度 5番 61度です。(カタログ値)
ライ角度を変更前は
7番 61.5度 5番 60.5度 (0.5度ピッチ)
ライ角度を変更後は、
7番 61.0度 5番 60.0度 (0.5度ピッチ)
と0.5度フラットにしてしまいました。
クラフトマンからは、ちょっと様子を見てから、また調整が必要なら、言ってくださいと言われています。
1. このままでいいのか、(身長からして)
2.様子見て右に行くようなら調整するのか、
3.元通り、0.5度アップライトにするのか、、ご指導お願いします。
現在のセッティングは
ドライバー PING G400SFT 10.0度 シャフト ALTA JCB S
3W、5W M4 GT6S
3U(19度) M4 MCI 80S
4U(22度) M4 MCI 80S
5I~P スリクソンZ765 モーダス105 S
W
52度バンス8度 タイトリスト SM7 DGS200
58度バンス12度 タイトリスト SM6 DGS200
となります。
あんまし、ちょこちょこライ角を0.5度ですが、
行ったり来たり調整しないほうが、いいでしょうか。
調整するなら、3回目となりますが、、」
【倉木真二の回答】
ショートアイアンの弾道が高くロングアイアンの弾道が低い場合、インサイドアウト軌道が強めでクラブヘッド入射角がレベルブローに近い可能性が高いです。
このようなスイングタイプの場合、バックスピン量が少なめで打ち出し角度が少し大きめになる傾向にあります。
長い番手のアイアンはある程度クラブヘッド入射角が地面に対して鋭くならないとバックスピン量が増えず(具体的にはスピンロフトが減少すると言います)揚力不足で弾道が低くなります。
弾道は低いのですが意外にも打ち出し角度は高めになっています。
このスイングタイプはスイングプレーンがフラットになりやすいので、それを考慮してもアイアンのライ角は少しフラットの方が良いです。
なので5番で60、7番で61度でも十分良いと考えます。
5mm(厳密には0.25インチ長くしたのだと思いますが。0.25インチで概ね6mm)長くしたということなので尚更フラットの方が良いです。
0.25インチではライ角に対する影響度として大したインパクトはありませんが。
スイングタイプ、身長、クラブの長さ、などを考慮しても5番60度で全く問題ありません。
ライ角の調整を頻繁に行うと特にメッキにシワがよりやすくなります。
打球に影響を及ぼすほどの強度の低下や折れる心配などはまず発生しませんから安心してください。
想像以上にネックをぐにゃぐにゃに頻繁に曲げたとしても全く影響は出ません。
ボールを打ち続けることでライ角、ロフト角が変わることもありません。
20度くらいネックを曲げても折れません。
ブログは閉鎖と言ってもまだまだ年内は活動は続きますから、ぜひまた質問してください。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「アイアンのライ角度調整の件でお尋ねします。
ブログの閉鎖を知り、とても残念です。
わかりやすい良心的なご指導で、楽しみにしていたのですが、、
絶えず、知りたいことがあれば似たような質問の中で検索しています。
ただ、今後もサイトを残してくださるようで、感謝です。
以前は、アイアンのシャフトのアドバイスを頂き、ありがとうございました。
http://golfjyoutatu.seesaa.net/article/453332946.html
色々検討しましたが、遅ればせながらシャフト交換し、違うクラブのようになり、また今までとの弾道の違いに驚いています。
私は、ゴルフ歴15年以上、52歳、ハンディキャップ12です。
身長164センチ、体重65キロです。
持ち球は、ドローです。ショートアイアンの弾道は高いですが、ミドル以降、FW、UTは低い方です。
アイアンはスリクソンのZ765で、
変更前シャフトは、DG DST S200でしたが、
変更後シャフトは、モーダス 105 S となりました。
シャフトは、0.5㎝長く組んでもらったようです。
純正のライ角度は
7番 62.5度 5番 61度です。(カタログ値)
ライ角度を変更前は
7番 61.5度 5番 60.5度 (0.5度ピッチ)
ライ角度を変更後は、
7番 61.0度 5番 60.0度 (0.5度ピッチ)
と0.5度フラットにしてしまいました。
クラフトマンからは、ちょっと様子を見てから、また調整が必要なら、言ってくださいと言われています。
1. このままでいいのか、(身長からして)
2.様子見て右に行くようなら調整するのか、
3.元通り、0.5度アップライトにするのか、、ご指導お願いします。
現在のセッティングは
ドライバー PING G400SFT 10.0度 シャフト ALTA JCB S
3W、5W M4 GT6S
3U(19度) M4 MCI 80S
4U(22度) M4 MCI 80S
5I~P スリクソンZ765 モーダス105 S
W
52度バンス8度 タイトリスト SM7 DGS200
58度バンス12度 タイトリスト SM6 DGS200
となります。
あんまし、ちょこちょこライ角を0.5度ですが、
行ったり来たり調整しないほうが、いいでしょうか。
調整するなら、3回目となりますが、、」
【倉木真二の回答】
ショートアイアンの弾道が高くロングアイアンの弾道が低い場合、インサイドアウト軌道が強めでクラブヘッド入射角がレベルブローに近い可能性が高いです。
このようなスイングタイプの場合、バックスピン量が少なめで打ち出し角度が少し大きめになる傾向にあります。
長い番手のアイアンはある程度クラブヘッド入射角が地面に対して鋭くならないとバックスピン量が増えず(具体的にはスピンロフトが減少すると言います)揚力不足で弾道が低くなります。
弾道は低いのですが意外にも打ち出し角度は高めになっています。
このスイングタイプはスイングプレーンがフラットになりやすいので、それを考慮してもアイアンのライ角は少しフラットの方が良いです。
なので5番で60、7番で61度でも十分良いと考えます。
5mm(厳密には0.25インチ長くしたのだと思いますが。0.25インチで概ね6mm)長くしたということなので尚更フラットの方が良いです。
0.25インチではライ角に対する影響度として大したインパクトはありませんが。
スイングタイプ、身長、クラブの長さ、などを考慮しても5番60度で全く問題ありません。
ライ角の調整を頻繁に行うと特にメッキにシワがよりやすくなります。
打球に影響を及ぼすほどの強度の低下や折れる心配などはまず発生しませんから安心してください。
想像以上にネックをぐにゃぐにゃに頻繁に曲げたとしても全く影響は出ません。
ボールを打ち続けることでライ角、ロフト角が変わることもありません。
20度くらいネックを曲げても折れません。
ブログは閉鎖と言ってもまだまだ年内は活動は続きますから、ぜひまた質問してください。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
20190317
元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフト選びのご相談です
【読者様からの質問】
「倉木様
いつもありがとうございます!
先日アイアンの鉛の件でご相談お願いした者です。
結局アイアンは貼るのはやめました。
ドライバーのシャフトの件でご相談したいのですが、よろしくお願い致します。
今回エピックフラッシュのドライバーを購入してシャフトはエボ4 569Sにしました。
ヘッドスピード43あたりです。
ウエイトはフェードにしておかないとフックになってしまいます。
エボ4はとても振りやすく距離もでるのですが体がまわってくると少し柔らかくも感じます。
そこで夏用にシャフトを今流行りのテンセイプロオレンジを考えているのですがどのくらいのスペックが良いでしょうか?
それか素直にエボ4の661Sあたりのが間違いないのでしょうか?
何度もすいません、よろしくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
ヘッドスピード43m/sで硬めに感じるものが良いのであれば60Sが妥当です。
エボ4の661にすると569よりも剛性は上がるのですが、重量が増しますので相対的に軟らかく感じる可能性はあります。
同じ剛性の場合、重量が大きい方が軟らかく感じるようになるためです。
TENSEI CK Pro Orangeにすると先端が硬めの弾き系剛性なので硬さは感じるようになりますが、確実に569、661よりも弾道は低くなります。
また、フック防止にも有効になります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
いつもありがとうございます!
先日アイアンの鉛の件でご相談お願いした者です。
結局アイアンは貼るのはやめました。
ドライバーのシャフトの件でご相談したいのですが、よろしくお願い致します。
今回エピックフラッシュのドライバーを購入してシャフトはエボ4 569Sにしました。
ヘッドスピード43あたりです。
ウエイトはフェードにしておかないとフックになってしまいます。
エボ4はとても振りやすく距離もでるのですが体がまわってくると少し柔らかくも感じます。
そこで夏用にシャフトを今流行りのテンセイプロオレンジを考えているのですがどのくらいのスペックが良いでしょうか?
それか素直にエボ4の661Sあたりのが間違いないのでしょうか?
何度もすいません、よろしくお願い致します。」
【倉木真二の回答】
ヘッドスピード43m/sで硬めに感じるものが良いのであれば60Sが妥当です。
エボ4の661にすると569よりも剛性は上がるのですが、重量が増しますので相対的に軟らかく感じる可能性はあります。
同じ剛性の場合、重量が大きい方が軟らかく感じるようになるためです。
TENSEI CK Pro Orangeにすると先端が硬めの弾き系剛性なので硬さは感じるようになりますが、確実に569、661よりも弾道は低くなります。
また、フック防止にも有効になります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
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