20190417

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: ネックのウエイトと飛ぶシャフトに関するご相談です

【読者様からの質問】
「近々引退されるとのこと。
参考にさせて頂いておりましたので、残念ですが、お疲れ様でございました。
私はクラブ組み立ても趣味で行なっておりますが、聞くところによれば、アイアンのホーゼルの中にバランス調節の重りを入れるのは良く無いとのこと。
フェース裏面に鉛テープを貼るのが良いと聞きます。
この正否はいかほどでしょうか。
また、本当に飛ぶシャフト、というものはあるのでしょうか。
お答えいただけますと幸甚です。」



【倉木真二の回答】
ざっくり言うとネックの中にウエイトを入れてスイングバランスの調整をしても問題ありません。
ネック内にウエイトを入れると良く無い、というのは重心がズレるとかそういった類の事が主な理由です。
世界一高精度な鍛造アイアンヘッド(つまりネックの長さが正確)なメーカーの同モデルヘッドの同番手を私は200個所有しておりまして、(アイアンシャフト試打用として)フェース面上の重心位置を測定した所、個体差は1.5mm程度有りました。
ヘッド重量にばらつきがありましたので

1.ネックにウエイトを入れる
2.バックフェースに鉛を貼る

という方法で全番手のヘッド重量を同じにした所誤差の範囲は変化は有意差無しです。
論理的に考えても実際に計測してもネック内にウエイトを入れてバランスを調整するという行為は基本的に問題ないのです。
これについては本当に色々と主張がありますが今後ずっと気にしなくて良いです。
とある有名地クラブメーカーのカリスマ研磨職人が「ネックにウエイトを入れると良くない」と言い出したことも追い風になりこのようなことが言われるようになりましたが誰が言おうと論理的にも検証としても不十分なのです。
なのでそのような細かいことは気にしなくても大丈夫です。

絶対的に飛ぶシャフトというものはありません。
ただし飛ぶ弾道というものはあります。
簡単に言うとバックスピン量が多すぎて飛距離ロスしているのであれば硬めにすればバックスピン量が減少して飛距離アップすることはあります。
これはかなり大雑把なので実際にはもう少し細かく考えなければなりません。
バックスピン量が多いと言ってもスイング、ヘッド、つかまりなどによって原因は様々です。
原因に最も効果的な方法を行うとか、目的によって変化します。
スイングを調整するか、クラブでしっかり対応するか、ということも理解する必要があります。
リシャフトは幅広い知識が必要なので本来はスイング、クラブ、両面の専門的な知識が必要になります。
しかし一般的なゴルファーにはそこまでの知識はありませんから闇雲に色々なシャフトを試すということにならざるを得ません。
うまく行ったと思ってもその根本の理由が分からないのでヘッドやスイングが変化したら以前と違う結果になってしまいます。
なので結局はしっかりとフィッティングすることが大事ですが、スイング、クラブ、両面の知識があるフィッターに診てもらうことが大事です。
絶対的に飛ぶシャフトとか飛ぶヘッドというものを求めるのは幻想なのでそうした考えは早めに改めた方が大きな出費を重ねずに済みます」


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