他のスポーツではわかりませんが
ゴルフスイングにとっての『リリース』の意味は
決して手首ではなく、利き腕の肘
右打ちの人の右ひじの伸ばし~右腕の伸ばし のコトを指します。
ハミングバードでは その『リリース』のことを
「刷毛塗り」と言う言葉で表現してきましたが、
二つはほぼ同じモノで
アマチュアゴルファーが からだを痛めず、
楽しいゴルフをするのには ココを理解し、抑えれば
もしかすると 十分かもしれない程 大切な部分です。
リリース(刷毛塗)を間違って覚えてしまうと
〇遠くに飛ばすコト においても
〇ショットを安定させるコト においても
非常に不利/不安定になります。
ショットにおいて
▼ヘッドが横に回転する~フェースの向きが激しく変わる
▼ヘッドが縦に回転する~ロフトが激しく変化する
この二つは 方向性が安定しない のはわかると思いますが
この激しい挙動の変化は ボールの不必要な回転を増やし
距離を無駄に損してしまいます。
そして これらは 手先 の挙動・動作に思われがちですが
ヘッドを横に回転させるのも、縦に回転させるのも
どちらも 肩まわり、そして体の姿勢が造るもの ですから
そのヘッドの挙動通り、 いえ 、体の姿勢の変化通り
ヘッドが動くのです。
(その手先の動きを造るための体の姿勢を取る というコトです)
最近、巷で行われているスイングを見ると
ヘッドターンを縦方向・あおり方向にする風潮が強いです。
それは からだの姿勢にはっきり表れ、
アドレス時の前傾姿勢や腰のラインに比べると
はっきりと傾きの違う 肩ラインに出ています。
……腰とか首とか痛くならないんですかねー
✋若い、頑丈な、もしくは痛みに強い人でしたら
どうぞご自由にですが、日本の平均的なゴルファー
60歳以上の人にとっては 無理難題 になりますから
マネはしない方が良いと思います。
何回かのシリーズに分けて 書いていきますが、
リリース(刷毛塗)を覚えていくことが
アプローチ、パッティングからドライバーまで
とても楽になっていくと思います。
また このリリース(刷毛塗)を理解すると
スイング全体、この「リリース」を行うためのモノ
行うための動作、準備というのが 造り易くなりますから
スイング造りの基礎に成り得ると思います。
このリリース(刷毛塗)には
〇飛ばすコトと安定させるコト
〇飛ばすコトと真っ直ぐ行かせるコト
〇ドライバーショットとアプローチショットが共有のモノ
〇飛ばすショットと飛ばさないショットが共有のモノ
という概念が内包されていますから
ココの部分を抑えるだけで ゴルフはぐっと楽になると思いますよ
✋次のセミナーのメインテーマになるかも…ですね
その リリースは アプローチそのものではなく
8番アイアンあたりを使った アプローチの距離 で
十分覚えることが可能です。
これを覚えることによって すぐに
アプローチの方向性、正しい意味でのライン出し、
劇的なミスの軽減 が出来るようになると思います。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります